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フニクリ・フニクラ

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞:Peppino Turco、作曲:Luigi Denza
日本語詞:青木爽・清野協

1 赤い火を吹くあの山へ
  登ろう 登ろう
  そこは地獄の釜の中
  のぞこう のぞこう
  登山電車が出来たので
  誰でも登れる
  流れる煙は招くよ
  みんなを みんなを
  行こう行こう 火の山へ
  行こう行こう 火の山へ
  フニクリ・フニクラ フニクリ・フニクラ
  誰ものる フニクリ・フニクラ
  行こう行こう 火の山へ
  行こう行こう 火の山へ
  フニクリ・フニクラ フニクリ・フニクラ
  誰ものる フニクリ・フニクラ

2 暗い夜空に赤々と
  見えるよ 見えるよ
  あれは火の山ヴェスヴィアス
  火の山 火の山
  登山電車が降りてくる
  ふもとへ ふもとへ
  燃える炎は空に映え
  かがやく かがやく
  行こう行こう 火の山へ
  行こう行こう 火の山へ
  フニクリ・フニクラ フニクリ・フニクラ
  誰ものる フニクリ・フニクラ
  行こう行こう 火の山へ
  行こう行こう 火の山へ
  フニクリ・フニクラ フニクリ・フニクラ
  誰ものる フニクリ・フニクラ

《蛇足》 1880年、イタリア西海岸の観光名所ヴェスヴィオ火山(上の写真)にフニコラーレ(funicolare=ケーブルカー)が敷設されました。
 ヴェスヴィオはヨーロッパ大陸唯一の活火山で、ナポリの東12kmに位置しています。フニコラーレは、この山の麓から火口縁までの急斜面に敷設されました。

 ところが、勾配が急すぎて危険だと思われたため、客がなかなか増えません。そこで、フニコラーレを経営をしていたクック社が宣伝のため、P.トゥルコに詞を、L.デンツァ に曲を依頼し、フニコラーレの歌を作りました。
 その歌をピエディグロッタ音楽祭で発表したところ、大評判となり、乗客が大幅に増えたとのことです。世界で最初のCMソングと言われています。

 原詞はなまりが非常に強いことで知られるナポリ方言で書かれています(下記)。フニクリ・フニクラは、このフニコラーレの愛称。Funicula
 このフニコラーレは、1944年の噴火で破壊され、現在は2人掛けのリフトが観光客を火口縁まで運んでいます。上の写真は破壊される前のフニコラーレです。

 ヴェスヴィオは古称ウェスウィウス(Vesuvius)で、英語名ヴェスヴィアスはここから出ました。厳密には外輪山のソンマ(Somma=標高1132m)と中央丘である狭義のヴェスヴィオ(Vesuvio=標高1281m)から構成されており、ソンマ・ヴェスヴィオと呼ばれています。

 AD79年8月24日に大噴火し、大量の軽石や火山灰で南東山麓の町ポンペイを埋没させ、さらに噴火後に発生した火山泥流が西麓の町ヘルクラネウム(現在のエルコラーノ)を埋没させたことはよく知られています。
 現在、両市街とも発掘が進み、当時の生活状況が再現されています。

       Funiculi-Funicula

1. Aieressera, oi' ne', me ne sagliette,
    tu saie addo'?
    Addo' 'stu core 'ngrato cchiu' dispietto farme nun po'!
    Addo' lo fuoco coce, ma si fuie
    te lassa sta!
    E nun te corre appriesso, nun te struie, 'ncielo a guarda'!...
    Jammo 'ncoppa, jammo ja',
    funiculi', funicula'!

2. Ne'... jammo da la terra a la montagna! no passo nc'e'!
    Se vede Francia, Proceta e la Spagna...
    Io veco a tte!
    Tirato co la fune, ditto 'nfatto,
    'ncielo se va..
    Se va comm' 'a lu viento a l'intrasatto, gue', saglie sa'!
    Jammo 'ncoppa, jammo ja',
    funiculi', funicula'!

3. Se n' 'e' sagliuta, oi' ne', se n' 'e' sagliuta la capa già!
    E' gghiuta, po' e' turnata, po' e' venuta...
sta sempe cca'!
    La capa vota, vota, attuorno, attuorno,
attuorno a tte!
    Sto core canta sempe
    nu taluorno
    Sposammo, oi' ne'!
    Jammo 'ncoppa, jammo ja',
    funiculi', funicula'!

(二木紘三)

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コメント

CMソングの嚆矢とのこと。旅情を浮き立たせ、くすぐります。
懐かしい曲です。

投稿: 篠崎信夫 | 2007年9月12日 (水) 03時46分

カンツォーネの中でもこれだけ人口に膾炙した曲はないと思います。
替え歌の多さがそれを物語っているかと。

私は今までイタリアに二度行き、毎回ポンペイ遺跡も見ておりますが
世の東西を問わず人間のやることは同じだなと苦笑する遺跡が
あるかと思えば、2000年も前にこんなものがあったのか!と驚く
ような遺跡もあって結構楽しめます。
中でも感心したのが道路のつくりで、どこかの国の役人共に見せて
やりたいと思うほど、どんな小さな通りでも歩道と車道の区別が
ついていました。さすが古代ローマ。

今は忙しくて休暇を捻出できない状態ですが、またイタリアへ行きたいと
この曲を聴くたびに思います。

投稿: あおば | 2007年10月 3日 (水) 23時04分

この夏、なんとか休暇を捻出して、燃油サーチャージにもめげず三度目のイタリア旅行を実現しました。
もちろんヴェスヴィオス山も眺め、ポンペイにも行ってきましたし、念願の「青の洞窟」入りもできました。

ポンペイは何度行っても新しい発見があります。
(遺跡の中で郊外にあたるところに野外音楽場がありますが
あるスポットに立つと音響効果が抜群です。思わずこの歌を歌いたくなりました。)

投稿: あおば | 2008年10月12日 (日) 00時21分

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