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マリア マリ

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞:Vincenzo Russo、作曲:Eduardo di Capua

日本語詞1:堀内敬三
1 窓をひらきて わが歌ききてよ
  月はさやけし いとしのマリア
  歌は燃え立つ なさけの調べ
  日ごと夜ごとの 思いの声
  ああ マリア マリ
  夜もすがら たたずみ
  君に歌う あこがれの歌聞かば
  ああ マリア マリ
  わが思いに こたえて出でこよ
  ああ マリ ああ マリ

      (演奏)

2 窓をひらきて わが歌ききてよ
  月はさやけし いとしのマリア
  歌は燃え立つ なさけの調べ
  日ごと夜ごとの 思いの声
  ああ マリア マリ
  夜もすがら たたずみ
  君に歌う あこがれの歌聞かば
  ああ マリア マリ
  わが思いに こたえて出でこよ
  ああ マリ ああ マリ
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日本語詞2:徳永政太郎
1 窓を開けよや いとしのマリア
  うるわしの顔 いざや見せよ
  熱き思いに われは悩みて
  胸にえがくは きみの姿
  ああ マリア マリ
  夜もすがら嘆きて 眠らず
  ひとり 窓辺に立つ
  ああ マリア マリ
  夜もすがら嘆きて 眠らず
  ああ マリア マリ

      (演奏)

2 庭におりよや いとしのマリア
  月は輝き 花もかおる
  胸の思いを 語る悲しき
  われの歌をば いざや聴けよ
  ああ マリア マリ
  夜もすがら嘆きて 眠らず
  ひとり 窓辺に立つ
  ああ マリア マリ
  夜もすがら嘆きて 眠らず
  ああ マリア マリ


《蛇足》 日本で愛唱されているイタリア民謡の多くがナポリ民謡ですが、これもその1つ。『オー・ソレ・ミオ』の作曲者、エドゥワルド・ディ・カプア(1865〜1917)の作品で、1899年にナポリのビデリ社から出版されました。

 作詞者はカプアと組んで多くの作品を遺したヴィンチェンゾ・ルッソ(
1876〜1904)。ルッソは才能に恵まれながら、貧しい生活を送っていましたが、カプアと組むようになってから、生活が楽になり、名声も得たそうです。

 この曲は典型的なセレナーデ、すなわち夜、女性の窓の下に立って求愛する歌です。セレナーデについては『シューベルトのセレナーデ』で触れていますので、のぞいてみてください。

 調が変わった直後の「ああ マリア」のところを伸ばして歌う人が多いので、そのように編曲しました。

(二木紘三)

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コメント

高校の音楽の授業(レクリェーション?)のとき、教師がこの曲の前奏部をタンバリンで叩き、生徒に歌わせました。
前奏部が長くて繰り返すメロディのため、多くの生徒がフライングをしていました。
中には慎重すぎて曲に乗り損ね、あわてて歌い出して詞とメロディがずれたまま最後まで押し通した強者もいました。
この曲を聴きながら、思わず笑ってしまいました。

投稿: コーデリア | 2010年10月14日 (木) 08時59分

マリア マリは我が青春の一曲です。
エキゾチックで哀調のあるメロディーは、東北の片田舎の少女だった私を見も知らぬ異国へ誘ってくれる素晴しい曲でした。
ロマンチストだったあの頃の自分を懐かしく愛おしく振り返る事のできる曲、本当に嬉しく拝聴しました。幾度も、幾度も。。。

投稿: おキヨ | 2010年10月14日 (木) 12時36分

冒頭のメロディは、「洒落男」(ゲイ・キャヴァレロ)
の間奏に使われていましたね。

エノケン版、二村定一版とも同じで、オリジナルも
そうなのでしょう。

あの歌の、有頂天から一転、地獄に堕ちる結末を
暗示する、突然の短調への転換に、マンドリンの
物哀しい調べがいかにも効果的でした。

投稿: 金兵衛 | 2010年10月17日 (日) 11時16分

楽しいサイトを見つけました。ありがとうございます。デライラ(トムジョーンズ)があるともっとよかった。

投稿: ひろし | 2011年1月20日 (木) 16時35分

マリアマリ。CDにしようと準備中ですが、ステファノの古いレコードを持っております。ずいぶん昔、朝の出勤前にいつもNHKのラジオを時計代わりにかけておりましたが、この曲が流れました。すぐにメモを取り、後日レコードを買いました。いい曲ですね。

投稿: ひろし | 2011年1月20日 (木) 16時52分

マリー、マリアは欧米では今でも女の子の名前として根強い人気があるそうです。
それだけでも、ロマンが漂う名前ですが、
極めつけは、さらにローズが付いてローズ・マリー、
ロマンあふれる名前ですね。

そしてローズ・マリーは
映画、お芝居、小説、にヒロインの名として大活躍。

でも、お立会い!本家本元は、あの強い芳香を放つハーブ名とはオドロキ!

ローズ・マリーは学名Rosmarinusのラテン語、
Ros露、marinusは海ので、マリアさまもバラも全然無関係、英語に入るとき、フランス語を経由して入ったのが誤解のもとで、フランス語ではrosee marinee更に英語ではrosemary に、かくてマリアのバラに、
でもでも、「海辺の露草」でも、結構ロマンが匂うますね。

あたしの娘窓の下、petit jardinにも植えていて
今が旬、小さな淡紫色の可憐な花が清楚に咲いています。

    またね

投稿: トッコ | 2012年9月12日 (水) 12時17分

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