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黒い瞳(タンゴ)

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞・作曲:H.Horlick & G.Stone
日本語詞:三根耕一、唄:ディック・ミネ

黒き汝(な)が瞳 なやましや
夢路やよ覚むるな 君がひとみよ
もゆる想いをば 胸に秘め
いとしき なつかし 君が瞳

泪にうるみて かがやくは
去りにしまぼろしに うつる瞳よ
想い出も去りて 今はただ
冷たく ほほえむ 君が瞳

         間奏

     (繰り返す)

《蛇足》 ロシアの古い民謡『黒い目』(または『黒い瞳』)のメロディを取り込んだタンゴ。アルフレッド・ハウゼ楽団の演奏で世界的にヒットしました。

 上の歌詞は身深保弘さんからご教示いただいたものです。その情報によれば、歌詞は「オリジナル歌手によるステレオ版昭和歌謡大全集」にあったもので、オリジナル・レコードは昭和9年(1934)12月に発売された、となっています。
 日本語詞は私のおぼろげな記憶とも一致しているので、このタンゴ、またはそのメロディの一部につけられたものと見てまちがいなさそうです。

 ただし、いくつかわからない点があります。
 作詞・作曲となっているGregory StoneとHarry Horlickは、JASRACの著作権データベースでは訳詞者になっており、曲自体はPD
(パブリック・ドメイン)になっていて、作詞・作曲者は不明です。
 パブリック・ドメインとは、「知的所有権が消滅して社会全体の公共財産になっている」という意味です。
 また、訳詞者の三根耕一と歌手のディック・ミネは同一人ですが、同データベースには歌手としてのディック・ミネの名前しか載っていません。

 パブリック・ドメインになっているので、あまり気にする必要はないかもしれませんが、なんとも奇々怪々です。 

(二木紘三)

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コメント

奉公した 神田の羅紗店の番頭さんは タンゴ大好き人間でした と言っても踊る方です 黒い瞳のレコードを掛けるのが わたくしの役目です ♪ 黒き汝瞳・・・ 少年の心にも 甘く切ない文語調の歌詞が気に入っていました わたくしの十五の春は この曲から始まりました 

投稿: 寅  君 | 2008年7月 9日 (水) 21時17分

ディック・ミネが歌っていたとは思いませんでした。が曲を聴いて歌いだしが〔黒きなが瞳~♪〕とすっとでてきたのでよく聞いていたのですねこの曲。。。タンゴはなやましげのなかにも気品があって好きです。

投稿: おキヨ | 2008年7月 9日 (水) 23時10分

15の春がこんな曲で始まる方もいらっしゃるんですねぇ。
それこそがその人の財産ですよね。
こういう曲を聞くと自分の中に潜在的に眠っている物が
呼び起こされるような気がしますが…。忘れている何かです。

投稿: sunday | 2008年7月11日 (金) 15時32分

何気なくこの曲を選んで(クリックして)音楽を聴き始めました。初めて聞く曲・・・歌詞画面が過ぎ 二木先生の解説を読み出すと あの有名なロシア民謡「黒い瞳」のアレンジ曲らしくて・・・何と まるで似ても似つかぬメロディーだなーと思って聴き続けますと 来ました来ました間奏にあのロシア民謡「黒い瞳」,大好きなフリオ・イグレシアスの「黒い瞳のナタリー」,布施明の「哀しみの黒いひとみ」が聞こえてきました。嬉しくてほっとしました。あの哀愁を秘めた甘い声のフリオ大好きです。主人の車で買い物に行く時は発車と同時にフリオのCDをかけます。今聴いていますこの曲の間奏に原曲を挿入して下さった二木先生に厚くお礼申しあげます。

投稿: 初老女性 | 2008年11月29日 (土) 21時03分

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