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なごり雪

 (mp3制作:二木紘三)

作詞・作曲:伊勢正三、唄:イルカ

1 汽車を待つ君の横で僕は
  時計を気にしてる
  季節はずれの雪が降ってる
  東京で見る雪はこれが最後ねと
  さみしそうに君がつぶやく
  なごり雪も降るときを知り
  ふざけすぎた季節のあとで
  今春が来て君はきれいになった
  去年よりずっときれいになった

2 動き始めた汽車の窓に顔をつけて
  君は何か言おうとしている
  君のくちびるがさようならと
  動くことがこわくて下をむいてた
  時がゆけば幼ない君も
  大人になると気づかないまま
  今春が来て君はきれいになった
  去年よりずっときれいになった

  君が去ったホームにのこり
  落ちてはとける雪を見ていた
  今春が来て君はきれいになった
  去年よりずっときれいになった
  去年よりずっときれいになった

《蛇足》 昭和50年(1975)リリース。

 作詞・作曲はかぐや姫のメンバーだった伊勢正三。かぐや姫も歌いましたが、今はイルカの歌として定着しています。
 70年代フォークのなかでは、最も幅広い年齢層に好まれている歌の1つです。
 平成14年(2002)に大林宣彦監督により、大分県臼杵(うすき)を舞台として映画化されました。

 私は信州出身なので、この歌を聞くと、新宿駅の早春のプラットフォームが浮かんできますが、西のほうの出身者は東京駅のホームを、北のほうの出身者は上野駅のホームを思い浮かべることでしょう。
 「ホームに残り、落ちてはとける雪を見ていた」というような場面が、茫漠たる記憶の彼方にあったような、なかったような……。

(二木紘三)

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コメント

正やんは叙情派フォークの天才だと思います。正やんの作った、なごり雪を女性のイルカさんが歌い、22歳の別れを男性の風が歌って、どちらも大ヒット。男女逆ですが、何の違和感もないところもたいしたものだと思います。学生時代を京都で過ごした私は、「京都で見る雪はこれが最後ねと....」と、よく鼻歌を歌っていました。

投稿: 本田雅生 | 2007年9月 7日 (金) 22時41分

先日、イルカのこころねコンサートに行ってきました。
ジーパン姿のイルカは未だに可愛い少女です。
なごり雪は二曲目に歌ったのでコンサートはこれで終わりかと
思ったら、持ち歌が沢山出てきて、最後にもう一度みんなで
なごり雪を合唱しました。
あの有名な保険会社のテーマソング「みんな同じ生きているから、、、
1人にひとつずつたいせつないのち、、、」もイルカの
唄だったんです。
コンサートの最後に握手しようと思ったら長蛇の列・・・・!
団塊の世代のおじさん(私)は涙が出て止まりませんでした。

投稿: ゆうちゃん | 2007年12月11日 (火) 22時46分

   今春が来て君はきれいになった
   去年よりずっときれいになった
 本当に、そう感じる瞬間ってあるんですよね。男性諸氏。どなたも経験おありでしょう。若い頃、一度や二度は。
 そしてそう感じると決まって、その後間もなく、この歌のような別れが待っていませんでしたか?
  「雪国は嫌なの」明治通りにて   (昭和57年早春の思い出ー拙句)

  

投稿: 大場光太郎 | 2008年4月11日 (金) 19時14分

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