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別れのタンゴ

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞:藤浦 洸、作曲:万城目正、唄:高峰三枝子

1 別れの言葉は 小雨の花か
  さようならと 濡れて散る
  あつい情けに 泣いたあの夜も
  はかない ひと夜の露か

2 あふるる涙に 夜空がうつる
  さようならと 流れ星
  恋のアルバム ひとり開けば
  わびしや まぶたは曇る

3 あの日の言葉を ひそめて抱いて
  さようならと また歌う
  恋のなごりに 胸をやく身の
  いとしや 別れのタンゴ

《蛇足》 昭和24年(1949)公開の松竹映画『別れのタンゴ』(佐々木康監督)の主題歌。スターを目指す歌手(高峰三枝子)とその婚約者(佐分利信)、指に戦傷を負ったかつての名ヴァイオリニスト(若原雅夫)とその恋人(高杉妙子)による恋のクァドリール。

 写真はデビュー間もないころの高峰三枝子。

(注:クァドリール〈quadrille〉はカドリールとも書く。男性2人と女性2人が1組になり、方形を作って踊る。フランスで発生した宮廷ダンスで、世界中に広まり、鹿鳴館でも盛んに踊られた。その音楽はジャズにも取り入れられている。――質問がありましたので、書きました。)

(二木紘三)

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コメント

懐かしいメロディーを聴いていると癒しと気分転換になります。

投稿: 高木ひろ子 | 2007年8月31日 (金) 07時17分

85才、癒しを感じます。

投稿: 山本 潔 | 2007年8月31日 (金) 20時00分

歌う女優としての高峰三枝子はよく知られていますが、お父さんは有名な筑前琵琶の宗匠『高峰筑風』であることはNHKラジオの『父の芸風を語る』という生番組に本人出演で聞くまで知りませんでした。父の和風の音感が娘の洋風にみごとに伝わったのだろうと、トーク番組を聞きながら思いました。昭和51年頃のラジオ番組でしたが・・・。

投稿: 乙女座男 | 2007年12月 8日 (土) 01時44分

高峰三枝子は吉永小百合の母親役でスクリーンでお見かけし
ただけですが、これだけの名曲を残されたのだから、歌える
女優として評価は高かったでしょう。

投稿: M.U | 2008年7月11日 (金) 12時24分

家内と一緒に社交ダンスを習っていますが、この曲は
哀愁があり、タンゴがうまく踊れるような気がします。
ワルツを踊るなら同じく高峰三枝子が歌っている「水色のワルツ」です。

投稿: 荻原 敏章 | 2008年11月26日 (水) 12時40分

ワルツ、タンゴ、ブルース等若い頃やる機会は沢山ありましたが、食わず嫌いで終わってしまいました。今でも
出来るのはフォークダンスだけです。

投稿: 海道 | 2010年7月13日 (火) 08時03分

久し振りの投稿です。
私は、昭和初期の女性歌手の中で一番手に浮かぶのが「高峰三枝子」さんです。
お顔の表情の優しさと伸びのある心温まる歌声にいつも心が和んでいます。
毎日の仕事を終え、晩酌「芋焼酎」で一日を振り返り、「うた物語」に集う皆さんの素敵なコメントを拝読するのが日課になり、パソコンにスイッチON・・・「別れのタンゴ」に目が留まりクリック・・・流れてきたのが🎵哀愁漂うタンゴのリズム🎶・・・独身時代、ダンス教授所に日参していた頃を懐かしく想い出しています。
まだまだ若いので、(後期高齢者でも心は青年のつもり)ダンスに再挑戦したいと思ってる今日この頃です。
いつもながら二木楽団の素晴らしい演奏に酔いしれます。
ありがとございます。

投稿: 一章 | 2017年3月17日 (金) 22時05分

若い時の別れはそれが永遠の別れになると思ったことはありませんでした。でも本当に永遠の別れになってしまうことのほうが多いのですね。いつか会えると思っていたのにそのままになってしまう人の多い事に年を取ってから気が付きました。「もう会えない」と思うと愛しさが胸に広がります。別れの言葉が掛けられた人はただ一人「あなた顔を忘れないように」と見つめ合ったのに歳月は無常です。その時の顔が思い出せないのです。その人の目に光った涙だけは忘れないでいます。でも別れの哀しさは切ないロマンも伴ってきます。少し気持ちが若やいできます。幸せな事かもしれません。

投稿: ハコベの花 | 2017年10月31日 (火) 20時44分

今夜は 久しぶりにロマンチックなタンゴのメロデイーに乗せて「ハコベの花」さんワールドに浸ってみたい心境です。
「別れのタンゴ」「高原の旅情」「湖畔の宿」と、いずれも好きでよく口ずさんだりしますが、こんな夜更けに一人静かに聞き入っていると、哀愁胸に迫り来て・・本当に切なくなって当分寝られなくなってしまいそうです。
それにしても、いつも思うことですが、決して長くない否、むしろ物足りないくらいの短い歌詩のなかに、ありったけの想いを込め、聞く人をして感動させ心を揺さぶるようなこんな歌こそ、いつまでも歌い継がれていって欲しいものだと思います。

あふるる涙に 夜空がうつる
さようならと 流れ星
恋のアルバム ひとり開けば
わびしや まぶたは曇る

この2番の歌詞が、今の心境に一番ぴったりです。
50年以上も前に、お互いに求め合っていたにも拘わらず“やむにやまれず別れたあの切ない思い出“が、まるで昨日のことのように胸に迫ってくるようです。

わびしや~まぶたは曇る~。布団をかぶって寝ます。

投稿: あこがれ | 2017年11月 1日 (水) 01時01分

あこがれ様
私はどうしようもない哀しみに襲われるとき、いつも福永の『草の花』を読みます。「人は年齢を重ねるに従って、哀しい事のみを残して昔の楽しかったこと、美しかったことを次第に忘れて行くのではないでしょうか」という千恵子の手紙を読み返します。別れた人が幸せに暮らして居られることを祈る事しかできません。哀しいことに出合う度にいたわり慰めることが出来ればいいのですが、それは出来ません。お相手もきっとあなたの幸せを祈ってくれているのではないかと思います。私はそう思って暮らしています。それが何にも代えがたい素晴らしい恋なのではないでしょうか。

投稿: ハコベの花 | 2017年11月 1日 (水) 17時19分

 作者は初めから高峰三枝子のために作った唄だと聞いてますが、さすが、この歌手にピッタリですね。
 別れの歌にはブルースありタンゴありですが、出逢いの初めから先を達観しているような出だしで始まる『別れの磯千鳥』(近江俊郎唄“逢うは別れの始めとは”)のジャンルは何なんでしょうか。

投稿: 槃特の呟き | 2017年11月 2日 (木) 00時10分

はこべの花 様

知的好奇心が高く深い思考力をお持ちの女性コメンテーターの中でも、とりわけエスプリの効いたコメントをされるはこべの花様のお話に希望を頂きました。
はこべの花様にとっての「草の花」がそうであるように、私にとっては ペテロの手紙 1章23節~25節は、生きる為の指針であり希望なのですが、遠い昔に過ぎ去った人生のほんの一こま、一瞬のことといえども、美しく愛しいものとしての本質は永遠に変わらない・・それを大事に胸にしまい込んで生きていくのですよ!と、教えて頂いたような気持ちです。    ありがとうございました。
もう一度、目をとじて「別れのタンゴ」を聞いています。

それにしても、りんご様はどうしておられるのでしょう?


投稿: あこがれ | 2017年11月 2日 (木) 10時59分

苦境に陥って貴方の前で泣いている娘さんを慰める術も知らずに呆然としていた純情な青年だったあこがれさん、私がボートの上で縁談があって、今、貴方が私をさらってくれたらと言った時の困惑した彼の顔と重なります。恋は永遠です。青春の素晴らしさは駆け引きがない事です。ありのままの自分を相手の人はこの世を去るまで忘れないでしょう。別れも美しいものです。良い青春だったと思います。この歌の美しさに感謝しています。

投稿: ハコベの花 | 2017年11月 2日 (木) 19時58分

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