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喜びも悲しみも幾歳月

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞・作曲:木下忠司、唄:若山 彰

1 俺(おい)ら岬の 灯台守は
  妻と二人で 沖行く船の
  無事を祈って 灯(ひ)をかざす
  灯をかざす

2 冬が来たぞと 海鳥なけば
  北は雪国 吹雪の夜の
  沖に霧笛が 呼びかける
  呼びかける

3 離れ小島に 南の風が
  吹けば春来る 花の香(か)便り
  遠い故里 思い出す
  思い出す

4 朝に夕(ゆうべ)に 入船出船
  妻よがんばれ 涙をぬぐえ
  もえてきらめく 夏の海
  夏の海

5 星を数えて 波の音(ね)きいて
  共に過ごした 幾歳月(いくとしつき)
  よろこび悲しみ 目に浮かぶ
  目に浮かぶ

《蛇足》 木下忠司は400曲以上の映画主題歌を作りましたが、とくに多いのが、実兄の映画監督・木下恵介の作品につけた曲です。
 この歌は、若山彰の迫力のある歌唱と相まって大ヒットしました。

 昭和32年(1957)に制作された『喜びも悲しみも幾歳月』は、実在の灯台守の妻・田中キヨの手記に基づいて作られたものです。灯台守の夫婦を佐田啓二と高峰秀子が演じました(写真)
 夫婦は、昭和7年
(1932)の神奈川県観音崎灯台から始まって、北海道から九州まで各地の灯台を転勤して回ります。その間に家族が味わった哀歓や同僚たちとの交流がテーマになっています。

 この作品は、昭和61年(1986)、木下監督自身によってリメイクされました。テーマは同じですが、映画の出発点は昭和48年(1973)の京都府経ヶ岬灯台になっています。
 主演は加藤剛と大原麗子。父親を演じた植木等がいい味を出していました。このリメイク版でも、木下忠司の曲が使われました。

(二木紘三)

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コメント

昭和30年代、同名の映画を見に行きました。佐田啓二・高峰秀子の燈台守の結婚して老いていくまでのストーリーは最愛の子供の死もあり、「人生の喜怒哀楽」を表現した最高のものと思っております。

投稿: トクラテス | 2008年2月29日 (金) 09時50分

この歌を聴く時、佐田啓二・高峰秀子主演の最初の映画を思い出します。子供ができた時の喜び、息子を亡くした時の悲しみが特に印象的でした。
しかし、その頃、私は生意気な高校1年生だったので、親の情愛の深さというものがよく分かりませんでした。自分が親になって初めて理解できるようです。
この歌を聴く時、イギリス民謡「灯台守」の歌詞を思い出します。「思えよ灯台 守る人の 尊きやさしき 愛の心」は、まさにこの夫婦の心なのでしょう。
映画の最後の方で、遠く海外に赴任する娘夫妻が乗った船に、老夫婦が灯台の灯をともし霧笛を鳴らすところは特に感動的でした。
それにしても、この映画や「二十四の瞳」といった、名もなく貧しく美しい人たちの物語が、銀幕からほとんど消えかかっているのは寂しいものです。

投稿: 矢嶋武弘 | 2008年5月24日 (土) 16時44分

この歌はどう歌ってみても若山彰に、かないません。迫力が違うのです。そこが映画とみごとにマッチングしておりました。人間らしさ、あらゆる者への愛情。灯台守をテーマとしていますが、社会に警鐘を鳴らされたのでしょう。

投稿: M.U | 2008年5月28日 (水) 13時52分

この歌を伊勢崎町(横浜)の映画館で初めて聞いた時、プロの歌手とはこうゆう声量がいるのかと信じこみ、歌手への夢
も吹っ飛んでしまいました。

投稿: M.U | 2008年9月16日 (火) 13時03分

矢嶋様

二十四の瞳、小豆島懐かしいですね。像はもっと大きく
して欲しい。この子達のように清らかな心の持ち主なら
人を殺すなんて考えもしなかったのに。

投稿: 海道 | 2008年11月24日 (月) 19時34分

Webでラジオの歌物語を探していて、こちらに行き当たりました。もしご存知ならお教え頂きたくてメールを
差し上げています。
いつの頃かも覚えていないのですが、ラジオで歌物語があり、それに伴う歌が歌われると言う番組がありました。あの語りと歌のマッティングが好きでした。
古い話なのかも知れませんが。
と言うのは近年ほとんどラジオを聴いていないもの
ですから。参考になるような情報をご存知でしたら
是非お願いします。

P.S.私も喜びも悲しみも幾歳月の歌が大好きで
   カラオケで歌うこともあります。
   映画は新旧両方とも観ました。
   また、最近懐かしくて古い映画をレンタルで
   借りて見て懐かしかったです。

投稿: 弘田紀子 | 2009年5月31日 (日) 08時08分

はじめまして。この歌の歌詞をさがしていて訪問しました。知り合いの若い男性ですが、(若いのにこの歌と映画の大ファン)、どうしても歌詞が6番まであるというのです。本当でしょうか?ネットで探しても4番までしかないのですが。彼の勘違いかもしれませんが、もし知ってらっしゃる方がいましたら教えて下さい。

投稿: 虹の子 | 2010年3月 1日 (月) 17時40分

ここには5番まで書いてあります。
http://www.utagoekissa.com/

投稿: なち | 2010年3月 1日 (月) 18時44分

4番を補充しました。(二木紘三)

投稿: 管理人 | 2010年3月 2日 (火) 00時47分

昔「灯台守」という仕事に憧れました。佐田啓二主演のこの映画を観たからです。そして何よりも若山彰の勇壮な歌声に感動したからかもしれません。現在では人が居住する灯台は一つもありませんが、あったら勤務したいですねぇ。大変な仕事だということは承知してますが。 小生は鹿児島の出ですが、若山彰は「南国情話」というしっとりとした歌を唄っています。メロディも中々いい歌ですよ。 それにしても、二木先生、夜遅くまでお疲れさま。お体お大事に。

投稿: かせい | 2010年3月 2日 (火) 01時20分

なちさん、ありがとうございました。
5番まであるとすると、やはり、彼の言うように6番もあるような気がしてきました。6番を知っている方、どうぞコメントお願いいたします!

投稿: 虹の子 | 2010年3月 2日 (火) 23時22分

番騒動?たけなわのようですね。寒い凍えそうな日にこの映画(佐田・高峰版)を観たせいか、冬の北海道の石狩灯台の場面に感動しました。玄界灘の沖合い7里のところにある、岩礁の灯台(烏帽子灯台)が灯り始めると家路についたものです。頭の中で七つ数えると明かりが見え、七つ数えると消えます。子供の私は、誰かが点けたり消したりしていると思っていました。定期的に交代の灯台守さんが近くの港から舟で出向き、灯りを灯し続けていること、冬の季節風で海が荒れると上陸できずに船は引き返し、嵐が静まるまで何日も取り残され待たされることなど、のちに大人たちの話で知りました。一度、行ってみたいものと今でも思っています。夏の玄界灘は鏡のように穏やかで気になりませんが、冬になると烏帽子灯台が可哀そうに思えました。4番目に二木先生が補充された夏のシーンの歌詞があったことに、さらには、もうひとつあるのではと言う話に、なくても・・・と。

投稿: 山口 功 | 2010年3月 3日 (水) 12時01分

はじめまして。
本当は別の歌を探していて、ここに着いたのですが
この曲が好きだったので、書かせていただきます

10年以上前の話なのですが
映画の撮影地に行ったことがあります
姉夫婦と一緒に行ったのですが、夏休みの上休日だった為
門が開いてなく、中に入ることが出来ませんでした
その島?では一泊の予定だったので、仕方無く帰りましたが
もういちど行ってみたいと思いつつ
時間が過ぎてしまいました

あの道は、まだそのままでしょうか
片側はバスが通れるくらい広いのに
反対側は、途中にすれ違いのコブがあるだけで
結構怖かったです

帰りのフェリーの上で
寒流と暖流が合わさるところを眺めながら
「あんなところじゃ誰も来ないんだろうなぁ」
そんな事を思っていたことを憶えています

投稿: サトP | 2010年7月24日 (土) 12時29分

この歌を歌ってた若山彰はヒットしたのはこの曲だけだったですね。私と同じ広島県三原市出身で、同市出身の唯一の歌手?私は当時中学生でしたが、その年の紅白に出るというので楽しみに待ってたことを思い出します。

投稿: 源間 | 2011年6月10日 (金) 21時11分

源間さん、
この歌ほどではないけれども、かなりヒットした歌に「惜春鳥」というのが有りましたよ。うろ覚えですみませんが「流れる雲よ大空に大空に~~~~~あ~あ青春の花開く、どこかで鳥が鳴いている」若山彰らしい朗々と歌い上げて行く長めの歌詞が素晴らしいですよ。
タイトルで探せばきっと見つかりますよ。
Hasta mañana.

投稿: 高木薫 | 2011年11月12日 (土) 15時45分

早速見つかりました。小生の記憶とはかなり違ってました(^○^)
「惜春鳥」
    作詞 木下恵介
    作曲 木下忠司

1)流れる雲よ朝空に 朝空に
 輝く遠き山々よ 山々よ
 若きいのちの 喜びを
 知るや大空 晴れわたる
 あゝ青春の 花さけば
 何処かで鳥が 鳴いている

2)流れる歌よ春の日の 春の日の
 風の調べか草笛か 草笛か
 恋のいのちの せつなさを
 知るややさしく 鳴りわたる
 あゝ青春の 花香れ
 何処かで鳥が 鳴いている

3)流れる春よ夕空に 夕空に
 願いし夢よ思い出よ 思い出よ
 清きいのちの さゝやきを
 知るや入日が 消え残る
 あゝ青春の 花散れば
 何処かで鳥が 鳴いている
Hasta mañana.

投稿: 高木薫 | 2011年11月12日 (土) 15時53分

「惜春鳥」は日本版オクラホマミキサーと言う人がいるとか。私には倍賞千恵子の「下町の太陽」の元歌のように聴こえます。朝日放送のアナウンサーによって広められた「六甲おろし」は若山彰歌唱ですよね。

投稿: 海道 | 2011年11月12日 (土) 17時27分

源間様、高木様、海道様へ

すでにご存じかもしれませんが、「惜春鳥」は以下のエムズの片割れさんのブログで、若山彰の歌で(何と2008年ごろから)聴くことができます(歌詞も掲載されています)。

http://emuzu-2.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_a930.html

また今年にはいってitsuro69さんがYouTubeに若山彰「惜春鳥」をアップしてくれたので、以下のURLへアクセスしていただと

http://www.youtube.com/watch?v=5UT-gFh-itk

聴くことができますよ。海道様がご指摘の賠償千恵子の「下町の太陽」の伴奏の部分が「惜春鳥」の伴奏の部分とよく似ていることは私もかねがね感じていて、エムズの片割れさんのブログにもそのようなコメントをいれたことがあるのです。

投稿: KeiichiKoda | 2012年3月20日 (火) 18時27分

海道様、KeiichiKoda様へ 

「惜春鳥」と「下町の太陽」を、聞き比べた見ました。
 イントロ部分は、何回聞いても、よく似ているとしか、 言いようがありませんねぇ~。
 
 両方とも、松竹映画の主題歌で
「惜春鳥」は、木下恵介監督で作曲は木下忠司(昭和34年 製作の作品)「下町の太陽」は、山田洋次監督で作曲は 江口浩司(昭和38年製作の作品)です。

 のどかなこの時代では、問題にならなかったのでしょう か・・・・・・?
 
  

投稿: のんた | 2012年4月21日 (土) 21時04分

(;ω;)ただ涙...ただ涙 我が半生
歌も映画も素晴らしい。

投稿: 山頭火 | 2012年6月 6日 (水) 11時09分

小学生の頃母に連れられて映画館へ見に行った記憶があり、機会があったら見ようと思っていましたがそのままになっていました。最近、“木下恵介生誕100年”を記念して新装でDVDが発売されたので購入しました。自分が主人公と同世代でもあり、何か胸に来るようなものがありました。
ところで、以前この欄で6番の歌詞について話題がありましたが、映画後半の嵐の中で灯台を修理する場面で歌われたものだと思います。残念ながら私にとって音が明瞭でなく聞き取れにくく以下の部分しかわかりません。デジタルリマスター版が発売されることがあればもう少し明瞭になるかもしれません。

  ・・・・・・・
  知るや知らずか
  ・・・・・・・
  船に輝く光あり
  光あり

投稿: 松田 | 2012年9月 9日 (日) 10時50分

 昨日9月9日の読売新聞「よみほっと日曜版」に福島県塩谷埼灯台の写真とともに、この曲の誕生話が紹介されていました。
 兄・木下恵介監督から(一週間後に撮影に入る。誰でもすぐ覚えられる歌を)という要望で、福岡・玄界灘の烏帽子島灯台をイメージして弟の木下忠司(96歳)が作曲し、一番から四番まですらすらと作詞したとある。
 さらに(歌が足りないので、恵介監督が一つ作詞して五番までの歌になった)とある。
 となると、恵介監督が追加した詞は五番の「星を数えて・・・」なのかと単純に思いましたが、五番はこの歌のメインの言葉が入っているので、最初から弟・忠司が作詞したのではと思う。
 勝手に想像すれば、恵介監督が作詞したのは四番の「朝に夕(ゆうべ)に・・・」ではないかと考えました。
 それにしても聴いてよし、歌ってよしの名曲ですね。
 

投稿: かんこどり | 2012年9月10日 (月) 09時36分

確かに四番は作詞者が違う感じがしますね。
通常は四番は歌われていないようですし。

ところで、映画(1957年公開)のオープニングクレジットには ”唄 若山彰”となっていますが、実際に歌っているのは男声合唱団です。(所属はわかりません)
合唱団の中にいるのでしょうか。不思議ですね・・・?

投稿: 松田 | 2012年9月14日 (金) 18時06分

http://www.hcf.or.jp/facilities/kinoshita/
上のアドレスは浜松市の木下恵介記念館です。時々木下恵介の映画を上演しています。この歌の事がわかるかもしれません。一度お問い合わせになってみてください。わからなかったらごめんなさい。

投稿: ハコベの花 | 2012年9月14日 (金) 19時11分

記念館が出ましたら、施設案内をクリックしてください。一番下に問い合わせのアドレスがはいっています。

投稿: ハコベの花 | 2012年9月14日 (金) 19時25分

松田様へ

以下(↓)がYouTubeにアップされた映画「喜びも悲しみも幾年月」からのいくつかの場面の動画と、映画の中で歌われた(?)若山彰の唄です。

http://www.youtube.com/watch?v=xJjWPfmoF78&feature=related

これを聴くと、確かに2番、4番は男性合唱団の中に若山彰の声が埋もれている(?)ようですが、1番、3番はまぎれもなく若山彰による歌ですね!

投稿: KeiichiKoda | 2012年9月15日 (土) 06時56分

すいません、しばらく留守にしていました。

「ハコベの花」様へ

情報ありがとうございます。
早速問い合わせてみましたが詳しいことはわからないとのことでした。
残念です。

KeiichiKoda 様へ

お知らせ頂きありがとうございます。
確かに歌っているのは若山彰ですが、やはり映画(DVD)とは違います。著作権等の問題でDVDのなかの歌の部分の音声を入れ替えたのでしょうか。そんなことはないと思いますが・・・?
できましたら、一度DVDを視聴してみてください。

気長に調べてみます。  

投稿: 松田 | 2012年9月26日 (水) 17時19分

松田様 やはり分かりませんでしたか。申し訳ありませんでした。映画の専門の人がいないのでしょう。私が十数年前に浜松駅前にあった記念館を訪れた時、ボランティアの主婦が一人居ただけでした。今は他に移りましたので専門の人が居るかもと思ったのですが、残念でした。この映画の音楽に関わった人が居られると良いのですが、どこに居られるのでしょうか。見つけられると良いですね。幸運をお祈りします。

投稿: ハコベの花 | 2012年9月27日 (木) 22時32分

恥ずかしながら、映画の内容も良く分かりせんが、私の「初恋」が破れた時に、良く聞いた歌でした。一時、この歌は嫌いでしたが、今は、甘酸っぱく懐かしい思いで聴いてます。忘れられない歌になりました。

投稿: 赤城山 | 2013年4月27日 (土) 11時09分

「喜びも悲しみも幾年月」の歌は、全6部構成です。
序章:おいら岬の~
冬:冬が来たぞと…
春:離れ小島に…
夏:朝に夕べに…
秋:
終章:星を数えて…
秋の歌は、映画の中で、嵐の中、主人公が防波堤の先端の信号塔の明かりを修理しに赴くところで歌われます。
ところが何度聞いても途中の一部しか聞き取れません。
いつかこのサイトにアップされると期待していたのですが、未だアップされておりません。
あちこちの歌声仲間にも声をかけてはいますが、発見の連絡は入ってきません。
願わくはこのサイトで、近い将来アップされん事を。

投稿: Amir NAO. | 2013年7月30日 (火) 10時09分

嵐の防波堤の場面で流れる歌。 
何度聞き返しても、最初の4小節を聞き取ることができません。
私が聞き取れたのは、やっとこれだけです。

知るや知らずや 男の日々を 
胸に輝く 光あり 光あり

(「胸に輝く」と聞こえたのですが、「船に輝く」と聞き取った方もいましたね。)

正確な歌詞を知りたいものです。

投稿: ろ~きんぱぱ | 2013年8月26日 (月) 13時22分

久しぶりに、DVDで嵐の弾埼灯台のシーンを見てみました。
なかなか聞き取りづらい秋の歌ですが、よく聞いてみると

波よ砕けよ 男の心
知るや知らずや 男の日々を
胸に輝く 光あり 光あり

と、聞き取ったのですが、どうでしょう。 諸兄のご意見をお聞きしたいと思います。

投稿: ろ~きんぱぱ | 2013年9月 6日 (金) 15時04分

ろ~きんぱぱさん、ありがとうございます。
確かにそう歌っているようにも聞こえますが、どうでしょう!?
う~ん、なかなか難しいところですね。

序章と終章以外は、「冬、春、夏」と季節の言葉が入っているのに、「秋」だけ無いというのは…と思ってしまうのです。
私ももっと耳をそばだてて聞いてみます。
また宜しくお願いします。

投稿: Amir NAO. | 2013年9月29日 (日) 15時58分

そうなんですよね。 
〈秋〉が入っていないのと、〈男〉が2回も使われることって、無いのじゃないか?と思っているので、どなたか、ぜひ正解を。(笑)

投稿: ろ~きんぱぱ | 2013年9月30日 (月) 18時04分

春夏冬二升五合。

貴サイトをアップしました。ありがとうございました。

投稿: 美幌音楽人 | 2013年10月12日 (土) 11時11分

 もう50年位前ですが、中学生のとき、この映画を元にした連続テレビドラマ(確か木下恵介劇場)があり、それを見て感動して、リバイバルでかかっていたオリジナルの映画を見に行ったのが懐かしい思い出です。中学生には、少し難しかったですが、以来木下恵介監督の大ファンになって、今に至っています。
 ところで、このところ皆さんの関心を引いている5番の歌詞ですが、私も調べてみようと思い立ち、DVDからパソコンに音声を取り込んで、音声の波形を出せるソフトを用いてひとつひとつの音を解析してみました。昔の作品なので録音状態も決して良好ではなく、また効果音などに埋もれてしまい、完全な解析とは程遠いものになりましたが、一応、私が拾いだしたセリフは以下のようになります。

 ナミヨクダケヨ ヤミヨノココニ
 シヌカシラズヤ(シルカシラズヤ?) ヨゴトノジンイヲ
 フネニカガヤク(ムネニカガヤク?) ヒカリアリヒカリアリ

 これに漢字を当てはめてみると、多分次のようになります。

 波よ砕けよ 闇夜の此処に
 死ぬか知らずや 夜毎の人為を
 船に輝く 光あり光あり

 2カ所ほど、音声が似ていて、どちらか不明な部分があるのですが、これを読み解くヒントは、多分その前のシーンにあると見ました。一般的に映画などの挿入歌は、個々のシーンやシナリオと密接に絡み合っていて、その情景や心情を現していることが多いという鉄則です。前のシーンで、灯台の上から、台長が話すセリフがあります。
「・・舟を出したらしい。」
「大丈夫でしょうか?」
「・・奥さん。沖には、この嵐で港へ逃げ込もうとしている船が、死に物狂いで戦っているかもしれない・・。私が気遣っているのは、あんたの御主人じゃない。あの光だ!!」
 ここから判るのは、灯台を保守するために、毎晩、嵐の中でも人知れず命をかけて奮闘する灯台守達の努力と、過酷な使命感を伝えるシーンだということです。だから、「知るか知らずや」(⇒誰も気付いてくれない)よりも「死ぬか知らずや」(⇒死んでしまうかもしれないが、それは自分にも判らない)としたほうが、もしかすると死ぬかもしれないというギリギリの状況を、よく現しているように思います。また、嵐の沖合で戦っている船が、最後の頼みとすがるべき光を、何がなんでも届けるのだという心情を現すには、「胸に」ではなく「船に」とするほうが、意味がよりよく通るのではないかと考えた次第です。
 なお、この歌詞には秋を現す語が入っていないという点についてですが、台長がシャツ1枚という服装からして冬の嵐ではなく、多分9月頃の台風の夜なので、(台風というのは、本来は夏の季語らしいですが)生活実感からしても、台風=秋の風物詩ということではないでしょうか。ただし、「かんこどり」さんが書かれているように、やはりこの歌は、もともと4番までしかなかったのだと思います。それを木下監督が、夏を追加して5番とし、歌としてはそれで発表したものの、全体として秋がないと気付いて、それを歌詞ではなく挿入歌のシーンとして追加したのかもしれません。

投稿: 「もう戦後ではない」と言われた時代に生まれたおっさん | 2014年3月10日 (月) 03時55分

 台風は夏の季語らしいと、あやふやな記憶で書いてしまいましたが、古語辞典や俳句の辞書で調べたところ、「台風(野分)とは立春から210日以降に来る大嵐のこと」と定義されていました。すると、概ね9月の上旬となり、これは立秋(8月7日前後)よりもずっと後の、まさに秋の盛りにある季語となります。
 一応、補足させて頂きます。

投稿: 「もう戦後ではない」と言われた時代に生まれたおっさん | 2014年3月10日 (月) 14時10分

私が、まだ中学生頃かな、劇場の屋根にある拡大スピーカから、大音量で「喜びも悲しみも幾年月」の音楽が毎日のように聞こえていたのをつい最近のように思います。
今は、故郷を離れ札幌にいますが、石狩灯台を眺めていましたが、まさか、あの灯台が「喜びも悲しみも幾年月」のとはびっくりでした。カメラ仲間と二人で夕景を撮ろうと
石狩八幡の海浜まで、早速石狩灯台を夕陽が沈むに合わせて撮ろうとすると、灯台の真上にさしかかり、まるで、ローソクに灯が点いたようになり感動しました。今は夏ですが、北国の、この石狩の浜辺の厳寒な冬の寒さの中、この灯台守の夫婦が、手を寒さで悴んだ生活や苦しみを過ごして来た勇気と努力を超えた姿を思い浮かべました。
撮影は、無事灯台をヒーローに仕立て撮り終えましたが、
車中は「喜びも悲しみも幾年月」の若山彰さんの歌を思い出して札幌の自宅に戻りました。翌朝には友人から電話があり、素晴らしい思い出と感動を貰ったと、そして、同行して頂きありがとうと76歳の方からお礼を言われました。私もこのページで、改めて作詞・作曲の素晴らしさ、そして夫婦愛の素晴らしさを教えて頂きました。
ありがとうございます。

投稿: 中井宣昭 | 2016年7月10日 (日) 11時52分

中学何年か忘れましたが、映画鑑賞があり学校から池袋の映画館まで整列して(だらだら、ぺちゃくちゃと列をつくって)行きました。佐田敬三の格好の良いこと、夢中になりました。小学5年で習った『灯台守』のことは忘れてしまっていて、僻地での仕事って大変だなと思いました。そのとき一回だけしか観ていないのですが、内容はほぼ覚えています。記憶が確かだったら、新妻が灯台に来て、嵐の晩に気のふれたような(もしこの言葉が差別用語でしたらお許しください)女性が現れて灯台の階段を上がろうとした場面がありました。突然の場面で、場面のエピソードもそれっきりでした。
「喜びも悲しみも幾年月』の映画の話を聞くと何故かこの場面を思い出します。

投稿: konoha | 2017年2月 6日 (月) 19時27分

先のコメントの後つらつらと考えてみました。嵐の晩に気のふれた女性の様子を見た新妻役の高峰秀子の何が起ったのか分からなく、困惑して怯えた何ともいえない表情が印象に残っています。私の勝手な解釈ですが、木下恵介監督は灯台で生活を始めた新妻に洗礼を与える場面を創ったのかも知れませんね。監督の要求したワンシーンを70を既に過ぎた今でも観た者に思い浮かばさせるとは、監督もさりながら、高峰秀子という役者のすごさを改めて考えさせられました。

二木先生
先日由紀さおりと姉の安田祥子の「赤とんぼ」聞きました。哀愁が漂い佳かったのですが、歌曲の「赤とんぼ」でした。やっぱり先生のあの演奏のなんとも言えない音の響きが琴線にふれてきます。だからだと思いますが、昔のことが鮮明に蘇ってきます。どうかいつまでもお元気で、でも無理をなさらず、懐かしい歌をのせてください。心から感謝とともにご健康をお祈り申し上げます。

投稿: konoha | 2017年2月 7日 (火) 08時20分

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