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草山に

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞:高橋 実、作曲:八洲秀章、唄:伊藤久男

1 山のこだまよ 雲流れ
  思いははるか ただひとり
  草山に来て 白き花
  つみて占う つみて占う
  人知らぬ 恋の悲しさ

2 とおい木立よ 夢去りて
  若き日はるか すすりなく
  草山のかげ なみだとは
  うつくしきもの うつくしきもの
  おもいでの 愛の草山

《蛇足》 雑誌『平凡』の公募に当選した歌詞に八洲秀章が曲をつけたもの。昭和28年(1953)3月にコロムビアからレコードが発売されました。発売時期は『国立国会図書館デジタル化資料』に拠っています。

 伊藤久男はレコードでは「山の小窓よ……」と歌っていますが、原詞は「こだまよ」です。

 草山で覚えているのは、高校・大学のころ登った美ヶ原高原や高ボッチ高原、八島ヶ原湿原、野辺山の牧場(いずれも長野県)くらいしかありません。このうちのいくつかについては、ちらつく女性の面影はあるものの、淡すぎて涙ぐむほどの思い入れはありません。残念。

(二木紘三)

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コメント

大好きな歌です。山登りはしたことはありませんが、花占いはしたことはあります。夢見る少女の頃です。相手はゲインズボローの青衣の少年、理想の少年を作り上げていました。友人たちと野花を摘んで「好き」「きらい」と言いながら花びらを散らして楽しんだものです。淡い想いほど美しい想い出になっています。いつか理想の人に会えるとまだ夢みているので友人たちに笑われています。長生き出来るかも知れません。

投稿: ハコベの花 | 2013年9月17日 (火) 22時59分

この歌も八州先生の曲とは初めて知りました。昨日八島湿原で「あざみの歌」の歌碑を見てきました。あいう所なら私でも詞がかけるかなと思わせる美しい湿原ですね。

投稿: 海道 | 2013年9月20日 (金) 13時05分

いい歌ですね!密かに待ち望んでいました。

青春歌謡というか彼が歌う歌詞はほとんど場所をイメージしているとのことですが、関西の六甲山が出てくる「恋を呼ぶ歌」がこそばゆいけれども好きです。
  
  あゝ あの人の名はミモザの娘 緑なす六甲の山肌に  君の名を呼べば山彦が
    あゝ エリナよ エリナよ エリナよ  むせび泣く声が 恥ずかしや

あまり流行らなかったこの歌をなぜ覚えているのか?もしかしてラジオドラマの挿入歌だったのか? メロディがきれいです。
                         ヤッホーの 声が聞こえる 写真展

投稿: 尾谷光紀 | 2013年9月22日 (日) 11時45分

「恋を呼ぶ歌」も伊藤久男のCDを買った時始めて知りました。彼が歌った歌には素晴しい物が沢山ありますね。歌詞もメロディも歌唱も優れているのに消えて行くのは本当に勿体ないと思います。後世に歌い継がれていくのにはどうすればいいのでしょうか。せめて伊藤久男並みの声の持ち主の歌手が現れてくれたらと願わずにいられません。日本の歌謡界のために音楽に携わっている人たちが素晴しい新人を発掘してくれたらと思っています。

投稿: ハコベの花 | 2013年9月22日 (日) 14時56分

家から自転車で5分のところにリべりカ本店というカラオケ店が「懐メロ保存会&美空ひばり偲ぶ会」を主唱し月2日間は懐メロのみ、24日はひばり(さん)の歌のみとして年に1回は大きなホールを借りて大盛況です。
スペシャルでは‘09.1/26と‘13.4/19を何れも12:00~17:00までNHK大阪ホールを借り切っての『第67回昭和の懐メロ大行進!』『第77回 前 同 』で各80名程の出演者,1~13番:大正琴38名の伴奏で、14~83番はカラオケ等で、私は二胡・柳琴とソプラノサックスで、今年は二胡9名とS.saxで楽しいひと時でした。
ひばりさんから代表に贈られたたドレスは4~5着あり皆の総意で着る人を決めています。
またNHKラジオ歌謡で深尾須磨子作詞・高木東六作曲「あまんじゃくの歌」はひばりさんが歌っていたそうで彼女のシングル盤560曲の109曲目で1954年5月に発売されていました。

尚、大きなホールでの進行は、映画主題歌集・古関裕而曲集・米山正夫曲集・古賀政男曲集・服部良一曲集・珠玉の名曲集・リクエストコーナーとし、今年のNHKホールでは入場無料で代わりにカンパをいただき合計全額を福島へお贈りしました。

歌謡界も厳しい現状にて、我々アマチュアが例え下手でも作詞作曲家や歌手の思いを歌い続けようと、加えて9/5から5~6名で国民から募集し文化庁が発表した『日本の歌百選』を世代を超えて歌い継ごうとスタートしました。

投稿: 尾谷光紀 | 2013年9月23日 (月) 11時09分

伊藤久男というと「暁に祈る」など戦時歌謡の第一人者というイメージで、その男っぽい太い声がそれにまったくぴったりだと思っていましたが、一方意外にも、このような抒情性をたたえた歌にも向いているのですね。本人は最近の歌手のように思い入れたっぷりに歌っていなく、むしろぶっきらぼうに歌っている感じなのに、どうしてなのでしょうか。不思議ですね。

投稿: 吊るし雲 | 2013年11月 7日 (木) 19時24分

藤山一郎が感情移入をして歌うよりも、平明に淡々と歌うほうが聴く人の心に歌がひびくと言っていたのを聞いたことがあります。私は自分に酔って涙を流して歌う歌手が苦手です。歌は聴き手の感情で聴くものだと思います。よほど上手くないと聴き手の胸に響く歌は歌えませんね。

投稿: ハコベの花 | 2013年11月18日 (月) 23時48分

この歌の歌手、伊藤久男さんは福島県本宮市のご出身ですね。福島県は結構、音楽関係の有名人が多い様です。私は、福島県の近くで定年農業を営んでいますので、震災、原発事故以降極力、私の余剰農産物を復興支援に役立ててもらっています。気持ちだけですが・・・。
作曲者の八洲秀章さんの叙情溢れる歌も好みです。

投稿: 竹永尚義 | 2013年11月19日 (火) 16時55分

春ふかみ 嵐の山の桜花 さくと見し間に散りにけるかな (源 実朝)

今年は、ついに常照皇寺の名桜を見ることもできずに花の季節も終わってしまいました。
4月の入ると、六甲山荘の仕事で負われる日々です。

久し振りに「うた物語り」を開き、二木バンドの名演奏に聞き入っています。それにしても、なんども聞いた筈なのに こんな素晴らしい歌があったんだな~と、しばし陶酔の境地に浸っています。
遠く過ぎ去ったあの懐かしき日々…泣きたくなるような抒情溢れる詩とメロデイー、白い花びらを摘んでは占う可憐な美しいひとの姿が目に浮かんで青春時代の淡く儚い恋心を想い起させる…なんともロマンチックな名曲だと思います。

私の学生時代には、こんな経験はありませんでしたが、いつも心のどこかで憧れ 求めてはいました。今で言うならばZARDの酒井泉水のような文系の美しい女性のイメージが永遠の憧れですけど、大好きな信州の高原(草山)を1人歩きながら「風立ちぬ」の菜穂子を偲んだり…と、勝手にひとり思い巡らせています。

投稿: あこがれ | 2017年4月20日 (木) 15時00分

あこがれ様の投稿で久しぶりにこの歌を聴きました。美しい歌ですね。現実には男の方が花占いをしてすすり泣くことはないと思いますが、愛を打ち明けられずに別れた美しい人を忍んで涙することはあると思います。あってほしいと思います。色の白い美人、愁い顔でしょうか。ひそかに慕っていただけで終わってしまった恋、片思いほど美しく残る恋はありませんね。この歌に心を寄せることが出来る男性に私は憧れます。

投稿: ハコベの花 | 2017年4月22日 (土) 18時55分

今回初めてこの歌を、まず伊藤久男さんによるタンゴのリズムで歌われるオリジナルを確認して、聞かせてもらいました。日本にはまだまだこのような美しい歌がたくさん残っていますね。小生、未熟な素人歌愛好者ですが、そういう素晴らしい歌がこれからの時代に埋もれてしまわないように、何らかの方法で学び、歌い続けられたらと思っています。
 そして「はこべの花」様のように、いつまでも若き日の情熱的な恋心やロマンティシズムを持ち続けられることも、これまたなんと素晴らしいことかと思います。人それぞれ恋愛の形は違うかと思います。小生も人並みに何度も恋愛し、失恋し、悩み、嘆き、あるときは喜びに慕ったときもありました。しかし情けないことに、70前の現在どちらかというと、人よりも、動物や草木などの自然のものに魅かれることのほうが多くなってきました。別に人間嫌いということではありませんが。

投稿: 朝風呂 | 2017年4月22日 (土) 23時10分

konoha様の「影を慕いて」の文章を読んで少し考えてみました。私の恋は福永武彦の「草の花」にかなり影響を受けています。恋はあまりにも純粋なものだと思い過ぎてかえって人間性を否定しているように思います。結婚も夫からの付きまといに負けてしまって、それは私が悪かったからだと思い込んでしまったのですね。夫はそれが正しい事で自分が悪いことをしたなんて微塵も思っていないようです。美しいものに憧れていたのに、私は間違っていたと今でも思っています。それがこの「草山に」の歌に書かれているように思われるのです。他人からは仲の良い夫婦に見えていても心の中はわからないものです。私以外にも、やむをえない理由で結婚した友人が何人かいます。心の中にもやもやを抱えたまま50数年、夫と一緒に暮らしています。哀しい事ですがそれが現実です。「草の花」の千恵子がいつも結婚できなかった人の事を気遣っている気持ちが私には自分の事の様に思えるのです。美しい事とは全くかけ離れてしまっている自分がとても悲しく思います。それでもいたわり合いながら家族は暮らしているのです。「美しきもの」にあの世に逝くまで私は憧れ続けるのだと思っています。

投稿: ハコベの花 | 2017年10月 7日 (土) 22時06分

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