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浮草の旅

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞・作曲:鳥取春陽

1 三年(みとせ)の昔 故郷を出(い)でて
  旅から旅へと さすらう吾が身

2 昨日は東 今日また西に
  行衛(ゆくえ)定めず 浮草の如(ごと)

3 流れ流れて 落ち行く先は
  何処(いずこ)の国やら 果てさえ知れず


《蛇足》
大正から昭和初期にかけて活躍した演歌師・鳥取春陽の初期の作品。
 春陽は17歳
(大正6年=1917)ぐらいから曲作りを始めたと伝えられているので、おそらく大正6、7年あたりの作品ではないかと思われます。

 彼は14歳のとき、家出同様に上京して街頭演歌師になり、東京と大阪を行き来しながら演奏活動を行ったので、この歌詞は自分のことを歌ったものと考えてよさそうです。昭和7年(1932)1月16日、31歳で没。

 この曲は戦後、新しい歌詞がつけられ、『シーハイルの歌』として歌声喫茶などで愛唱されました。

(二木紘三)

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コメント

「シーハイルの歌」って、もともとは大正時代に日本人がつくった「浮草の旅」という歌だったんですね。初めて知りました。これも二木さんの、このサイトの嬉しいところです。また教えて下さい。

投稿: 藤村大蔵 | 2009年5月16日 (土) 12時47分

「籠の鳥」の作曲者の鳥取春陽(とっとり しゅんよう)は、岩手県新里村(現在は合併して宮古市)出身なのです。
新里村は山奥の村でして
JR山田線
腹帯駅・茂市駅・蟇目駅
JR岩泉線なら
岩手刈屋駅・中里駅・岩手和井内駅・押角駅
などの駅があります。
盛岡駅から宮古行きの山田線に乗って、茂市駅で乗り換えて、岩泉(竜泉洞のあるところ)に行く列車を利用します。
道路もあるが車のすれ違えないような狭い道で、冬の自動車交通は厳しいから、鉄道が優先されている地域なのです。
こんな山の中から
どうやって鳥取春陽は盛岡まで出てきて、東北線に乗って東京に向かったのか。
そのころは、まだ山田線がなかったから。原敬の政友会は選挙対策で地方鉄道建設政策をとった。
たぶん、宮古街道ではなく、岩泉街道(南部牛追い歌で有名な牛方の道)を通ったのではないかと推定する人もいます。

投稿: みやもと | 2010年6月 5日 (土) 19時27分

二木様。歌えませんがいい曲ですね。歌いたいです。東京の灯、寒太郎大好きです。ところで、
「流れの、流れの、浮き草の~、身の上なんぞは聞かぬもの~、聞けば????」という歌をご存じありませんか。50年程前にラジオで聞いていた歌です。
メロディは判り歌えるのですが、どういう歌か誰が歌っているのか(女性)ずーと探していますが、判りません。原曲を(レコードでもテープでもいいから)欲しく聞きたいのです。もしお判りなら教えてください。090-2008-1165お願いします。ヤフー知恵袋でも、返事なく、ずーと探しています。どうぞよろしくお願いします。3/4

投稿: 谷口 章 | 2011年3月 4日 (金) 10時08分

二木紘三のうた物語のフアンでうれしい時、悲しい時、さびしい時、いつもお世話になっています。
谷口章様、インターネット上の(midomi)というソフトをご存知ですか。メロディをご存知でしたら一度検索したら如何ですか。ちなみに歌詞ではヒットしませんでした。良い結果が出ますように

投稿: 梶山 博孝 | 2011年3月13日 (日) 02時50分

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