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慕情

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞:P・F・ウェブスター、作曲:S・フェイン
日本語詞:岩谷時子、唄:ナット・キング・コール他

春浅きあした 
風に揺れて咲くバラの花こそ
二人のはかない恋の姿よ
つかの間に咲いて散る
君とただ二人
霧にぬれ 固くいだき合いて
口づけし別れの丘に
今日も君慕い 君想う
  (繰り返す)

   Love is a Many-splendored Thing

Love is a many-splendored thing
It's the April rose
That only grows in the early spring
Love is nature's way
Of giving a reason to be living
The golden crown that makes a man a king
Once on a high and windy hill
In the morning mist two lovers kissed
And the world stood still
Then your fingers touched my silent heart
And taught it how to sing
Yes, true love's a many-splendored thing
       (繰り返す)

《蛇足》 1955年の20世紀フォックス映画『慕情』(ヘンリー・キング監督)の主題歌。歌はナット・キング・コールなど多くの歌手が歌っています。

 戦争によって引き離される男女を描いた悲恋映画の傑作で、アカデミー賞の作品賞・主演女優賞・撮影賞・映画音楽賞・歌曲賞・美術装置賞・衣装デザイン賞・録音賞を受賞しています。

 1949年の香港が舞台。イギリス人の父と中国人の母の間に生まれたの女医ハン・スーイン(ジェニファー・ジョーンズ)は、国民党と共産党による国共内戦で戦死した夫を思いながら失意の日々を送っています。
 そんな折、彼女の前に現れたのがアメリカの新聞記者マーク・エリオット
(ウィリアム・ホールデン)でした。お互いに惹かれ合うものを感じていた2人でしたが、その幸せは長くは続きませんでした……。

 細やかな心理描写で綴られた哀切きわまりない物語です。

(二木紘三)

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コメント

慕情は一番好きな映画でジェニファージョーンズもダボダボズボンのホールデンも素敵でした。この曲を聴いていると数々の名画名曲が、そしてあの若かった青春の日々が昨日のように思い出されます。豊富な音楽や映画が溢れていた時代に出遭えたことに今とても幸せを感じています。数々のアルゼンチンタンゴやシャンソン!秋の夜長にこれから思い切り楽しませていただきます。ありがとうございました。

投稿: 大原女 | 2007年9月21日 (金) 17時48分

映画『慕情』は何度も見ましたが、なんと言っても美しくて知的なジェニファー・ジョーンズが素敵でしたね。妻と上手くいっていない記者(ウィリアム・ホールデン)が、こういう魅力的な女性に恋するのは当然かもしれません。記者とは“移り気”でそういうものです。(私も「記者」だったのでよく分かりますが、それだけハン・スーインは魅力的だったのでしょう。)
そんな愚かな話は止めにして、この美しくて流麗な音楽は映画『慕情』を不滅のものにしましたね。
10数年前ですが、香港に旅行してヴィクトリアピークに登った時、ハン・スーインがあの記者の“幻影”を追い求めたのは、この丘だったのかと感慨にふけりました。香港と言うと必ず、この曲とあの映画を思い起こします。
なお、記者の名誉のために、移り気でない堅気の記者も大勢いることを付記しておきます。

投稿: 矢嶋武弘 | 2008年8月 8日 (金) 19時05分

先日仕事先の会長が亡くなられお別れの会の冒頭スクリーンから此の曲が流れ出し過ぎ去った昔を回顧し感無量でした。この方は私と同世代の方だったので50年前私と同じように此の曲のファンだったことを初めて知りました。あの当時のアンディーウイリアムスの甘い歌声は今も忘れられません。然し“ある愛の詩”同様名曲が主題歌の映画には駄作が多いのは何故でしょうね。

投稿: y.okamoto | 2010年5月15日 (土) 09時03分

映画音楽の中では、私の最も好きな曲です。東洋的なメロディの中に情熱と哀愁が織込められていて、何とも言えない情緒を感じます。
繊細なタッチで描かれた物語は、東洋と欧州の二つの世界に身を置いて激動の時代を生きたHan Suyinの葛藤の中から生まれたように思います。

投稿: cosmosfish | 2010年9月20日 (月) 00時58分

90才、楽しみの無い孤老。音楽が大きな「癒し」に成って、拝聴しています。感謝!。

投稿: 山本 潔 | 2012年8月25日 (土) 17時17分

いささか古くて恐縮ですが、12年のケアンズ日食帰りに、念願であったビクトリアピークからの夜景を観賞しました、パンフで見るより若干夜景が寂しかったのは残念でした。

投稿: mesato | 2014年3月 5日 (水) 20時52分

有楽町の駅前の名画座で、3回見ました。ラブ イズ メニー そのあと何と歌っているのか、聞き取れなかったからです。splendored だったんですねえ。もちろん何度見ても、いい映画でした。いまでもあの名画座はあるのでしょうか。

投稿: 里子 | 2014年3月 5日 (水) 22時11分

里子様
有楽町駅前の「名画座」というのは、「百果園」のそばにあったやや狭い階段を上がった二階にあった「有楽シネマ」のことでしょうか。70年代まではよく通った記憶が有ります。
その後改装して「シネ・ラ・セット」となり、2004年閉館となったようです。現在は再開発されて大きなビルにとり込まれてしまったようでです。「百果園」一帯も先頃の火事で焼失したようです。 僕はジョンウェインの「勇気ある追跡」イーストウッドの「奴らを高く吊るせ」などを観た記憶があります。
 日劇からマリオンに変貌し、交通会館だけが昔の面影を残してるぐらいですね。  70年代初頭『慕情』の曲は「香港パックツアー」のTVCMで随分使われてましたね。確かにプッチーニの「ある晴れた日に」に似てるかも…。

投稿: かせい | 2014年3月 6日 (木) 01時07分

思い出の丘で、さめざめと泣くジエニファ―・ジヨ―ンズの姿が忘れられません。

投稿: 村下絢子 | 2014年3月 6日 (木) 13時32分

毎晩のように、一時間ほど、楽しませていただいております。
所で、この歌の最後の行に

Once on a high and winddy hill
(繰り返す) と、ありますが、繰り返すのは、最初の行 Love is a many-splendored Thing

からでは、ないかと存じますが、如何でしょうか。

投稿: 井尻 賤子 | 2014年6月15日 (日) 01時27分

井尻 賤子様
(繰り返す)は「頭からもう一度歌う」という意味です。『霧のロンドンブリッジ』も同じ。最後の数行だけで繰り返す場合には、その前に(refrain)と入れてあります。ただし、同じヴァースを2番以下の聯でも歌う場合にも(refrain)と入れてありますので、統一はとれていませんが。(二木紘三)

投稿: 管理人 | 2014年6月15日 (日) 14時29分

 この曲は多くの歌手が歌っていますが、私は一昨年亡くなったアンディ=ウィリアムスの歌声が印象に残っています。在米当時にミズーリ州をドライブし、彼がブランソンという町で歌っているのを知って驚きました。何故なら、アンディ=ウィリアムスはアメリカの国民的歌手であり、ブランソンはカンザス州に近い片田舎の保養地に過ぎなかったからです。
 映画Love is a many-splendored thingの原作はHan Suyinの自伝小説 a many-splendored thingです。

投稿: Yoshi | 2014年9月21日 (日) 10時00分

Once and on a high and windy hill...

丘の上に畑がありました。子供の頃、祖母の畑仕事を手伝っていました。
日本海に沈む真っ赤な太陽をあかず眺めました。
夕暮れ時仕事を終え、きらきらと明かりが灯る村を見下ろしながら帰りました。
何てすばらしい日々だったことでしょう。

ある日、雨が降り始めました。
丘の上で働いている村人たちは三々五々帰り始めました。
祖母は私に「もう、帰れ」と言いましたが、私は黙って仕事を続けました。
やがて、丘の上で働いている村人は私と祖母だけになりました。
ずぶ濡れになって帰る道すがら、私はなんだか感動して、祖母に、
「大きくなったら農業をやりたい」と言いました。
祖母は、「農業なんてつまらん」と言いました。

思いだしますと、人生は、

a many-splendored thing...

ですね。

哀しいこともたくさんありますが・・・

アンディウイリアムズと尾崎紀世彦の歌声を聴きました。
いいですね~。

投稿: yoko | 2014年9月21日 (日) 19時56分

高校時代の音楽部の仲間4人で(男2人、女2人)カルテットを組み、色んな歌に挑戦しましたが、この「慕情」と「ファッシネイション」(昼下がりの情事)は、4人とも好きでいろんなミニコンサート等で歌いました。
今でもカンペなしで原語で歌えますが、ただ声が出ないだけです。(殆どファルセットで誤魔化しますけど…?)
当時は、オードリー・ヘップバーンと八千草薫に夢中でした。

投稿: あこがれ | 2017年3月14日 (火) 17時27分

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