2019年5月 4日 (土)

待ちましょう

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞:矢野 亮、作曲:渡久地政信、唄:津村 謙

1 待ちましょう 待ちましょう
  やがて来る その日まで
  淋しくって 淋しくって
  とても たまらぬ朝は
  そよ風に 逃げてゆく
  夢の あと追いながら
  待ちましょう 待ちましょう
  胸のうつろを 抱きしめて

2 待ちましょう 待ちましょう
  二度と来ぬ さだめでも
  苦しくって 苦しくって
  とても たまらぬ夜は
  遥かなる 空ながめ
  星に 呼びかけながら
  待ちましょう 待ちましょう
  胸のカレンダー 抱きしめて

《蛇足》 昭和28年(1953)10月にキングレコードから発売。

 津村謙は、昭和23年(1948)の『流れの旅路』でいきなり花形歌手になりました。その後、昭和26年(1951)の『上海帰りのリル』、昭和30年(1955)の『あなたと共に(吉岡妙子とのデュエット)などのヒットを飛ばしますが、昭和36年(1961)に一酸化炭素中毒により37歳で亡くなってしまいました。

 以前、「待つことには一種の喜びがある」と書いたことがありますが、それは待つのが長くとも数時間で、しかも待つ相手との心の交流があるレベル以上になっている場合にかぎられます。
 老女になるまで待たされたソルヴェイグが、"待つ喜び"を数十年間維持できたとは思えません。誓いを守るの一心で待ち続けたのではないでしょうか。

 めったにないことですが、待たせることにより得られる喜びもあります。これも、待たせる時間や相手により、まるで違う結果になります。

 むか~し昔、ある女性との待ち合わせに、寝坊をして、1時間ほど遅れたことがあります。さすがにもういないだろうな、と思いながら約束の場所に行ってみると、ちゃんと待っていてくれました。そのときの喜びは、今も鮮明です。
 池袋でのことでしたが、彼女は覚えていないだろうなあ。
 ポケベル、ガラ携、スマホがなかった時代のことです。

(二木紘三)

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