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コンドルは飛んで行く

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞・唄:サイモン&ガーファンクル、
作曲:D.A.ロブレス、日本語詞:麻生ひろし

もしも できることなら
空を飛べる すずめなら 楽しい

かたつむりみたいに
野暮な生き方なんて
今日かぎりで 終りさ

空高く飛ぶことが
もしも できたら
悲しみの歌と 明日(あした)
恐れることもないさ

この世に生まれたのは
愛を より深くわかるためさ

この手のひらの中に
いつも あふれる愛を
見つめていたいの
Hum...... Hum...... Hum......

       El Cóndor Pasa

I'd rather be a sparrow than a snail.
Yes, I would.
If I could,
I surely would......hmm.

I'd rather be a hammer than a nail.
Yes, I would.
If I only could,
I surely would......hmm.

Away, I'd rather sail away,
Like a swan that's here and gone.
A man gets tied up to the ground,
He gives the world its saddest sound,
Its saddest sound......hmm.

I'd rather be a forest than a street.
Yes, I would.
If I could,
I surely would......hmm.

I'd rather feel the earth beneath my feet.
Yes, I would.
If I only could,
I surely would.

《蛇足》 アメリカのフォークロック・デュオ、サイモン&ガーファンクルが歌って、世界的に知られるようになりました。

 原曲はペルーのアンデス地方で歌われていた民謡で、歌詞は次のようなものだったそうです。

Oh majestuoso Cóndor de los Andes,
llévame a mi hogar, en los Andes,
Oh Cóndor.
Quiero volver a mi tierra querida y vivir
Con mis hermanos Incas, que es lo que más adoro
Oh Cóndor.

En el Cusco, en la plaza principal,
Espérame
Para que a Machu Picchu y Huayna Picchu
Vayamos a pasear.

おお、堂々たるアンデスのコンドルよ
アンデスの我が家へ連れていっておくれ
おお、コンドルよ
最愛の土地へ戻って暮らしたい
大好きなインカの兄弟たちとともに
おお、コンドルよ

クスコの中央広場で
待っていてくれ
マチュピチュとウアイナピチュへ行くためさ
さあ出かけようぜ

 ペルーの作曲家で民俗音楽研究家のダニエル・アロミア・ロブレス(Daniel Alomia Robles) が、1913年にこの民謡を採譜・編曲して自作のサルスエラ(オペラの一種)の序曲として取り込みました。序曲のため、歌詞はついていませんでした。

 この序曲を現在もよく演奏されている3部構成に編曲したのは、アルゼンチン出身でフランスで活動していたフォルクローレ・バンドのリーダー、ホルヘ・ミルチベルグ(Jorge Milchberg)でした。
 ただし、それよりかなり前に現在のスタイルに近い演奏が行われていた、とする説があります。

 3部構成の第1部は郷愁を誘うような静かな演奏で、第2部はハイテンポの行進曲風、第3部は華やかなダンス・ミュージックになっています。

 サイモン&ガーファンクルが歌詞をつけてカヴァーしたのは、このうちの第1部だけ。カタツムリより雀になりたい、釘よりハンマーになりたい、街路より森になりたい……といった歌詞で、コンドルは全然出てきません。
 『スカボロ・フェア』と同じく、寓意に満ちたフレーズの連続で、難解ですが、訴えたいことはなんとなく伝わってきます。

 この曲はよくケーナで演奏されますが、上のmp3ではオカリナを使いました。後奏の部分はオルガンです。

(二木紘三) 

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コメント

 この曲はいつも聴いてばかりでしたが、流れているのがオカリナとのことでいまオカリナのAC管を取り出して ~ シ ミ bレ ミ #ファ ソ #ファ ソ ラ シ レレシ ミレミレシ シ ラ ソ ラソミ ・・・と、まだここまでですがとても温かい気持ちになりました。
自分が知っている曲は全ていい曲だから頭に心に残っているのですね。

投稿: 尾谷光紀 | 2014年3月10日 (月) 11時11分

私が小学校の頃、「アンデス少年ペペロの冒険」というアニメーションを放送していました。
おそらく再放送版を、学校から帰って夕方の時間帯に見ていたと思いますが、この主題歌が、この曲の歌い出しの部分をそのまま使用していて、その後の歌の部分は違うメロディーですがしかしとても良くできた曲で、詩の内容も雄大な大地を少年が旅するというようなもので、大好きでした。
物語のラストは、少年時代特有の甘酸っぱい気持ちになった事を今でも覚えています。
私にとっての懐メロですね。

投稿: pyon | 2015年8月22日 (土) 13時08分

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