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北の旅人

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞:山口洋子、作曲:弦哲也、唄:石原裕次郎

1 たどりついたら 岬のはずれ
  赤い灯(ひ)が点(つ)く ぽつりとひとつ
  いまでもあなたを 待ってると
  いとしいおまえの 呼ぶ声が
  俺の背中で 潮風(かぜ)になる
  夜の釧路は 雨になるだろう

2 ふるい酒場で 噂をきいた
  窓のむこうは 木枯まじり
  半年まえまで 居たという
  泣きぐせ 酒ぐせ 泪(なみだ)ぐせ
  どこへ去(い)ったか 細い影
  夜の函館 霧がつらすぎる

3 空でちぎれる あの汽笛さえ
  泣いて別れる さい果て港
  いちどはこの手に 抱きしめて
  泣かせてやりたい 思いきり
  消えぬ面影 たずねびと
  夜の小樽は 雪が肩に舞う

《蛇足》 石原裕次郎は昭和62年(1987)7月17日、入院中の慶應義塾大学病院で死去。この曲はその翌月にリリースされ、彼の最後のヒット曲となりました。

 レコーディングは闘病中に行われたはずですが、少しも衰えを感じさせず、最盛期と同じ艶のある歌声を聞かせてくれます。

(二木紘三)

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コメント

この歌をきくと裕次郎の姿が脳裏に浮かぶと同時に、己自身が主人公になりスクリーンの中で何故か演じてるのです。
 ただ、違うのは彼のシェルエットでなく見るに耐えない自分の姿です。
いまさらながら良いですね、この歌は!!
さて、今宵もグラス片手にPCの前で歌いながら乾杯をしましょう。

投稿: 益子   良夫 | 2007年9月24日 (月) 19時05分

10何年か前、近所の居酒屋の飲み仲間15人位で北海道へ行き小樽の
裕次郎記念館に行く途中のバスの中でカラオケでこの歌を歌った時、バスガイドさんが裕ちゃんと間違へました。自分でも似ていると思っていましたが、嬉しかった思い出があります。その数年後、喉頭がんになり声を
殆ど失い、今では病気前に吹き込んだ裕ちゃんの歌を自己満足しながら
聞いています。昭和17年生まれの私には裕ちゃんとひばりちゃんの歌の
数々に懐かしくも切ない思い出がいっぱいあります。

投稿: 過去捨て人 | 2008年1月25日 (金) 15時43分

nosmoking脳天気な夫が何故か好きな歌なので聴いてみました。
こんな淋しい歌がどうして好きなんでしょうねぇ?
何も言わないけど男の人の胸の内にはつら-い気持ちが詰まっているんでしょうかね?
裕ちゃんのようなカリスマ性を持った人と言うのはナカナカ現れないんでしょうねぇ?

投稿: sunday | 2008年4月20日 (日) 07時42分

裕次郎さんが唄う歌は大好きです。
特に主張するでもなく、特に悲しみや淋しさを訴えるのでもなく、低い抑えたような声で、淡々と唄う歌は、聴いているほうで切ない気持ちを味わっています。

札幌・小樽と行きましたが、裕次郎さんは小樽が似合うと思いました。

また、思い出としては退職後間もなく不治の病に罹った主人は病名を知らされる事も無く、希望を持って闘病生活していました。
一時退院の時、福岡県の有名な温泉に旅をして泊まった旅館の部屋が、「この部屋は裕次郎さんと三枝さんが泊まりました」と教えられました。
何だかお二人にあやかって、ほのぼのした気分を味わったことが思い出されます。

他人の私でさえ歌を聴き歌声を思い出すとき切ない気持ちになりますが、奥様はより以上に切ない気持ちになれれるのでは・・・と思い案じています。

投稿: 香西 千鶴 | 2008年5月22日 (木) 23時23分

消えぬ面影 追い求め たどり着いたら 最果て港  遥々遠く 来たものだ 冷たい雨も 雪になる  なぜか身に染むこころ唄
いつ聴いても いい歌ですね

投稿: 演歌の花道 | 2009年5月12日 (火) 15時45分

ギター教室の発表会で近々この歌を弾き語りで歌います。この歌は以前から好きでカラオケでよく歌っていました。

3年ほど前、最愛の一人娘が結婚して近くにいたのですが1歳の孫を連れて旦那の故郷の北海道に移ってしまい、いまだに夫婦でやるせない気持ちでいます。最初は札幌だったのですが最近は転勤で釧路・・・・なぜかオーバーラップして・・・

あまり感情移入しちゃうと歌えなくなるかな。

投稿: レオナルド | 2009年6月12日 (金) 11時35分

「北の旅人」のエピソードです。
 ハワイで療養していたときに、現地に機材を持ち込みレコーディング。芸能生活30周年のアルバム企画の一環として、そのときオケ録(オーケストラ録音)が終わっていた「わが人生に悔いなし」「おれの人生」が第1弾としてレコーディングされた。長い間シングル盤を発売していなかったので、先行して昭和62(1987)年4月21日発売する予定だった。アルバム企画とは別に「北の旅人」「想い出はアカシア」もレコーディング。病状が悪化し帰国して、発売の前日緊急再入院となったが、予定通り発売された。テイチクは稼がせてもらったのに、ちゃっかり追悼盤をレコーディングしていたと非難轟々だったが、テイチクの関係者は癌で危ないことを知らされていなかった。
 「北の旅人」「想い出はアカシア」については、ディレクターは発売に反対したが、死後、ファンからほかにレコーディングしたものがあればぜひ発売してほしいとの要望が殺到し、8月にリリースされた。
 芸能生活30周年のアルバムには、ニューミュージック系の人たちにも作曲を依頼していた様子で、健在であったらいいアルバムができたのではないかと思います。残念です。……高柳六郎「石原裕次郎 歌伝説」(現代教養文庫)より

投稿: Dr.Unchiku | 2009年10月29日 (木) 18時43分

ほんとですね。
石原裕次郎さんの「わが人生に悔いなし」と、
美空ひばりさんの「川の流れのように」
どうしてこんな歌を作られたのかなぁ・・と思っていました。

投稿: なち | 2009年10月29日 (木) 19時42分

裕ちゃんが晩年、ハワイの別荘で歌くらいなら(仕事できる)と吹き込んだのですが、通してうまく歌えず、良く歌えた部分をつないでレコード化した、と聞いております。

投稿: 藤村大蔵 | 2009年11月 1日 (日) 21時34分

大蔵さん 誰から聞いたのでしょうか?

投稿: 小蔵 | 2009年11月 3日 (火) 16時14分

〔コメントの投稿について〕
4. 曲の成り立ちや作詞・作曲者、歌手等について、根拠の曖昧なコメントはご遠慮ください。

ということですので、藤村大蔵氏に情報源を伺いたいと存じます。よろしく!!

投稿: 中蔵 | 2009年11月15日 (日) 16時17分

二木先生の演奏最高です。情感がたまらなく高まるのは私だけでしょうか?

投稿: 夏橙 | 2012年6月23日 (土) 20時41分

裕次郎は若い頃から好きにはなれませんでしたが、なぜか彼の歌には惹かれるものが多い。69歳。

投稿: jiro.sakata | 2012年6月25日 (月) 17時06分

この歌を聞くたびに北海道のこと、北の国のことを
しみじみと思い出します。釧路→小樽→函館と
本当に美しい思い出があふれてきます。

投稿: 山中道宏 | 2012年11月 6日 (火) 21時56分

 裕次郎の歌ですが、テレサテンで聞くのもさらにいいですね。アジアの歌姫の声、澄みわたってすばらしい。ベトナムに住んでいるせいかもしれません。
 今日は、旧正月の元日です。夜になって、越し方、行く末をぼんやり考えながら、二木先生の曲でくりかえし聴いています。人生の旅路、長々と歩いてきたなあと思いながら。

投稿: 久保 稔 | 2014年1月31日 (金) 23時09分

石原裕次郎の昭和30~40年代の代表的ヒット曲は、独断と偏見で言えば、萩原四朗-上原賢六コンビの『赤いハンカチ』『夕陽の丘』、石巻宗一郎-バッキー白片コンビの『俺はお前に弱いんだ』、浜口庫之助(作詞作曲)の『夜霧よ今夜もありがとう』あたりかと・・・。
二木先生の解説の繰り返しで申し訳ないですが、『北の旅人』は山口洋子-弦哲也コンビによる最初で最後のヒット曲であり、歌手出身の弦哲也が作曲家になって最初に内藤国雄『おゆき』でヒットを飛ばしたということからも、唄うのが同じ裕次郎でも上記ヒット曲(昭和30~40年代)とは違った味わいがあるんではないかと思う今日この頃です。

投稿: 焼酎百代 | 2014年10月 5日 (日) 20時23分

年とともにカラオケで歌える曲が、少なくなってくる。
自分の音域が,だんだん狭くなっていくのがわかる。
さびしいかぎりだ。
この歌だけは、持ち歌として死守したい。
歌詞も良いが、メロデイもいい。
出だしの
 ♪ たどりーーついたらー みさきーーのはずれー
カラオケ教室の先生によれば、「たどりーーついたらー」は、息つぎをしてはいけないそうだ。
なるほど、ひと息で歌ったほうが、たしかによくなる。
でも苦しいな~、息が続かない、年のせいだ。
いやいや、何でもかんでも、年のにせいにしてはいけない。すべて、レッスンしだいです。

投稿: 赤胴鈴之助だ! | 2015年9月22日 (火) 13時58分

とても好きな歌ですが、裕ちゃんの低音が出せず、どうしても歌えませんでした、このカラオケを聞いて低音を気にしないで歌えそうです。

投稿: 甲田成二 | 2016年3月10日 (木) 12時16分

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