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東京ブルース(西田佐知子)

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞:水木かおる、作曲:藤原秀行、唄:西田佐知子

1 泣いた女が バカなのか
  だました男が 悪いのか
  褪(あ)せたルージュの くちびる噛んで
  夜霧の街で むせび哭(な)
  恋のみれんの 東京ブルース

2 どうせ私を だますなら
  死ぬまでだまして 欲しかった
  赤いルビーの 指輪に秘めた
  あの日の夢も ガラス玉
  割れて砕けた 東京ブルース

3 月に吠えよか 淋しさを
  どこへも捨て場の ない身には
  暗い灯(ほ)かげを さまよいながら
  女が鳴らす 口笛は
  恋の終わりの 東京ブルース

《蛇足》 昭和39年(1964)1月に日本グラモフォンからレコード発売。
 『アカシアの雨がやむとき
(昭和35年)、『エリカの花散るとき(昭和38年)に続いて、水木かおる、藤原秀行、西田佐知子のトリオが放ったヒット曲です。
 いずれも、西田佐知子の頽廃的ともいえる独特の歌唱が恋を失った女の切ない情念を的確に表現しており、それがヒットの最大の要因といってよいでしょう。

 この年は、秋に開催された東京オリンピックにちなんで、『ウナ・セラ・ディ東京』など、東京のつく歌や商品コピーが流行りました。

 なお、淡谷のり子の『東京ブルース』など同タイトルの曲がほかに何曲かあります。

(二木紘三)

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コメント

 うわあ。ついにお取り上げくださいました。私のお気に入りの一曲。
 二木先生。大感激です ! これ以上、述べる言葉もありません。今後しばらくは、二木先生の名演奏のこの曲、聴いて聴いて聴きまくります。大変ありがとうございました。

投稿: 大場光太郎 | 2008年6月28日 (土) 04時04分

西田佐知子さんも素晴らしい歌手でしたねぇ。下世話な話になりますが…百恵さんが素晴らしいと言うなら…西田さんはもっと素晴らしいでしょ???
マスコミが作り上げる偏向性が嫌になる時ってありますね。

投稿: sunday | 2008年7月 7日 (月) 06時37分

西田佐知子さんの東京ブルースとても素敵な曲ですね

投稿: 中村 | 2008年9月 1日 (月) 18時28分

昭和14年淡谷のり子の東京ブルースを是非載せてくださいませんか。
あの頃の東京、銀座のネオン、今はなき三味線堀、13年の東日会館のプラネタリウム開館、小田急、など年寄りには懐かしい歌です。三大東京ブルースの一位に挙げたいです。

投稿: 遠藤雅夫 | 2011年2月16日 (水) 08時46分

 歌にも一般的な賞味・消費期限があるのでしょうか。東京の街から消えた名前は数えきれず、“銀座の月はアーニーパイルの小窓を照らす”(「憧れの東京」唄:藤山一郎)のアーニーパイル劇場は多くの人の記憶からも消え、歌も期限切れでしょう。淡谷のり子の「東京ブルース」の一般的な期限を決めるのは三味線掘かも知れません。ところが、西田佐知子の「東京ブルース」には、タイトルとルフランに「東京」が有るだけで、夜霧の街であれば何処でも歌えるし、東京が在る限り、期限は見当がつきません。無論、聞く人それぞれの賞味・消費期限はその人の心にある、と私は心に決めてはいますが。

投稿: 槃特の呟き | 2011年2月25日 (金) 17時03分

昭和39年,私は貧乏学生でした。卒業論文を書くため今のJR信濃町から当時麻布にあった東大生産技術研究所へ通いました。この年は東京オリンピックが開催された年で,燃えさかる聖火を横眼で見ながら,都電の駅で4つ目の距離を電車賃(当時一律15円?)を節約するため,よく歩いて通ったものです。そのとき気(け)だるく聴こえてきたのがこの西田佐知子の「東京ブルース」でした。このノーバイブレーションの曲を聴くたびに,東京という大都会の中の孤独が当時の神宮外苑の景色と重なって老境の胸に蘇(よみがえ)ります。

投稿: nobuchan | 2011年9月 3日 (土) 21時12分

  Bonsoir

あたしこの歌大好き

西田佐知子さんのプチハスキーで、プチなげやりな歌唱法が素敵!

あたしは二番の歌詞が好き

特に「あの日の夢も ガラス玉

   割れて砕けた・・・」の歌詞、

好きです、大好き


    Au revoir

    

投稿: トッコ | 2013年5月22日 (水) 23時01分

戦後のは吉川静夫作詞、吉田正作曲、青江三奈唄です。

青江三奈ではなく鶴田浩二です。
淡谷、鶴田、西田の三曲しかありません。

投稿: NANAKOMS | 2014年5月 4日 (日) 19時26分

戦後の「東京ブルース」他にもあるようですね。
作詞 清水みのる 作曲 藤咲みつを  唄 三原純子
作詞 宮川哲夫   作曲 吉田正  唄 鶴田浩二
作詞 矢野亮   作曲 山口俊郎   唄 三船浩
http://hccweb6.bai.ne.jp/~hgg29501/__to.htm

投稿: なち | 2014年5月 4日 (日) 21時18分

 歌手ご本人の言「一番の出だしの2行を唄うのがとても嫌だった」とか、意外な内面を吐露したものと受け取っています。レコード発売から数年後、絶海の孤島で幽閉されたような状態で暮らす合間に、短波放送か現地の日本語放送かに流れたこの曲で途轍もない郷愁に駆られたことがありました。故郷を遠くにありて想うのは堪らなく遣る瀬無いものと痛感しました。思い出から消えない、否、消せない一曲ではあります。賞味期限無しです。

投稿: 槃特の呟き | 2014年5月 6日 (火) 00時26分

 やはりこの歌は今でもいいです。当時学生でしたが、テレビから流れているとよく聞いたものです。結婚してからカミさんが「歌手では誰が好きか。」と聞くと「西田佐知子」と答えていました。
 何がよかったのか覚えていませんが、声がよかったような気がします。あくまで個人的な感想ですが。

投稿: 今でも青春 | 2015年9月30日 (水) 20時58分

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