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バイヤ・コン・ディオス

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞・作曲:Larry Russell、Inez James、
Buddy Pepper、日本語詞:不詳

夜の静寂(しじま)に 閉ざされし街
闇に光るは 星影よ
バイヤ・コン・ディオス あの君
いつも寄り添う
静けさに 鐘の音(ね)響く
やさしき調べ 君も聞く
バイヤ・コン・ディオス あの君
うるわしき君
見つめている あの瞳
夢に見る 面影よ
夜ごとやさしき 愛のささやき
燃ゆる口づけ 君の想い出
輝く日影 空も澄み
光あふれる わが胸よ
バイヤ・コン・ディオス あの君
うるわしき君


    Vaya con Dios

Now the hacienda's dark, the town is sleeping,
Now the time has come to part, the time for weeping,
Vaya con Dios, my darling,
May God be with you, my love.

Now the village mission bells are softly ringing,
If you listen with your heart, you'll hear them singing.
Now the time has come to part, the time for weeping,
Vaya con Dios, my darling,
May God be with you, my love.

Wherever you may be, I'll be beside you,
Although you're many million dreams away.
Each night I 'll say a pray'r, a pray'r to guide you,
To hasten every lonely hour of ev'ry lonely day.

Now the dawn is breaking through a gray tomorrow,
But the memories we share are there to borrow.
Vaya con Dios, my darling,
May God be with you, my love.


《蛇足》 L.ラッセル、I.ジェームズ、B.ペッパーのトリオによって1953年に発表され、レス・ポール&メアリー・フォードの唄でレコード化されました。発売はキャピトル・レコード。

 同年6月13日にビルボード誌のヒットチャートに連続して載ったのち、8月8日には同チャートの1位になり、以後、合計9週にわたって1位に輝きました。

 この曲は、パット・ブーン、ビング・クロスビー、コニー・フランシス、フリオ・イグレシアスなど、数十人ものアーティストがカバーしており、スタンダードナンバーのなかでもとりわけ多くの人に愛された作品となっています。

 歌詞の最初にhacienda(ハーシエンダ、スペイン語読みだとアーシエンダ)という言葉が出てきます。これは、中南米のスペイン語圏で、オーナーの大邸宅を中心に、小作人または牧童の集落があるような大農場または大牧場を指します。同じものを、ポルトガル語圏のブラジルではfazenda(ファゼンダ)といいます。

 歌詞は、何かの事情でその農場を早暁に旅立つ恋人か夫を女性が見送る、という筋書きになっています。

 "Vaya con Dios."は比較的長い別れの際の決まり文句で、Dios(神) con(とともに) vaya(行きますように)という意味。"Vaya con Dios"の次に歌われる"May God be with you."と同義です。
 日本語では、「つつがなき旅を」とか「気をつけて行ってらっしゃい」といった意味になりましょうか。

 日本では江利チエミの唄でヒットしました。

(二木紘三)

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コメント

懐かしい歌思い出しました!
とても綺麗なメロディなのでハミングか口笛でならと本箱を探したところ、高校時代に下宿していた街の「銭湯の帰りの1956年12月2日(日)に買い求めた」と記入した欧米楽譜出版社「ジャズアンドジャズ1956年特集」¥100.が出てきました。
その32・33ページに上記と全く同じ歌詞が載っていましたが、記憶にあるのは“街の灯りがひとつづつ・・・・・バイヤコンディオスマイダーリン”との歌詞しかどうしても思い出せません。
やわらかいハスキー風の歌もさることながら、楽器好きな自分はクラリネットでのメロデイが今また記憶の中に流れ始め、古ぼけた歌の本に遠い青春時代への思いと今の自分を繋ぎ合わせ、つくづく <幸せだなァ、幸せだった> と改めてかみしめました。

先生、忘れていたいい歌をありがとうございました。

投稿: 尾谷 光紀 | 2010年7月14日 (水) 22時43分

二木先生、今朝一番に開いて目に飛び込んできたこの曲名夢かとばかりの喜びでした。1955年に結婚した私達がその前2年ほど二人で楽しんで耳にしたこのメロディ、それを聞いた場所小さな喫茶店の片隅、そんな光景が広がりました。やさしい微笑みを浮かべがら迎え入れてくれたお店のマダム、まだ一杯のコーヒーが50円の時代でした。

17年も前に旅立ってしまった主人も、このパソコンから流れ出る懐かしいメロディを、一緒に聴いていてくれることでしょう。若い頃の主人の顔が目に浮かぶような今朝、梅雨明けを思わせる青空と共に、嬉しい一日のスタートとなりました。この懐かしいメロディを、あちらこちらと探しましたが耳にすることが出来ずに過ごしておりました。
本当に嬉しく、有難うございました。またもう少し元気に、残された人生を歩き続けてみる元気が出てきました。

投稿: れいこ | 2010年7月15日 (木) 07時11分

♪街の灯りも消えはてて・・でしたら
「スリーグレイセス」が歌詞付きで唄っていますよ。
曲名の表示は「ビァイア・コン・ディオス」になっています。

投稿: なち | 2010年7月15日 (木) 08時23分

歌詞が違いました。
江利チエミさんは♪ひとときよ・・ではありませんね。
字の表示が違うので色々検索するとあるのですが・・
「ヴァイヤ・コン・ディオス」
http://www.youtube.com/watch?v=8uIjsCRwIVw
http://www.youtube.com/watch?v=f3CANenHtB8

投稿: なち | 2010年7月15日 (木) 08時57分

なちさん!
ご教示頂いたお陰で今夜はぐっすり眠れそうです。
江利チエミを連続5回聴き “街の灯りも消え果てて・・・・・” とハッキリ思い出しました。
昨年引退された原信夫氏率いる「♯s&♭s」のバックでの演奏はあまり目立たなく、チエミがあくまでも主役でと当時は地味な演奏のようでした。
しかし1965年11月「Lover Come Back To Me」の美空ひばりのバック演奏では、間奏(?)にA.サックスとT.サックス8小節づつのエキサイティングなソロと、彼女のJazzへのエネルギッシュな思いが溢れて“ウオー”と叫びそうになりました。
ひばり(様)の全560曲のギネス的シングル盤以外のEP・LP盤にもこれからアプローチをと思っています。

投稿: 尾谷 光紀 | 2010年7月15日 (木) 22時19分

1956年つまり5歳ごろの幼児体験ですが近くのお宅にあったSPレコードでバイアコンデウスマイダーリンという外人の歌を聴いたのを覚えています。たぶんパットッブーンの声でした。おなじころパテイページのハウマッチズザドッグインザウインドウも聴いていました。なぜか耳に残っています。そのころは神戸にも進駐軍のGIがたくさんいました。

投稿: 吉川健太郎 | 2010年11月17日 (水) 22時13分

スペイン語の歌詞が付いた楽譜が見つかりません。

知っている方がいましたら、ご教示願います。

投稿: 田村 至 | 2016年6月18日 (土) 14時45分

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