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別れの朝

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞:J.Fuchsberger、作曲:Udo Jurgens
日本語詞:なかにし礼、唄:ペドロ&カプリシャス

別れの朝 ふたりは
さめた紅茶のみほし
さようならのくちづけ
わらいながら交わした
別れの朝 ふたりは
白いドアを開いて
駅につづく小径を
何も言わず歩いた

言わないで なぐさめは
涙をさそうから
触れないで この指に
心が乱れるから

やがて汽車は出てゆき
一人残る私は
ちぎれるほど手をふる
あなたの目を見ていた

   (間奏)

言わないで なぐさめは
涙をさそうから
触れないで この指に
心が乱れるから
やがて汽車は出てゆき
一人残る私は
ちぎれるほど手をふる
あなたの目を見ていた

ララララララ……
あなたの目を見ていた

Was Ich Dir Sagen Will

Was ich dir sagen will,
fällt mir so schwer.
Das Blatt Papier vor mir
bleibt weiß und leer.
Ich find' die Worte nicht,
doch glaube mir:
Was ich dir sagen will,
sagt mein Klavier.

Was ich dir sagen will,
wenn wir uns seh'n.
Ich kann nur stumm
an dir vorübergeh'n.
Ich dreh' mich nach dir um
und denke mir:
Was ich dir sagen will,
sagt mein Klavier.

Was man nicht sagen kann,
weil man allein nur fühlt.
Wie eine Brandung,
die den Fels umspült.
Die dich erfaßt und mit sich
in die Tiefe reißt.
Ich kann es fühlen,
doch nicht sagen, wie es heißt.

Was ich dir sagen will,
bist du bei mir.
Ist so unsagbar viel,
doch glaube mir,
Wenn du mich nicht verstehst,
versprech ich dir:
Was ich dir sagen will,
sagt mein Klavier.
Was ich dir sagen will,
sagt mein Klavier.


《蛇足》 原曲はドイツ歌謡界の大立者、ウド・ユルゲンスが1967年に発表し、世界的なヒットとなった『Was ich dir sagen will(私があなたに言いたいのは)』。日本でも『夕映えのふたり』という邦訳題名でヒットしました。舟木一夫が同名の歌を歌っていますが、別の歌です。

 昭和46年(1971)、この曲になかにし礼が詞をつけ、ペドロ&カプリシャスが歌いました。なかにし礼の詞は、原詞よりストーリー性があり、イメージが浮かびやすいいい詞だと思います。

 ペドロ&カプリシャスは、あの高橋真梨子がいたグループですが、このころのリードヴォーカルは、彼女ではなく、前野曜子でした。

(二木紘三)

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コメント

恋人同士の微妙な感情を上手く表現した、いい詞ですね。
「触れないでこの指に心が乱れるから」ここが最高。

投稿: M.U | 2008年7月 2日 (水) 14時12分

 これほどの名曲になぜ投稿が少ないのでしょうか?ーーーそこで投稿ですね。

 この歌は 原曲がドイツとは思えないほど 日本人の心にしっくりきます。詩も 同棲した部屋から別れのプラットホームまでの最後の道行きの途中、未練ある女心を むしろさらっとうたって そこが良いと思います。 

 youtubeで歌を聞く時、終始 その顔に見入ってしまう女性歌手がいます。面魂(つらだましい)といえば男ですが、女性にもきりっとした いい表情の歌手がいます。

 一人目はこの「別れの朝」の前野曜子です。wikipediaによると前野は 才能はあったが、芸能界になじめず、多くの恋愛遍歴も実らず、深酒におぼれて 40才で早世したとあります。
 妄想の多い私は 孤高のアーチストの悲運を思います。例えば今どき、商業主義との妥協なしに ヒット曲などありえないでしょうから、一本気で不器用に思える彼女は おおいに苦しんだのではないかと想像します。彼女の大いなる歌唱力は 破滅的な人生の代償のように思いながら 画面の少しさびしそうな彼女の顔を見ます。

 このサイトにはない歌で 恐縮ですが、二人目は「織江の唄」の山崎ハコです。九州弁で実に味のある歌い方をします。小柄な身体からでる迫力に いつも画面に見入ってしまいます。

 三人目は「百万本のバラ」のアラ ブガチョワですね。(1983年版)ロシアの女性の自然で はつらつとした美しさを感じ、その太り気味の身体も気にならず 目が離せません。人を喰ったようなカメラ目線もいやみではなく 愛嬌を感じます。ロシア語の発音の美しさも知りました。

投稿: 越村 南 | 2012年10月26日 (金) 19時17分

ウド・ユルゲンスさんが12月21日、心不全のため、スイス北東部ミュンスターリンゲンの病院で亡くなったそうです。80歳。同日、ゴットリーベンで散歩中に倒れたとの事。(合掌)
ウドさんは日本語で”メルシー・シェリー”と言いう歌を唄ってますが、メロディーが素晴らしいので、この曲も前野曜子さんが歌っていればヒットしていたかなと思う次第です。

投稿: Flendyshelty5 | 2014年12月22日 (月) 15時54分

 私が高校生の頃に大ヒットした曲です。『夕映えの二人も』も深夜放送で流れていましたが海外では4年も前にヒットした曲だったんですね。なかにし礼が『わかれの朝』の訳詞を“作詞”した経緯は産経新聞連載の『世界は俺が回している』(角川書店より単行本として出版済み)に詳しく書かれていました。原詞はドイツ語ですが、別にウド=ユルゲンス自身が歌っている英語版があり、試しにカラオケで『わかれの朝』の演奏をバックに歌ってみましたが、全く合いませんでした。日本では全く別の歌になっていると思います。

投稿: Yoshi | 2014年12月25日 (木) 14時34分

高橋真梨子さんの前の歌手でしたね。顔ははっきり記憶してませんが、歌声は前野さん?でしたか。
若くして亡くなられて、御気の毒でしたね。俳優より歌手のほうが、生き方によっては年齢を重ねても歌っている歌手もいらっしゃるのですが・・・・・。
年を重ねられても、声の高さやテクニックで上手にアレンジしておらるのは、さすがだなあと感心させる方もいらっしゃいます。自分が洋楽器を奏でられないので、河原で「ハーモシカやトランペット」とか、出会うと楽しげに奏でられていて、そばでしばし楽しませて頂きます。
サックスを夕方30分、吹いておられる中年の男性は、94歳のお母様の介護されていて、束の間だけ気分転換に来るのですと、話されていました。
正直『羨ましい』です。プロの演奏家を聴いたり見たりしていて思うのは、演奏してる人の楽しそうな、幸せそうなこと、生まれ変わったら『絶対に音楽界』で生きようと、思っています。

投稿: mitsuko | 2015年3月 2日 (月) 04時56分

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