ウナ・セラ・ディ東京
(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo
哀しいこともないのに なぜか あの人はもう私のことを 忘れたかしら (間奏) あの人はもう私のことを 忘れたかしら |
《蛇足》 東京オリンピックで盛り上がった昭和39年(1964)のヒット曲。有名なジャズピアニストでザ・ピーナッツのボイストレーナーだった宮川泰(ひろし)が作曲し、ザ・ピーナッツなどが歌いました。
ジャズピアノで培ったセンスが遺憾なく発揮され、外国曲かと思わせる都会的なバラードに仕上がっています。日本の歌手だけでなく、イタリアのミルバやドイツのカテリーナ・バレンテもレコーディングしました。
「ウナ・セラ・ディ」は、イタリア語でan evening of の意。
宮川泰は、『恋のバカンス』『ウナ・セラ・ディ東京』『ふりむかないで』などザ・ピーナッツの曲や、『逢いたくて逢いたくて』『何もいわないで』など園まりの曲、『シビレ節』などクレージーキャッツの一連のコミックソングのほか、『若いってすばらしい』『銀色の道』『愛のフィナーレ』『宇宙戦艦ヤマト』など数多くのヒット曲を作曲しています。
平成18年(2006)3月21日、75歳で没。
(二木紘三)
コメント
いわば、ザ・ピ-ナッツの育ての親、宮川泰、卓越した才能の持ち主と思います。あのチョットひょうきんな人柄、もう見ることが出来なくなり、残念です。
この曲も、アメリカンポップスなど外国の曲を唄っていたピ-ナッツに、オリジナル曲をと宮川泰らの手によって作られた曲だったと記憶しています。
私にとって、ザ・ピ-ナッツと共に忘れられない存在です。 青春の思い出です。
投稿: Hikoさん | 2008年8月23日 (土) 06時06分