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浜千鳥

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞:鹿島鳴秋、作曲:弘田龍太郎

1 青い月夜の浜辺には
  親を探して鳴く鳥が
  波の国から生まれ出る
  濡れた翼の銀の色

2 夜鳴く鳥の悲しさは
  親をたずねて海こえて
  月夜の国へ消えてゆく
  銀のつばさの浜千鳥

《蛇足》 大正8年(1919)発表。

 歌詞もメロディも寂しくなる歌です。ごく小さかったとき、「親を探して鳴く鳥が……」というところが悲しくて泣いた記憶があります。

(二木紘三)

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コメント

早速、取り上げていただきありがとうございます。田端義夫がNHKテレビ、ビッグショーで泣きながら歌った感動の名曲です。

投稿: 野田泰弘 | 2007年8月29日 (水) 20時55分

 むかしプロレスで力道山が活躍していた頃、たしか鉄人という異名をもつアメリカのレスラーで、ルー・テーズという人がいました。
彼が来日していた時のあるエピソードを週刊誌で偶然目にし、それが今も強く印象に残っています。
 ある日ラジオから流れてきた日本の歌に彼が非常に胸をうたれ、その曲のレコードを手に入れようと、しきりに周囲のスタッフに尋ねまわりました。
その結果わかったのは、それが童謡「浜千鳥」だったという記事です。
 ごついプロレスラーと可憐な「浜千鳥」という組み合わせ。
それ以来ルーテーズのファンになりました。

投稿: くまさん | 2008年1月10日 (木) 00時14分

 この歌の浜千鳥はまるで、「波の国から生まれ出る」と共に、「親を探して鳴く」ことを宿命づけられているかのようなのです。「濡れた翼の銀の色」の、いたいけないひな鳥が…です。
 二木先生のおっしゃっている「寂しさ」「悲しさ」の源泉は、実にここにあると思います。本当に悲しいです。悲し過ぎます。

投稿: 大場光太郎 | 2008年4月16日 (水) 19時15分

単純な曲で簡単に覚えられそうで
それでいて含蓄のある良い曲です。
母が歌が好きで小さい頃からこういう
歌を聴いて育っていたので、学校で
習う程度の曲はほとんど知っていたので
困った事がありました。
友人たちが楽譜を見ながら歌うのに
私だけ楽譜を見ながら歌うと言う
発想がなかったのです。

投稿: sunday | 2008年7月 5日 (土) 07時07分

作詞の鹿島鳴秋先生が幼いお嬢さんを亡くされたとき,その悲しみを詞にたくしたのがこの歌だそうです。師匠の海沼實氏と親交のあった関係で,1954(昭和29)年の鹿島鳴秋氏の葬儀に参列していた川田正子が,歌いながら泣けてきて,胸がいっぱいになり声が出なくなったそうです(川田正子著「童謡は心のふるさと」より)。さもありなんと思われる悲しい曲で,私もカラオケの生のピアノ伴奏で歌った記憶があります。

投稿: nobuchan | 2010年1月 1日 (金) 00時14分

 東日本大震災から一ヶ月が経ちました。
 親を亡くしたか親の行方が分からない震災孤児が何名になるか、何百名になるか未だに不明だという。
 「波になってママを探しに行く・・・」という記事が
浜千鳥の歌にも重って例えようもなく悲しい。
 
 いっぱい泣いて、大津波を押し返すほど涙を流して、
少しずつ元気を取り戻して欲しい。

投稿: かんこどり | 2011年4月11日 (月) 17時35分

5~6歳の頃にお袋が良く歌っていました。意味は理解できませんでしたが、本当に悲しくなる歌です。母子家庭で小生を育てるのに随分苦労したんだろうと、何の為にお袋は生まれてきたんだろう?と、思えるほど薄幸の人でした。

投稿: 赤城山 | 2013年5月26日 (日) 19時38分

この曲を最初に意識するようになったのは十数年前、浦安駅前の当時ダイエーで、ニューオーリンズからやってきた黒人中心のジャズバンドがアトラクション演奏をしたときです。最後に「浜千鳥」が演奏され、シンプルなメロディーをテーマにアドリブ演奏が延々と続き、日本の古い曲があたかも黒人霊歌のような印象を私に与えました。

投稿: 一床ひろし | 2014年6月 1日 (日) 04時47分

小学生の時、村の敬老会で「浜千鳥」を踊りました。
幼馴染みと姉と3人で踊る予定でしたが、
女の子はその日になって急に嫌だと言い、
踊りを教えてくださった小母さんと3人で踊りました。
踊りは今でも覚えています。

nobuchan さんが書かれている、
愛娘を偲んで作られた歌詞の説と、、
柏崎を訪れた時の歌詞と、2通りあるようで、
歌碑も千葉県と新潟県の2か所にあるようですね。

投稿: なち | 2014年6月 1日 (日) 08時44分

『浜千鳥』の歌碑は各地にあろようですが、なち様が指摘された2か所の歌碑について、コメントを付け加えます。歌詞の舞台は、わたしの郷里である柏崎の番神海岸です。歌碑はそれを記念して、昭和35年に建てられました。現在は「みなとまち海浜公園」にあります。
 この歌は、作詞家の鹿島鳴秋が大正8(1919)年6月頃、柏崎の友人を訪ねて来た折、この友人ともども海岸を散歩していたときに出来たそうです。このことは、友人が明言していますから、この事実は間違いないでしょう。鳴秋の略歴はよく分からないところもあるのですが、愛娘の昌子が亡くなったのは昭和6(1931)年ということは判明していますから、「愛娘を偲んで作られた歌詞」でないことは確実です。しかし、南房総市(旧和田町)に作られた歌碑(昭和41年建立)の経緯について述べられた中に、「愛娘を偲んで云々」のことばがあるそうです。ここの海岸に歌碑があるのは、愛娘昌子が結核にかかり19歳で亡くなるまで、ここで療養にあたっていたからです。
 事実が混同しているのはどうしてでしょうか。単純に言えば、鳴秋の思い違いでしょうが、若くして亡くなった愛娘への哀切の想いが、時間の経過とは関係なく詞に託されていると、かれ自身思ったのかも知れません。

投稿: ひろし | 2014年6月 3日 (火) 17時14分

いつも聴かせていただき、感謝申し上げます。
平成2年だったか、弘田龍太郎の故郷安芸市に住んでいました。安芸の海側には広い砂浜が隣の安田町境の大山岬の方に綺麗に続いています。晴夜、大山岬の端に立つと、見おろす静かな海には、波の上を月光が照らして、星だけの夜はなおさら、浜千鳥の曲調の世界が現出します。
世事で市役所を訪ねたとき、郷土の偉人の額写真が飾ってあって、中に一つだけ大きいのが弘田龍太郎のそれでした。あの岩崎弥太郎はその他の先人と同寸だったと思います。安芸は、お年寄りや子供たちにやさしいまちだったなと思い出します。

投稿: 樹美 | 2014年6月 4日 (水) 09時36分

 地元町内会の老人クラブに2年前加入しました。2か月に1度の会合ですが、合唱の時間にこの曲が各自の歌集の中からえらばれます。70過ぎの80名くらいの会ですが終わった後静寂がはしります。 いい歌ですね・・・と。発声は体に良いと、1回でも多く健康で参加できることをお互いに言い聞かせています。

投稿: 河嶋 忠雄 | 2014年6月12日 (木) 21時18分

古い和歌には千鳥が親を探して鳴くという詩想はありませんが、群れからはぐれた千鳥が友を捜して鳴くという歌はいくつもあり、共通理解となっていました。作詞者はそのことを知っていたのかもしれません。

投稿: みるく3 | 2015年9月16日 (水) 12時35分

私達の町では冬の夕方5時に「浜千鳥」の曲が比較的大きな音で流れます。その悲しい響きが心に残り、小さな頃うろ覚えであった歌詞をこのコーナーで確認し、あらためてその悲しさを考えさせられるこのごろです。おそらく童謡や小学唱歌の中で一番悲しい曲ではと思う次第です。心を込めて、できるかぎりゆっくり歌うほど、涙がにじむほど悲しくなる歌ではないでしょうか。 
 ゆっくり悲しく歌うと、反戦の心を奥に感じる歌として「露営の歌」などはどうでしょうか。ゆっくり悲しく小さな声で歌ってみましょう。今の時代の大きな問題をこの歌の歌詞の中からも感じるのは私だけでしょうか。

投稿: 長島 彬 | 2015年10月10日 (土) 19時20分

もう、何十年も昔ですが、NHKの朝の番組で(鈴木健二アナウンサーが司会をしていました)日本に住んでいる外国の女の人たちに「貴女が日本らしいと思う歌は何という歌ですか」と聞くと浜千鳥が1番でした。今はもうこの歌を知っている日本人も少なくなっていますから全く違う歌になっているでしょうね。
終戦直後に近所でオルガンを買った家があり、みんなで弾いて遊びました。音符など分かりませんでしたが、浜千鳥を黒鍵だけで弾いていたように思います。音は正しくないと思いますが簡単に弾けました。楽しい思い出です。

投稿: ハコベの花 | 2015年10月11日 (日) 00時50分

弘田竜太郎の故郷と私の故郷佐喜浜とは数10kmしか離れていません。安芸市の各所に弘田先生の歌詞が建立され、まさに安芸市は童謡の町として有名です。浜千鳥の歌詞は、同市大山岬にあります。また同市では、毎年12月には「安芸タートルマラソン」が開催され、お昼のアトラクションでは浜千鳥他弘田先生の作詞された歌を聞くことができます。時には、弘田先生の子孫も来られて浜千鳥他の歌を晴唱されたこともあります。

投稿: wada kikou | 2016年4月30日 (土) 20時39分

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