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悲しき雨音

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞・作曲:J, Gummoe、日本語詞:あらかはひろし、
唄:ザ・カスケーズ/ザ・ピーナッツ

耳をすませて聞こうよ あの雨の音
恋にやぶれたおろかな 私のため息
みんな雨に流したいの 私のこの思い
だけどあの人はいつでも 心にこの雨を
あの人に教えて 切ないこの気持
とてもこのまま まちきれないの

みんな雨に流したいの 私のこの思い
だけどあの人はいつでも 心にこの雨を
あの人に教えて 切ないこの気持
とてもこのまま 待ちきれないの
みんな雨に流したいの 私のこの思い
だけどあの人はいつでも 心にこの雨を

  Rhythm of the Rain

Listen to the rhythm of the falling rain
Telling me just what a fool I've been
I wish that it would go and let me cry in vain
And let me be alone again

The only girl I care about has gone away
Looking for a brand new start
But little does she know
That when she left that day
Along with her she took my heart  

Rain please tell me now does that seem fair
For her to steal my heart away when she don't care
I can't love another when my hearts somewhere far away

The only girl I care about has gone away
Looking for a brand new start
But little does she know that when she left that day
Along with her she took my heart

Rain won't you tell her that I love her so
Please ask the sun to set her heart aglow
Rain in her heart and let the love we knew start to grow

Listen to the rhythm of the falling rain
Telling me just what a fool I've been
I wish that it would go and let me cry in vain
And let me be alone again

Oh, listen to the falling rain
Pitter-patter, pitter-patter
Oh, oh, oh, listen to the falling rain
Pitter-patter, pitter-patter

《蛇足》 アメリカのコーラス・グループ"ザ・カスケーズ(The Cascades)"が1962年11月にリリースした曲。
 翌
63年3月9日にアメリカのポップ・チャートで3位、その2週間後にイージー・リスニング・チャートで1位、さらにその年のビルボード・ランキングでは4位に輝きました。

 ザ・カスケーズは1960年、カリフォルニア州サンディエゴで5人の若者によってに結成されました。この曲はメイン・ヴォーカルのジョン・ガモーが作りました。

 日本ではザ・ピーナッツが歌って大ヒットとなりました。
 
ザ・カスケーズの演奏をまねて、冒頭に雷と雨の音を入れてみました。また、原詞の最後の聯は、私が使用した楽譜にはなかったので、8小節分のpitter-patterが雨音の中でフェードアウトするアレンジにしました。

 pitter-patter(pitter-patとも)は、英語には珍しい擬音語で、パラパラパラとかパタパタといった音を表します。日本語には多数の擬音語・擬態語があり、それが表現の幅を広げていますが、ヨーロッパ語では、漫画以外ではあまり使われないようです。
 もっとも、日本語でも、擬音語や擬態語を多用する文章は品格が下がる、とされていますが。

 前にどこかに書きましたが、日本語詞を作った「あらかはひろし」は、「音羽たかし」と同じく、キングレコード制作部メンバーの共同ペンネーム。ディレクターの牧野剛や和田壽三を中心に、多数の外国ポップスに日本語詞をつけました。

 原詞と日本語詞とでは、男女の関係が逆になっています。『ラストダンスは私と』もそうでした。女性からのかきくどきにしたほうが、歌として据わりがいいのでしょうか。

(二木紘三)

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コメント

50年も前の曲だったのですね意外でした。越路吹雪さんもレコードやリサイタルでよく歌われました。雨がテーマなのに軽快でリズミカルで、【雨の日が大好きな私には】好きな曲です。youtubeのコメント欄で見た記憶があるのですが、関西の大手スーパーの二社では営業中に雨が降り始めると、この曲を店内に流して店頭に【ビニールの傘】を並べるとか。今までそういう機会に遭遇したことはありませんが、文章を見たときそういう場合に出あってみたいとおもいました。私はきっと傘を買ってしまうと思います。それぐらい何か楽しい曲ですから。歌詞に書かれているような悲しみが伝わってこないのは、私だけでしょうか?

投稿: mitsuko | 2016年2月14日 (日) 03時11分

いわゆるオールディーズに分類される曲と思われます。オールディーズとは1950~60年代にヒットしたアメリカの曲を指すようですが、『悲しき雨音』に関しては1970年代にもリバイバルヒットしています。オールディーズはmitsuko様が指摘されるように、歌詞とは裏腹に明るくシンプルなメロディーが多いと思います。タレントのデーブスペクターによると、オールディーズの曲がシンプルであるのは、当時の媒体が主にラジオであったため、聞き取りやすい音楽が流行したとのことでした。これについて賛否はあるでしょうが、確かに当時の車のカーラジオからラップが流れて来ても、経文かなにかにしか聞こえないと思います。それは別として、私はオールディーズが大好きです。

投稿: Yoshi | 2016年2月14日 (日) 13時50分

yoshiさまの解説で納得できました、有難うございました。私はきっと70年代にヒットしてるときに耳にしていたのでしょう。80年代初めから6年間シカゴの大学に留学していた年の離れた友達が息子たちと、友達たちのために帰国するたびラジオから流れる曲をカセットに入れて、ダビングしてたくさん持ち帰ってくれていました。親孝行のためと言ってしょっちゅう、帰国していたので大いに楽しませていただきました。テープをもらった人たちは、車で聞きなれたころから2カ月遅れでFMで流れるとか。帰国した彼女がいうにはアメリカのラジオでは、ミリ単位に動かすと違う局が入るとか。確か当時アメリカでは1万局ほどラジオ局があるとの話、聞かされた私たちはただ茫然と、聞いていたことを思い出します。彼女はずいぶんおもしろい話や、知りえない話を面白おかしく話す人でした。それなりに苦労もあったでしょうに・・・・
みんなを楽します話しかしなかった彼女。今のお幸せな生活と家庭を見て、あの頃の苦労と経験が実ったんだと今も信じております。

投稿: mitsuko | 2016年2月14日 (日) 21時58分

「七色の谷をこえて~♪」という歌詞が、なんていう歌の歌詞だったかを知りたくて、検索をしていて、あなた様のブログに出会いました。「花の街」江間章子さんの想い…戦後の歌だったと知り、平和への願いが込められていると分かり、熱い思いがあふれてきました。そして、ふと見ると「悲しき雨音」!姉や兄が聞いていたレコードを内緒で聞いて、習いたての英語で、必死に覚えた曲です。あの時も、口が回らなくて、何度も何度も聞いて歌いました。今では、もう歌えませんが、懐かしい日の思い出の曲です。ありがとうございました。

投稿: 草野 眞理子 | 2016年2月16日 (火) 09時46分

私はこの「悲しき雨音」が大好きです。 イントロの雷鳴、驟雨、そして雨音調のベルリラ(鉄琴)のリズムとメロディ。
 管理人様の編曲、演奏もとても素晴しいと思います。
ボーカルのジョン・ガモーの歌唱も甘くて、発声にも魅力を感じますね。切ない恋を明るいテンポとシンプルなメロディラインで…。上手い曲造りだなぁと聴くたびに惚れ惚れします。
オールディズの中でも秀逸な一曲だと思います。
 大滝詠一氏、かなり影響受けたんじゃないかなぁ。

投稿: かせい | 2016年2月17日 (水) 00時27分

この歌が流行ったころこの雨音が耳についています。きっとラジオから流れていたのでしょう。正確には覚えていませんが、記憶にあります。歌詞の意味はわかりませんでしたが、リズムがいいです。

投稿: 今でも青春 | 2016年2月19日 (金) 17時59分

1960年代の匂いプンプンと漂う雷、雨の効果音も泣かせる永遠なる名曲ですね。カスケーズでの歌唱しか知らない私にとってピーナッツ・バージョンはすごく新鮮です。同じ曲でもアーティストによって雰囲気がガラッと変わるのも音楽の良さでしょうね。オールディーズCD販売をショッピングモール店頭等で再三見掛けますが、‘悲しき雨音’はオンエア率が高く、耳を傾けつつふと足を止めてしまいます。日本人の心にジャストフィットするがゆえ長く愛され続けているのでしょうね。 

投稿: なにわのヒバゴン | 2016年2月23日 (火) 23時04分

大学生のとき交差点で信号待ちをしていたら雨が降り始めました。そのとき隣にいた女性(大学生?)が「どうぞお入りください」と言って傘をさし向けてくださいました。私はありがたくその傘に入らせていただいたのですが交差点を渡り終えた頃から戸惑い始めました。

信号を過ぎていくつかの民家とお店を通り過ぎると後は大学のキャンパスまで逃げも隠れもできない長い一本道です。
私は後にも先にも女性と一つの傘の下で歩いた経験はありません。気の利いた会話もできません。かといって大学構内までの道のりを二人で黙って歩き続けることも不安です。この思いが重圧となって交差点を渡り終えると私は「すみません、雨宿りして行きます、ありがとうございました」と言って傘を飛び出しました。

その後、二、三日悔やみました。失礼ではなかっただろうか・・・、せっかくの好意を申し訳なかったなぁ、と・・。今、半世紀近く過ぎてこの歌をきっかけにこの出来事を思い出しました。

ただ、状況からして彼女の好意は単なる親切心だったと思います。私のケースに、ザピーナツの詩は、まさか、ありえません。

デビュー当時のザピーナツの写真、初々しいですね。
二人おそろいのドレスも可愛らしかったです。ハーモニーも美しく、田舎で都会の風と香りを感じていました。ザピーナツの詩は”少年の夢”でもありますね。

投稿: yoko | 2016年3月17日 (木) 09時49分

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