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春の唄

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞:野口雨情、作曲:草川 信

1 桜の花の 咲く頃は
  うらら うららと 日はうらら
  ガラスの窓さえ みなうらら
  学校の庭さえ みなうらら

2 河原(かわら)で雲雀(ひばり)の 鳴く頃は
  うらら うららと 日はうらら
  乳牛舎(ちちや)の牛さえ みなうらら
  鶏舎(とりや)の鶏(とり)さえ みなうらら

3 畑に菜種(なたね)の 咲く頃は
  うらら うららと 日はうらら
  渚(なぎさ)の砂さえ みなうらら
  どなたの顔さえ みなうらら

《蛇足》 今日、桜がチラホラ咲き始めた川沿いの道を連れ合いと歩いていたら、彼女がこの歌を口ずさみ始めました。そういえば、小学校で習ったなと思いながら、さまざまな状況・時期に見た桜を側頭葉から引っ張り出しているうちに、mp3にしたくなりました。

 春を歌ったいろいろな童謡や唱歌を聞いていると、春愁とは無縁だった子ども時代が、たまらなく懐かしくなります。

 『春の唄』の詩と曲は、雑誌『少女号』(小学新報社)の大正11年(1922)4月号に掲載されました。
 2番の「河原で……」は、「河原に……」とされた時期がありましたが、今では原詩通り「河原で……」で定着しているようです。
 また、唄という漢字が児童にはあまりなじみがないせいか、タイトルを『春の歌』としている歌集もあります。

 なお、戦前に創られた国民歌謡に同名の曲(喜志邦三作詞、内田元作曲)があります。

(二木紘三)

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コメント

大好きな歌です。ここ数日、毎日歌っていました。のどかで楽しくてゆったりと春を楽しめる歌ですね。小学校4年生の時に習いました。習った当時より大人になった今のほうが何倍も楽しめる歌です。この歌が聴けてとてもうれしいです。

投稿: ハコベの花 | 2015年3月28日 (土) 00時49分

心が豊かになる、素敵な歌ですね♪
歌詞が美しい楽曲は、やはり良いですね。
1度聴いてみたいです。
(*^_^*)

投稿: みやこ路快速 | 2015年3月28日 (土) 05時42分

木造の小学校舎が思い浮かびます。懐かしの国語の教科書が思い浮かびます。爛漫と咲いた桜の挿絵が蘇ります。迂闊にも春の唄という題名を失念しておりました。麗らかな野辺の景色がまな裏に浮かんで来ます。折しも、連日の花便に在りし日を偲んでおります。その縁ともなる素晴らしいサイトに巡り会えた幸運をかみしめております。さまざまのこの思ひ出す桜かな 芭蕉の名句が胸に沁みます。

投稿: 佐保姫 | 2015年3月28日 (土) 14時56分

 平成19年、国民から募集して文化庁から発表された『日本の歌百選』に、こんないい歌が残念ながら漏れていても、明後日の箕輪小学校桜の下での「お花見コンサート」では皆でこの歌を歌います。福祉委員会の皆さんの手作りの牡丹餅をいただきなが・・・
そして今年もラストはやはり武島・滝の「花」です。 
 
 寄る年や 桜の咲くも 小うるさき (一茶)  あと数年で
 寄る歳や 桜のように 散りなはれ・・・と家内に言われるようでは・・・さみしいなァ。   

 でも、白い雲と青い空と桜と菜の花の写真に心が癒されます。

投稿: 尾谷光紀 | 2015年4月 2日 (木) 22時12分

前回コメントの誤りを訂正致します。
芭蕉の句  さまざまのこと思ひだす桜かな
ことを~このと記しておりました。訂正致します。
尾谷さま紹介の一茶の句を初めて知りました。ありがとうございます。ここに来ると管理人様はじめ博識な方が多く大いに啓蒙されます。又とない勉強の場となっております。それにつけても「春の唄」は聴くほどに郷愁を誘われる歌です。今年の桜は急ぎ足で関東を駆け抜け今日は東北福島に辿りついたようですね。桜は多くの人にとって特別の花ではないでしょうか。どんな無粋な人でも桜を知らない日本人はいないと確信致します。博学だった演歌歌手の三波春夫さんの辞世の句も桜でしたね。「逝く空に桜の花があれば佳し」

投稿: 左保姫 | 2015年4月 2日 (木) 22時37分

みやこ路快速様、ほかの皆様

この歌は子供のとき小学校で習って、「・・うららと日はうらら・・」の部分だけ覚えていて、長い間ずっと何という歌だったのだろうかと思っていたのですが、数年前にこの歌がYouTubeにアップされていることを教えてくれた人がいて、「春の唄」という題名であることを知りました。昔懐かしい童謡歌手田端典子歌っていますのでどうぞ!

https://www.youtube.com/watch?v=rGcbRCaQorU

(このURLを左クリックして青く塗りつぶし、右クリックすると、Google検索という項目があらわれるので、それをクリックすると、アクセスできます。)

投稿: KeiichiKoda | 2015年4月 3日 (金) 08時40分

上の2015/4/3の私のコメントへの追記です。
「このURLを左クリックして青く塗りつぶし、右クリックすると、Google検索という項目があらわれるので、それをクリックすると、アクセスできます。」と書きましたが、ブラウザーとしてIE(インターネット・エクスプローラー)を使っている人には、最近もうひとつ余分のステップが必要になりました。URLを左クリックし、青く塗りつぶしたあと、右クリックする⇒「すべてのアクセラレータ」を選び、(左)クリックする⇒「Googleで検索」を選び、(左)クリックする⇒「春の唄」のURLが青字であらわれるので、それをクリックする。
ブラウザーとして、Google Chromeを使っている人は、URLを青く塗りつぶし、右クリックすると、青字のURLがあらわれるので、それをクリックすればよい、となります。このサイトで、私以外にもhttpではなく、httpsではじまるURLを引用している方がおられますが、それらにも以上のような操作が必要になります。二木先生の音楽が終了してから、以上の操作をしてください。そうでないと2つの音楽が混じり合ってしまいます。老婆心ながらご注意。

投稿: KeiichiKoda | 2015年4月 4日 (土) 07時29分

二木様
昭和30年代に学校放送で良く流れた「くるくるくるみおちるといいな」の歌をご存知でしょうか。いろいろ検索したがみあたりません。題名も忘れたが「くるくるくるみ~」がとても懐かしく適うならもう一度聞きたいと思っております。
KeiichiKoda さま
早速、ご紹介の手順で童謡歌手、田端典子の歌を聴きました。無垢な童女の声が胸に沁みて心洗われる思いが致しました。同時に幼い折に聞いた「可愛い魚屋さん、まりととのさま、ないしょばなし、一休さん」などの童謡も耳に蘇りました。貧しい育ちとて蓄音機などあるべくもなく学校放送が唯一の機会でした。例外的に村に一件ハイカラな家庭があり「花嫁人形、花影、雨降りお月さん、ちんから峠」などのレコードを聴かせてもらったことがあります。通学班ではなかったので僥倖としかいいようのないただ一度の経験でした。一時こどもの情景に浸る至福を提供くださった二木さまKeiichiKodaさまに感謝致します。

投稿: りんご | 2015年4月 4日 (土) 07時51分

この歌は今まで知りませんでした。家族にきくと、幼稚園か保育園で習ったそうです。小生は行かなかったのですが、そのせいかもわかりません。いい歌です。早速音符を写してギターのポロンポロンで弾いてみました。

投稿: 今でも青春 | 2015年4月 5日 (日) 17時30分

今年は春が遅れていますね。待ちどうしくて春の歌を歌っています。これで日が射せば一息に桜が咲いてくれると思います。我が家のすぐ近くの神社に何本かの桜の木があります。お気に入りの桜の木はかなり枝を張った大きな木です。枝の下にブランコがあって、私はそれに腰かけて桜を見上げます。風がさっと吹くと地面に散り敷いた花びらが舞い上がり、上の枝からは、わっと花ビラが降りそそぎます。それが私の体を包みくるくる舞います。春に包まれてしまいます。何年か前にそんな体験をしました。
ブランコに腰を掛けて三好達治の『甃の上』を暗唱します。至福の時です。
  あはれ花びらながれ をみなごに花びらながれ
  をみなごしめやかに語らひあゆみ
  うららかの跫音空に流れ をりふしに瞳をあげて
  翳りなきみ寺の春をすぎゆくなり
  み寺の甍みどりにうるほひ
  廂々に 風鐸のすがたしづかなれば
  ひとりなる  
  わが身の影をあゆまする甃のうへ

投稿: ハコベの花 | 2017年3月26日 (日) 17時19分

いつもながらの素敵な御投稿楽しみにしております 達治の詩 教えて頂きまして有難う御座います タイトルのカワラは屋根瓦の意でしょうか 又井戸の内壁に積む瓦の意でしょうか

投稿: 夢見る男 | 2017年3月27日 (月) 05時39分

夢見る男(紳士)様
 私はこの詩が大好きで、寒い時でもこの詩を暗唱すると花びらの散る桜の下を歩いている気持ちになります。
をみなごとは程遠い年齢になりましたがいつでもをみなごの気持ちに戻れます。
素敵な青年が歩いてくるような気もします。この甃は井戸の内側に張る甃(いし)だそうです。もうすぐ桜が咲きますね。どこかで貴方とすれ違っているのかもしれませんね。素敵な人とお会いしたら貴方だと思いましょう。楽しみです。

投稿: ハコベの花 | 2017年3月27日 (月) 11時55分

ハコベの花さま
いつも抒情性豊かな心温まるコメントを心待ちに拝読いたしております。
この「春の唄」コメントいただきありがとうございました。
私は、この唄は初めて聴きました。
幼稚園には、戦後間もない時期でもあり、家庭の事情もあり行っていませんので、童謡などはあまり知りません。
目を閉じると、ふわーと空へ舞い上がり四季折々の美しい花が咲く楽園の中に居るような気持ちになれます。
こんなにまで心を癒してくれる素晴らしい曲があったとは!
ありがとうございました。


投稿: 一章 | 2017年3月27日 (月) 17時03分

「甃」について、ひと言。
石畳のことだと思います。井戸の内壁に積む瓦を敷き石に用いることがあるかも知れませんが、この場合は甍に通じる敷石の意味だと思います。『港が見える丘』でコメントしたとおりです。

投稿: 槃特の呟き | 2017年3月28日 (火) 00時08分

私も瓦という字が気になり漢語林で調べてみました。
秋という字は穢れを取り去る意味があるそうです。井戸水を清潔に保つために井戸の内側や底に敷き詰めた瓦に甃という字を使ったのではないかと思います。
一般に日本の神社では敷石は御影石の表面に荒く傷をつけて滑らないようにして敷いてありますね。ですから敷くという意味で達治は古い字の甃(いし)を使ったのではないかと思います。良い字ですね。この詩では「いし」と読みますが「しゅう」と読むそうです。石畳の意味もあるようです。

投稿: ハコベの花 | 2017年3月28日 (火) 11時09分

ハコベの花様 素敵な歌を教えて頂き有難うございます。
管理人  様 素晴らしい演奏に聞き入りました。

私の記憶の中に残っている歌でした。
このサイトで明るいメロディと歌詞を知り、春の訪れと共に毎日聴いています。
そして 草笛で吹けるように練習しています。

「うらら」の意味は
 ⓵ 空が晴れて 日が柔らかくのどかに光ってるさま
 ⓶ 声の明るくほがらかなさま
 ⓷ 心のさわやかなさま。心の晴れ晴れしいさま
 ⓸ 心にわだかまりがなく おっとりしているさま
                    だそうです。

いい歌を聞いたり覚えたりすると幸せな気分になります!

                  感謝を込めて!

投稿: けん | 2017年3月28日 (火) 17時12分

去る27日、家内の高校時代からの親友(浜松在住=薫ちゃん)を伴い、桜にはまだ早い京都散策に出かけてきました。
6年前に亡くなったご主人が京都の方で、かなり京都に詳しい方ですので、どこをご案内したものか?迷いましたが
この時季 桜でもないだろうと、のんびりゆっくり家内と二人で語り合えるところと思い、遠出をさけて近場にしました。
AM10時に京都リーガロイヤルホテルをスタート、大徳寺塔頭「高桐院」(細川忠興、ガラシャ、利休所縁の名古刹)をのんびり
と~、その後、利休の木像が安置されている山門(金毛閣)から横道に入り風情ただよう奥まった一角にある「泉仙」で鉄鉢料理(精進料理)を頂きながら、家内と薫ちゃんの思い出話に耳を傾けること約2時間、せめて三分咲きの桜でも…と、ぼーっと庭の風景に見入っていました。その後、ご本人のリクエストで「あだし野の念仏寺」や嵯峨鳥居本重要建造物群保存地区をぶら~っと散策、落柿舎に立ち寄り、清涼寺でやっと満開の河津桜に出会い山門横の茶屋の庭先で、光源氏に思いを馳せながらあぶり餅を食し、帰路に着きました。天候も予報に反して“うらら うららと 日はうらら~”で、のんびりと散策できました。
が、しかし私としては、この時季だったら哲学の道沿い 法然院~安楽寺~霊鑑寺(椿寺)、六盛の手桶弁当コースの方が良かったかな~と思ったりしました。桜にはちょっと早すぎましたが、親友二人には手をつないで歩けただけでも満足だったようで…すべてが“うらら うらら~”だったようでした。

投稿: あこがれ | 2017年3月29日 (水) 14時31分

あこがれさま

 奥様のお供 はいかがでしたか

 うらら うらら~ のなか 時間が過ぎていったようですね   楽しまれた御様子 何よりです

 僕の方はというと 30日に 白川あたりを少し歩きました   孫の入学祝ということで 白川の流れからほんの100メートルくらいのところで 食事し盛り上がってきました(孫もやっと高校生 少し成長がみられたものですから このまま うまく育ってほしい 何か協力できることはないだろうかーーなど 楽しく考えていました)  丁度 都をどりの前々日と云うことで 町家のまえには 大きな赤い提灯がかざられ 石畳の歩道も 夢の中のような 明かりと影の変化に 短いあいだでしたが 楽しませていただきました  都をどり を意識していなかったのでーー
 何か得をしたようでした

 あこがれさまは 清涼寺(嵯峨釈迦堂)であぶり餅を食されたとか   友人の会に あぶり餅のお上はでてこられます
 釈迦堂は 名高い名僧 鳩摩羅什に関係するところでしたね   また 光源氏のモデルとされている源融の山荘であったとは  硬軟まじえて興味深いものです

 また 京都のお便りください

 今日 友人は奈良にいかれましたが 残念 桜はまだだったようです  京は あと一週間で満開でしょうか
 能勢は まだそれより遅れること一週間です
  常照皇寺のしだれは その数日後くらいでしょうか

投稿: 能勢の赤ひげ | 2017年4月 2日 (日) 21時23分

 正装したお父さん、お母さんに手を引かれ
             学校に向かう新1年生!
 満開の桜の声援を受けながら 会社に向かう
             黒いスーツ新入社員!

 春爛漫の桜の下で 介護士さんたちと
             花見しているお年寄り! 
 青いシートの四隅にダンボールを並べ
           夜の花見の場所取り当番の若者!

 前に赤ちゃんを抱き おさな子の手を持つ
              若いお母さん!

そんな光景を見ながら ゆっくりとのどかに 春の唄を
           草笛で吹く練習をしています^^

 今月中旬の鎌倉、来月の国営昭和記念公園での
          草笛定期演奏を目指しています。

  

投稿: けん | 2017年4月 8日 (土) 09時47分

この歌を聞く時、遠い遠い童女の頃の自分が浮かんできます。何もない貧しい暮らしながら、世の格差も知らず
野山が遊び場、小川のせせらぎ、小鳥のなき声が浮かんできます。この歌の情景は ソメイヨシノですね。
私が初めてソメイヨシノを見たのはに入学後の母校の校庭でした。野良仕事に追われ祖父母のいない我が家では子供は放任。まさに放し飼いでした~苦笑。せいぜい半径500メートル内の世界でした。
さくらと言えば裏山の山桜。風に震えるあえかな薄桃色~むしろ白に近いその花に心が弾んだものでした。必ず手に届く若木の枝を手折って家に持ち帰りました。
じきに痛むのに 毎年手折りました。下陰の春蘭を摘んで一人ままごとに興じました。今にして思えば至福の時でした。
当地はやっと梅が咲き初めました。
今朝は霜が降り殊の外冷え、離れがたいとこの中で
NHKラジオからこの歌が流れ懐かしさに胸が熱くなりました。

投稿: りんご | 2017年4月11日 (火) 07時25分

りんご様 何と豊かな春を過ごされたことか!羨ましく思います。春蘭で食事ですか。何と贅沢なままごとでしょうか。もう一度幼子になっておままごとの仲間に入れて貰いたいものです。小川の水音や、小鳥の声が聞こえてくるようです。可愛いお嬢ちゃんだったでしょうね。贅沢な春です。

投稿: ハコベの花 | 2017年4月11日 (火) 21時19分

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