聖母(マドンナ)たちのララバイ
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さあ 眠りなさい |
《蛇足》 日本TV系「火曜サスペンス劇場」のテーマ曲として、昭和56年(1981)9月29日~昭和58年(1983)4月26日の間放送されました。
当初はレコード化の予定はなかったそうですが、ファンからの希望が殺到したため、昭和57年5月にビクターによりレコード化されました。
岩崎宏美(写真)は、この歌で第13回日本歌謡大賞グランプリ、および第15回日本有線大賞の有線音楽賞を受賞しました。また、この曲は第55回選抜高等学校野球大会の入場行進曲になりました。
作曲者としてジョン・スコットの名前が入っているのは、この曲がアメリカ映画『ファイナル・カウントダウン』のテーマ曲を編曲して作られたことによります(下記・ばくはつ五郎さんのコメント参照)。
(二木紘三)
コメント
疲れきった企業戦士をいたわる声でしょうか? 歌うのは誰でしょうか? 母や妻ではなさそうです。 遠くで見つめている彼女?
投稿: 本田雅生 | 2007年8月25日 (土) 21時22分
米軍の原子力空母ニミッツが、日本軍のハワイ真珠湾奇襲攻撃の前日にタイム・スリップするという奇想天外SFアメリカ映画「ファイナル・カウント・ダウン」の「愛のテーマ」が原曲ですね。
投稿: ばくはつ五郎 | 2007年11月13日 (火) 07時33分
ばくはつ五郎様
そうですか。知りませんでした。
そうすると、J.スコットが原曲の作曲者ということになるのでしょうか。
投稿: 管理人 | 2007年11月13日 (火) 10時09分
「ファイナル・カウント・ダウン」のオープニングの勇壮な主題曲が気に入り、当時(1980年)サントラLPを購入しました。「愛のテーマ」は地味で印象薄く、後々「聖母(マドンナ)たちのララバイ」を聞いても最初は気がつきませんでした。J.スコットはそこそこ映画音楽を手がけています。
投稿: ばくはつ五郎 | 2007年11月15日 (木) 01時39分
暑さしのぎに、この歌手の「すみれ色の涙」と言う歌がありますね。その中で「すみれってすみれってブルーな恋人どうしがキスしてキスして生まれた花だと思うの」と言う歌詞があります、ブルーとブルーで何故ピンクが出るの?それはね間に赤い唇がはさまるからって誰かが言っていました。
投稿: 海道 | 2012年8月 3日 (金) 15時27分
岩崎宏美の歌が好きですが、なかでも男性をいたわる「聖母たちのララバイ」より「菫色の涙」が好きです。青と赤が混ざればはピンク?紫?いずれにしても同性愛のニュアンスのある色ですね。恋人たちがブルー=憂鬱である原因はそのあたりにあるのではと、ずっと思ってきました。
投稿: Bianca | 2012年8月 8日 (水) 11時19分
センバツは今年で第1回から数えて100年になりますが(戦争での中断があるため第96回大会)、「聖母たちのララバイ」が開会式入場行進曲だった第55回は水野雄仁(現・巨人スカウト部長)の投打にわたる活躍で徳島・池田高校が夏春連覇を果たした大会でも有名ですね。
今年の大会はNHK朝ドラ「らんまん」(2023、主演:神木隆之介、浜辺美波)主題歌の「愛の花」(歌唱・作詞・作曲:あいみょん)なんですが、「聖母たち」の時代は放送番組の主題歌がセンバツ行進曲に使われた例が少なく、第20回(1948)の「とんがり帽子」(歌唱:川田正子、作詞:菊田一夫、作曲:古関裕而/菊田原作のNHKラジオ連続放送劇「鐘の鳴る丘」)、第49回(1977)の「ビューティフル・サンデー」(歌唱:田中星児、作詞:亜美ゆふ、作曲:ダニエル・ブーン/TBS平日朝の情報番組「おはよう720」)についで「聖母たち」が3例目、日テレの番組としては初、ということになりますね。
翌1984年(第56回)は4例目、日テレ系番組としては2年連続、アニソンとしては初となる「CAT'S EYE」(歌唱:杏里、作詞:三浦徳子、作曲:小田裕一郎/北条司原作の日本テレビ同名アニメ)が使われ、桑田真澄&清原和博の大阪・PL学園が夏春連覇を狙いましたが、決勝で初出場の東京・岩倉に敗れました。
投稿: Black swan | 2024年2月10日 (土) 17時06分