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シェナンドー

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


アメリカ民謡、日本語詞:津川主一

1 おおシェナンドー いとしい人
  川は流れる
  おおシェナンドー いとしい人
  ミズーリ川を 越えてゆくよ

2 おおシェナンドー よい娘
  いまはいずこに
  おおシェナンドー よい娘
  あの時から 七年(ななとせ)たつ

3 おおシェナンドー 船出だよ
  嵐をついて
  おおシェナンドー 船出だよ
  また会うまでは 忘れはせぬ

         Shenandoah

1. Oh, Shenandoah, I long to hear you
  Way hey, you rolling river.
  Oh, Shenandoah, I long to hear you
  Away, we're bound away
     'Cross the wide Missouri.
  Oh, Shenandoah, I love your daughter
  Wey hey, you rolling river.
  Oh Shenandoah, I love your daughter
  Away, we're bound away
     'Cross the wide Missouri.

2. Missouri she's a mighty river
  Wey hey, you rolling river.
  When she rolls down, her topsails shiver
  Away, we're bound away
     'Cross the wide Missouri.
  Seven years, I courted Sally
  Wey hey, you rolling river.
  Seven more, I longed to have her
  Away, we're bound away
     'Cross the wide Missouri.

   Farewell, my dear,
    I'm bound to leave you
  Wey hey, you rolling river.
  Oh, Shenandoah, I'll not deceive you
  Away, we're bound away
     'Cross the wide Missouri.

《蛇足》 この歌は、開拓時代の初期から、ミズーリ川一帯で舟人たちによって歌われた舟歌だといわれ、歌詞には、数多くのヴァリエーションがあります。

 シェナンドー(シェナンドーアとも)は、ヴァージニア州北西部に位置するブルーリッジ山脈とアレゲーニー山脈の間を流れる川です。この川の流域一帯は、国立公園になっています。
 シェナンドー川はポトマック川の支流の1つで、ポトマック川は首都ワシントンを貫流して、やがて大西洋に注ぎます。

 シェナンドーの語源にはさまざまな説があります。多くの人に最も好まれているのは、シェナンドー川の形成についてインディアンの間に伝わっていた伝説で、「星々の娘」を意味するという説です。
 そのほか、Iroquois族の勇猛な酋長Sherandoから来たという説、そのIroquois族によって絶滅させられた部族の名前Senedoに由来するという説、Iroquois族の言葉で大草原を意味するSkahentowaneに由来するとする説などが有力です。

 ジェームス・スチュワート主演の西部劇『シェナンドー』や、ジョン・デンバーのカントリーウェスタン『カントリーロード』は、このシェナンドー川のあたりを舞台としています。

 ところで、東部を流れるシェナンドー川は、中西部のミズーリ川とは遠く隔たっており、シェナンドー国立公園からミズーリ川流域の中心都市オマハまでは、直線距離で1400キロほどもあります。
 にもかかわらず、この歌にシェナンドーという言葉が出てくるのはなぜかと、私は長い間疑問に思っていました。

 あるとき地図を見ていて、偶然、アイオワ州南西部にシェナンドーという町があることを発見しました。この町は、ミズーリ川の支流、East Nishinabotna川(ニシナボトゥナと読むと思いますが、はっきりしません)に面しており、ミズーリ本流から川沿いで6,70キロほどしか離れていません。当然、ミズーリ川の往時の舟人たちも、East Nishinabotna川に入ってきていたでしょう。

 そこで、この町の歴史を少しばかり調べてみました。ヴァージニア州シェナンドー川周辺に居住していた開拓者たちは、希望の地を求めて西へ移動して行く途中、East Nishinabotnaの川縁に一時滞在しました。
 その際、景色が故地に似ているというので、シェナンドーと呼ぶようになったようです。この地を経て西へ移動していった開拓者には、モルモン教徒のグループが多かったといいます。

 ただし、この地に町が作られたのは、鉄道が開通した1870年のことで、それ以前は、簡単な宿駅程度のものしかなかったようです。

(二木紘三)

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コメント

こんばんは。なんと懐かしい!この曲は、ラジオ基礎英語の特別版で英語の歌のテープと歌詞本が出たことがあるのですが、その中に入っていました!基礎英語、といいつつ、その殆どが古い英語の歌を収録していて、ロッホローモンドやアニーローリーなども古いことばのままでした。
たしか、その本にはネイティブアメリカンの部族の娘に恋した男の話のような感じで書かれていたような・・・違っていたらすみません。

投稿: yumiyumi | 2011年3月21日 (月) 02時25分

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