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丘は花ざかり

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作詞:西條八十、作曲:服部良一、唄:藤山一郎

1 若い生命(いのち)の カレンダーを
  今日もひらけば 君の顔
  呼びかける あのひとみ
  モナリザの なぞのいとしさ
  ああ 若い日の 丘は花ざかり

2 青いホールの シャンデリア
  抱いて踊れば 黒髪の
  なやましい 移り香(が)
  春はゆく 涙ながして
  ああ 若い日の 丘は花ざかり

3 想い想われ 散ってゆく
  恋は真赤な 天竺葵(ゼラニューム)
  あのひとも このひとも
  ながれゆく 淡い白雲
  ああ 若い日の 丘は花ざかり
  ああ 若い日の 丘は花ざかり

《蛇足》 昭和27年(1952)11月公開の東宝映画『丘は花ざかり』(千葉泰樹監督)の主題歌。

 映画は石坂洋次郎の新聞小説が原作で、木暮実千代、高杉早苗、池部良、杉葉子、上原謙などが出演しました。
 タイトルや石坂洋次郎の小説が原作だということから、『青い山脈』のような田舎を舞台とした青春映画が想像されますが、内容は都会の男女が織りなす恋愛模様です。エピローグに花盛りの丘のシーンがあります。映画はモノクロですが。

 曲は「ああ若い日の丘は花ざかり」のメロディが印象的で、記憶に残ります。

(二木紘三)

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コメント

藤山一郎の明るい歌声がぴったりな、いかにも青春という感じの気持ちの高揚する、元気になれる名曲だと思います。

投稿: 石塚和男 | 2007年10月26日 (金) 20時27分

新聞も翌日配達の、田舎の高校生時代に読んだ連載小説。ストーリーもぜんぜん記憶になく、映画館もなかったので映画も見ていないが、それまでの「若い人」「青い山脈」「山のかなたに」とすこし違うと思ったこと、主人公(映画では木暮実千代?)と相手(上原謙?)に不倫させないでと、読者から嘆願あるいは抗議の投書が新聞社あて殺到したというエピソードも読んだ気がする。戦争の後遺症も残っていたけれど、長閑な時代であった。

投稿: 林 一成 | 2007年10月28日 (日) 10時40分

不倫させないでと言われても、
それじゃあ、小説にならないじゃん。
不倫したのでしょうか???

投稿: 祐太郎 | 2007年11月 1日 (木) 01時05分

先日古本屋で新潮文庫「丘は花ざかり」(105円也)をゲットしました。表紙も本文もセピア色に変色したシロモノですが、58年前新聞連載時に読んだストーリーが断片的に甦ってきました。「私も貴方もめいめいの家庭を捨てて一緒に暮らしましょう」と主人公の主婦が言うのですから、やはり「不倫」というのでしょうか。ところが読者の嘆願に作者が応えたのか、あわやという時にわが子が川に落ちるというアクシデントに、残念ながら(?)、この情事は完成しなかったのであります。3年前の祐太郎さまのお問いかけに答えることができてほっとしております。

投稿: 林 一成 | 2010年9月18日 (土) 18時49分

僕の生まれるずっと前の歌ですが、歌詞は今に通じる、普遍的な恋心と共感しています。服部良一のメロディーもとてもいいですね!

残念ながら、この映画は観ていないのですが、学生時代、古い映画に凝っていた関係で、何と晩年の上原謙さん、小暮実千代さんにお会いした事があります。
お2人とも、とても素敵な方でしたよ。

物語の方は、前に投稿の林さん(多分うちの父と同世代)の書かれているような、倫理観の強い時代だったんですね....50年以上経て、現在の女性たちの不倫への感覚は、だいぶ軽いものになった気がしますが、それでもこの歌の心の根底にある心は、変わらないと思いますね。

投稿: タッチー | 2011年10月 7日 (金) 14時31分

今日は!映画「丘は花ざかり」1952(昭和27)年東宝を、某図書館の視聴覚ライブラリーで全編観ることができました。
物語はOLの杉葉子の淡い社内恋愛と、姉の小暮実千代さんと上原謙さんの既婚者同士の恋で展開していきますが、現在から見ると健全?な印象です。また昭和20年代後半の東京の街やレストラン等のレトロさもいい感じ...

この映画の謙さんは、いつもの真面目なカッコいい二枚目ではなく、サングラスに口髭のキザでユーモラスなキャラ。小暮さんと街を歩いていたら絡まれ、やむなくチンピラ3人を倒してしまいます(笑)
美しい小暮さんとデートを重ねますが、キスもそれ以上もありません。

杉葉子は男やもめの山村総の上司を慕い告白しますが、山村からきつく一蹴されてしまい...当時のオヤジ達の感覚はこんな感じなのでしょうが、現在から見ると、もう少し娘心を理解して優しく接しないと...そして杉は同僚の池部と...

他の出演はバーのマダムの高杉早苗さん(松竹大船時代、謙さんや小暮さんの同僚)黒澤映画の志村喬ら。

余談ながら,劇中の謙さんの自家用車は1952年式オールズモビルで、当時は進駐軍が持ち込んだアメ車の全盛時代。また杉が山村家に向かうタクシーは今は無き国産オオタで、当時はダットサンやトヨペットと国産御三家とされた小型車。

オープニングの主題歌はいかにも合唱団風ですが、ラストの丘のシーンはレコードに近い感じながら「君は真っ赤なゼラニウム」と歌っていましたね。

投稿: タッチー(上原謙) | 2011年10月28日 (金) 16時33分

先の投稿の訂正で恐縮です、当然ながら木暮実千代さんでありまして、小暮は誤植です。

さて映画「丘は花ざかり」には木暮、杉の姉妹の入浴シーンがあり、曇りガラス越しですが木暮さんの体のラインが分かるサービスショットがありました。当時としてはセクシーで悩ましいショットだったんでしょうネ。木暮さんはとてもきれいだし....

投稿: タッチー(木暮実千代) | 2011年10月28日 (金) 23時17分

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