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玄海ブルース

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞:大高ひさを、作曲:長津義司、唄:田端義夫

1 情け知らずと 嘲笑(わら)わばわらえ
  ひとにゃ見せない 男の涙
  どうせ俺らは 玄海灘の
  波に浮き寝の かもめ鳥

2 紅い灯(ほ)かげの グラスに浮ぶ
  影が切ない 夜更けのキャバレー
  酔うて唄えど 晴れない胸は
  銅鑼(ドラ)よお前が 知るばかり

3 嵐吹きまく 玄海越えて
  男船乗り 往く道ゃひとつ
  雲の切れ間に キラリと光る
  星がたよりの 人生さ

《蛇足》 昭和24年(1949)11月にテイチクより発売。
 昭和14年
(1939)の『大利根月夜』、同15年(1940)の『別れ船』、同28年(1953)の『ふるさとの燈台』と同じく、長津義司の作曲。

 バタヤンの愛称で多くの人びとに親しまれた田端義夫は、その長い歌手人生のなかで、古びたギターを晩年まで大事に使い続けました。

 『玄海ブルース』の玄海は、玄界灘の別称。すなわち、玄界灘=玄海ですから、1番にあるように玄海灘とするのはまちがいなのですが、実際には玄界灘と玄海灘が混用されています。
 灘は、沖合の波が荒く、流れが速い場所。

 玄界灘は、九州北西部、対馬海峡から響灘に至る海域で、有数の漁場。玄界灘に面したところに玄海町(げんかいまち)があり、全国にある宗像(むなかた)神社の本宮である宗像大社があります。
 玄海町は、平成の大合併により宗像市の一部となりました。

(二木紘三)

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コメント

この曲がアップされようとは!
ありがとうございました。
私のSP盤コレクションの中の1枚ですが、改めて蓄音機で聴いてみました。
やはり「バタヤン」の唄には独特の味があり、心をひきつける魅力があると思います。

投稿: 一章 | 2016年8月24日 (水) 20時32分

敗戦後の食糧難の時代に、食料調達をかねて仲間と玄海町(当時は村だったと思います)によくでかけました。安焼酎をチビチビやりながら歌ったのが玄海ブルース。中年になってからは無法松の一生でした。帰る頃見た美しい西日が忘れられません。90近くなり、声もあまり出ませんが、このページで戦前や戦後のメロデーを聞くのが楽しみです。

投稿: 釣り人コマツ | 2016年8月28日 (日) 16時42分

バタヤンのヒット曲の中でも『大利根月夜』と『玄海ブルース』は特に好きな曲で、『玄海ブルース』は長津義司には珍しく軽快な曲です。なお、バタヤンは福岡出身とばかり長年思ってましたが、三重松坂出身とは意外でした。
www.youtube.com/watch?v=WhlYFOQPv3o
北関東在住で九州とは無縁なので、頭の中で玄界灘も玄海灘もごっちゃになってましたが、二木先生の解説「『玄海ブルース』の玄海は玄界灘の別称…玄海灘とするのはまちがい…実際には玄界灘と玄海灘が混用」を読んで納得したしだいです。地理的名称は一筋縄ではいかないものです。

投稿: 焼酎百代 | 2016年8月28日 (日) 18時59分

 この曲は、長年、例えば一番なら「どうせ俺らは玄界灘の…」のところを、高音に引き上げて歌っており、それが正しいと思っていましたが、近年、下へ引き下げて歌うのが正しいと知りました。
 しかし、バタやんなら引き上げて歌う方が良いように思いました。歌の出だしを少し下げれば、一般の人も高音部分は歌えると思いますが、どうなんでしょうかね。

投稿: 吟二 | 2016年9月 4日 (日) 09時05分

バタやんの「船」関連の4~5曲目でしょうか?
歌手の中で終始一貫同じキーで歌っていたとの伝説は事実で、晩年に聞きましたらキーを変えたらギターのポジションも変えなければならず、カポタストは邪魔臭いので・・・とおっしゃってました。
「ふるさとの灯台」は数回夜逃げをした苦労のはてに哀愁が漂い男を泣かすロマンを秘めていていつも感動します。

投稿: 尾谷光紀 | 2016年9月 7日 (水) 21時49分

どちらかといえば長調の歌が好きな私にとって、軽快に歌い上げる「玄海ブルース」は、好きな歌のひとつです。
 歌詞は耳学問で覚えましたが、これまで、1番の、♪波に浮き寝の♪の部分は、自分なりに、♪波に浮き根の♪とかけて解釈して、楽しんでおります。
 他に、田端義夫さんの歌では、調子よく歌える「大利根月夜」がお気に入りです。
 

投稿: yasushi | 2017年4月23日 (日) 10時51分

大好きな歌の一つです。この歌の雰囲気は田端義夫しか出せないでしょうね。駆けだしの頃の美空ひばりがこの歌を歌っていましたが、気持ち悪いぐらい上手です。

投稿: 朝風呂 | 2017年4月24日 (月) 05時21分

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