別れの曲
(C) Sequenced by 二木紘三 |
日本語詞1:堀内敬三 春の日 そよ風 |
日本語詞2:水口幸子 花深きこの庭 |
《蛇足》 1829年~1832年に書かれた『作品10のエチュード(練習曲)集』12曲のうち、3番目の曲(エチュード第3番ホ長調op.10-3)。
12曲のうちでも、最も叙情的で美しく、知名度・人気がとりわけ高い名曲です。ショパン自身、「私はこれほど美しい旋律を書いたことがない」とフランツ・リストに言ったと伝えられています。
『別れの曲』という題名は、作曲者によるものではなく、日本でつけられた題名です。
昭和10年(1935)、『La Chanson de L’Adieu(別れの歌)』というフランス映画が日本で公開され、大ヒットしました。フォン・ボルファリ監督作品で、ヨーロッパでの公開は、前年の1934年。
ショパンの初恋の人コンスタンチア・グワドコフスカとの悲しい別れを描いたこの映画では、劇中『エチュード第3番ホ長調op.10-3』が流れ、多くの観客に強い印象を与えました。
ここから、日本ではこのエチュードが『別れの曲』と呼ばれるようになったと言われます。
なお、フォン・ボルファリ監督は1931年、同じ物語をドイツで『Abschiedswalzer(別れのワルツ)』として制作してしています(日本未公開)。
写真はショパンの生家の庭にある銅像です。
(二木紘三)
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コメント
何時も楽しませてもらっています ほかのDTMも聞きますが なんと言っても先生の曲が最高です その流麗さは比べ物がありません 特に前奏・間奏等が目立って主メロディが埋もれがちな他の作品に比べ 主メロディを浮き立たせる前奏・間奏の技で カラオケ好きには楽しめます どうぞ何時までもお元気でよい曲をお聞かせください Y.N
投稿: Y.N | 2008年2月26日 (火) 18時43分
昭和22年(1947)清水高等商船校の学生寮で、級友が姉さんから習ったと言うこの歌を合唱しました。
「過ぎにし春の日、若草萌ゆる野に、君よ、共に語りし言葉。
思い出の溢るる、彼の日を。(中略)
誓いしその声、み空に駆け行き、果敢(はか)なきみ姿や、
永遠(とわ)にぞ、忘れずや、若き日の夢。」
投稿: 末廣照男 | 2008年5月 9日 (金) 19時17分
映画『別れの曲』は昭10年の日本公開だったのですか。私が高一だった昭39年、音楽の女性先生が若いころこの映画を見た感動を熱く語っていました。ショパンを演じた俳優がすてきだったと。大学一年だった昭42年、英語の先生が若いころ見た『未完成交響楽』で受けた感動を語っていました。トーキーになって間もないころで、映画の中でシューベルトの名曲の数々をふんだんに味わうことができたと。私自身はまだビデオ時代に入る前に、NHKの教育テレビで『会議は踊る』などとともにこれらを見たことがあります。
投稿: 乙女座男 | 2008年8月31日 (日) 23時45分
昭和24年私が19歳の頃、大倉経済専門学校の学生寮で覚えた詩は、記憶は定かでありませんが次のようでした。
「別れ行く 今宵よ 星よせめて輝け やさしく
また会い見る日はいつ 我知らず
すべては捧げん 変わることなき心 このうた
あふるる涙に今なお偲ぶは
君と在りしあの日頃の 忘るまじ 花の君
匂えるいとしの面(おも)わよーー」
78歳になった今も、週一度は大きな声で歌っています。
投稿: 湯澤甲雄 | 2008年12月15日 (月) 16時18分