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(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞・作曲:平岡精二、唄:ペギー葉山

1 二人暮らした アパートを
  一人一人で 出て行くの
  すんだことなの 今はもう
  とてもきれいな 夢なのよ
  あなたでなくて できはしない
  すてきな夢を もつことよ
  もうよしなさい 悪い癖
  爪をかむのは よくないわ

2 若かったのね おたがいに
  あの頃のこと うそみたい
  もうしばらくは この道も
  歩きたくない なんとなく
  私のことは だいじょうぶよ
  そんな顔して どうしたの
  直しなさいね 悪い癖
  爪をかむのは よくないわ

《蛇足》 昭和34年(1959)に平岡精二によって作詞・作曲されました。

 平岡精二は昭和6年(1931)生まれで、日本におけるジャズ・ヴィブラフォン演奏の草分け。ヴィブラフォンのほか、マリンバ、アルトサックスなどの名演奏家としても知られました。
 作詞・作曲も手がけ、母校・青山学院の校歌を作曲しています。

 この『爪』と、彼の最大のヒット曲『学生時代』を歌ったペギー葉山は、青山学院高等部の2年後輩。

 昭和20年代後半に結成した「平岡精二クインテット」は抑揚の強い表現で人気がありましたが、この曲は上がり下がりの少ない落ち着いたバラードで、平岡精二作曲と知らなければ、欧米産のイージーリスニングかと思われるような洗練された雰囲気があります。

 平成2年(1990)、58歳で没。

(二木紘三)

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コメント

 この曲を聴くと20歳過ぎの頃にタイムスリップをして、“あの人は幸せにしてるかな?”・・・“今の平和と幸せを少し上げたい”などとの思いがバツイチの胸をよぎるのはエゴでしょうか?
 
 平岡さんはジャパニーズ・シャンソンの草分け的な存在で「あいつ」「たばこの煙」「おやすみなさい」があり、他にC.montezの「Nothing To Hide(愛の聖書)」を訳詞して2番は英語詞で歌っており、さだまさしの声に似て飾り気の無い歌と彼のヴィブラフォンが躍動するようなスイングをして、水割りではなくカクテルグラスを見つめながら何時までも聴いていたい曲のひとつです。
これらの曲は彼の歌とヴィブラフォンでLP『不滅の日本ジャズポップス』№7にありますが、それにしても一度ライブで聴きたかった・・・。
 先生「爪」を有難う御座いました。

投稿: 尾谷 光紀 | 2009年2月13日 (金) 22時23分

「欧米産と思われるような洗練された雰囲気」とおっしゃる、まさにその通りですね。30年以上前になりますが私がボランティアで海外にいた1977年ごろ、ギターを弾き語りする日本人に対し、若い英国男性が、「Futari-Songを」と、この歌を繰り返しリクエストしていた光景がよみがえるからです。

投稿: Bianca | 2009年2月15日 (日) 10時35分

「つめ」は同じ平岡精二作詞作曲の「あいつ」とペアみたいな曲で,コード進行が似ているので重唱?することもありましたが,今では「あいつ」はどこかに消えてしまいましたね.

平岡精二の自作自演の「つめ」は,間奏のビブラフォンがすごく良いです.

投稿: 16トン | 2009年4月12日 (日) 16時31分

同じ作曲家の「あいつ」を制作していただけませんでしょうか?
「爪」と「あいつ」の曲が聞きたいという、ジャズ愛好者からの依頼です。

投稿: 佐伯K | 2009年7月15日 (水) 09時36分

佐伯K様
私も同感です。
「爪」と言えば「あいつ」もアリで、「あいつ」は旗照夫が歌ってかなりヒットしたと記憶しています。
自分で勝手にランク付けしているジャパニーズ・シャンソンのベスト5に入っているほどの名曲だと信じておりますので、よろしくお願いします。

投稿: 尾谷 光紀 | 2010年9月10日 (金) 13時29分

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