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パリの空の下

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞:Jean Andre Drejac、作曲:Hubert Giraud
日本語詞:菊村紀彦

1 パリの空の下に響く ムームー
  歌は若い息吹を乗せ
  パリの空の下を歩く ムームー
  二人の心はバラ色
  ベルシー橋には哲学者や
  辻音楽師や野次馬たち
  パリの空の下徹夜で ムームー
  歌はパリの讃歌なのだ
  ノートルダムのあたりでは
  ぶっそうだけど どうにかなる
  夏の空の光浴びて 水夫の
  アコーディオンが鳴り渡る

2 パリの空の下流れる ムームー
  水に眠る夜は更ける
  パリの空の下に集う ムームー
  小鳥たちの澄んだ瞳
  パリの空はセーヌ
  河の水面を蒼く染めて流る
  魅惑の島サンルイよ ムームー
  パリの空の下にセーヌ
  だけどパリはやきもち焼き ムームー
  かみなりを鳴らせるのだ
  パリの空はあとで笑顔 ムームー
  虹の橋をかけてくれる

Sous le Ciel de Paris

Sous le ciel de Paris
S'envole une chanson
Hum Hum
Elle est née d'aujourd'hui
Dans le cœur d'un garçon
Sous le ciel de Paris
Marchent des amoureux
Hum Hum
Leur bonheur se construit
Sur un air fait pour eux

Sous le pont de Bercy
Un philosophe assis
Deux musiciens quelques badauds
Puis les gens par milliers
Sous le ciel de Paris
Jusqu'au soir vont chanter
Hum Hum
L'hymne d'un peuple épris
De sa vieille cité

Près de Notre Dame
Parfois couve un drame
Oui mais à Paname
Tout peut s'arranger
Quelques rayons
Du ciel d'été
L'accordéon
D'un marinier
L'espoir fleurit
Au ciel de Paris
Sous le ciel de Paris
Coule un fleuve joyeux
Hum Hum
Il endort dans la nuit
Les clochards et les gueux
Sous le ciel de Paris
Les oiseaux du Bon Dieu
Hum Hum
Viennent du monde entier
Pour bavarder entre eux

Et le ciel de Paris
A son secret pour lui
Depuis vingt siècles il est épris
De notre Ile Saint Louis
Quand elle lui sourit
Il met son habit bleu
Hum Hum
Quand il pleut sur Paris
C'est qu'il est malheureux
Quand il est trop jaloux
De ses millions d'amants
Hum Hum
Il fait gronder sur nous
Son tonnerr' éclatant
Mais le ciel de Paris
N'est pas longtemps cruel
Hum Hum
Pour se fair' pardonner
Il offre un arc en ciel

《蛇足》 1951年のフランス映画『巴里の空の下セーヌは流れる』(ジュリアン・デュヴィヴィエ監督)の主題歌。上の写真はその1場面。

 映画はリアリズムで、かなり悲惨な場面が出てきますが、主題歌は歌詞・メロディとも、ちょっと古い世代の日本人がパリについて抱いているイメージにピタッと収まる歌です。

 哲学者や詩人(『詩人の魂』)がごく普通の存在として歌詞に登場するのは、シャンソンならではです。「街の哲学者」や「自称詩人」のたぐいであるにしても、それらが庶民の日常生活に根づいているからこそ、歌詞にも使われるのでしょう。
 哲学者や詩人が出てくる日本の歌謡曲は、聞いたことがありません。

 ベルシー橋は、サンルイ島の南端から上流2キロほどのところにあります。当然というべきなのかどうか、橋のあたりの景色は当時とは一変しています。

(二木紘三

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コメント

この3拍子とても歯切れよくいつ聞いてもさわやかで
魅力のある曲と思います。

投稿: 岐阜の砂時計 | 2007年12月22日 (土) 21時47分

今から30年前、産業音楽祭でこの曲を演奏しました。結果は審査員からけなされ良い所なく終わりました。

今から思うと歯切れの良さがなかった、ということだと思います。

投稿: 白川賀博 | 2008年6月22日 (日) 02時02分

音楽大好き人間です

情緒が定まる薬です有難う御座います。

投稿: koma | 2008年6月23日 (月) 10時04分

二木さま ご無沙汰しています。
明日はパリ祭なので、アコーディオンの女性と
ジョイントでライブをやる予定ですが、
シャンソンのレパートリーを増やそうと思って
いましたところ、”Sous le ciel de Paris"
で検索して貴サイトに帰って参りました。
”歯切れの良い三拍子”で歌わせて頂きます!

投稿: ピーメン | 2008年7月14日 (月) 02時50分

白川様
 30年前この曲を演奏されたとのことですが、どんな楽器でしたか?今も楽器を続けていらっしゃいますでしょうか?
69歳の私は‘06.6月からヤマハ音楽教室で年令を無視してレッスンを受け初めて、現在地域のミニミニコンサートのボランティアで皆さんと楽しい時間を共有しております。
 
 パリは芸術とりわけ絵画等の上品な街のイメージがありましたが、
 1.図書館で借りたLPの中の「リラの花咲く頃」の歌詞   の翻訳は、下言葉のえげつない歌詞でした。
 2.「パリ・カナイユ(パリ野郎)」岩谷時子訳
   ~リラ咲きみだれておのぼりさんから 
   しこたま儲ける町だよ  メ・セ・シ・ボン 
   年中みんながお祭り気分で
   女は浮気にせいだす町だよ~
 3.「お菓子と娘」西条八十作詞 橋本国彦作曲
   お菓子の好きなパリ娘~選る間もおそしエクレーム
   腰もかけずにムシャムシャと食べて口ふくパリ娘~
などとの歌はイメージが壊れるし文句が出ないのか?と。
  
 しかしあの世界の名曲「枯葉」が生まれたとは・・・。
  

投稿: 尾谷 光紀 | 2009年3月26日 (木) 23時19分

何度も聞きました。シャンソンもポップスも他もてんで違いが分からない輩に、主旋律のようなものが入ってきます。のんびりと言うか気だるいと言うか、チョットなげやりな気分のメロディー。庶民の街、貧しいけれども夢を持つ若人の街、そしてコソ泥から殺人まで犯罪の街、、、日本語順と反対に並ぶ言葉の題名がメロディーとピッタリ決まっているな~。

ヴィンセント・ファン・ゴッホが狭い下宿から屋根(しか見えないので)ごしのパリを、またカフェのテラスやなブールヴァ―など描いています。彼にもパリは貧しくも活き活き庶民の町だった…。

ギロチンが発明され国王夫妻を彼岸に追いやり、同時にオードリー・ヘップバーンの幾つかのパリシーンが重なりますから、パリは‘ケッタイナ‘まちですね。彼女の幾つかの映画メロディーが丸っきり浮かばないのが残念(歌音痴で諦めているんですが…)

投稿: TangoMinato | 2012年10月19日 (金) 08時09分

11月13日、金曜夜。週末前夜のくつろいだパリでの同時多発テロ。丸腰の老若男女へ向けられたカラシニコフの乱射と自爆。129名以上の死亡確認。・・・真っ先に浮かんだ言葉は「なんと卑怯な!!!」。
Je suis avec Paris!!!
Je suis avec France!!!

投稿: Snowman | 2015年11月17日 (火) 17時54分

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