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2007年7月28日 (土)

毬藻の歌

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞:いわせひろし、作曲:八洲秀章、唄:安藤まり子

1 水面(みずも)をわたる風さみし
  阿寒(あかん)の山の湖に
  浮かぶマリモよ なに思う
  マリモよマリモ 緑のマリモ

2 晴れれば浮かぶ水の上
  曇れば沈む水の底
  恋は悲しと嘆きあう
  マリモよマリモ 涙のマリモ

3 アイヌの村に今もなお
  悲しくのこるロマンスを
  歌うマリモの影さみし
  マリモよマリモ 緑のマリモ

《蛇足》 昭和28年(1953)、雑誌『平凡』による歌詞の一般公募で当選した20篇のうちの1つに八洲秀章が曲をつけたもの。コロムビア全国歌謡コンクールの課題曲として発表されました。阿寒湖観光の歌として今も愛唱されています。

 水面は「みなも」か「みのも」が一般的ですが、安藤まり子のオリジナルに敬意を表して「みずも」としました。

(二木紘三)

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コメント

 二木先生 こんばんは、
        いつも有難うございます。

 半年ぶりぐらいに、どうしても歌いたくなり思う存分歌ってきました。20曲くらいは歌ったのでしょうか、少し風邪気味なので、最後にはカスレ声で歌っていました。

 琵琶湖哀歌からはじまり、鎌倉、七里ヶ浜の哀歌、北上夜曲、舟木さんの初恋、ゴンドラの歌、古都逍遥、緑の地平線、落日、三高逍遥歌、マリモの歌、サーカスの唄ーーーーー最後はひばりさんの熱祷  何故でしょう。こういう流れの日が多いですね。

 この「マリモの歌」は、やはり40年前のシュラフを持っての貧乏旅行の際、阿寒湖遊覧船で聴いたその記憶からなのでしょうか??美しいメロディーは心に深く刻み込まれた曲の一つとなりました。摩周湖のアイヌ伝説とともに、アイヌという言葉がエキゾチックな美しいものとだけ感ずるーーーその当時は、何の知識もない若者だったんですね。恋に恋するような。
 しかし現実には、蝦夷・アイヌという言葉は差別語としての位置にあるのです。悲惨な歴史をともなったーーー
 歌は、人生そのもの、歴史そのものなんですね。
  今日くらいは、涙を出さずにーーコメントをと思っていたのですが、その考えもおぼつか無くなりそうです。

 きれいな曲は涙をさそう、何故なんでしょうか??
自分の立つ位置がそうさせるのでしょうか??
思い切り泣いてーー前に進もう!!

投稿: 能勢の赤ひげ | 2008年4月 6日 (日) 00時09分

この歌はマリモの唄として今も健在ですね。ただ歌う人が
少ないのが気がかりです。ワルツだからいっぱく目を強く
でるのがコツらしいです。

投稿: M.U | 2008年5月21日 (水) 21時15分

それにしても、この歌詞のとびっきり美しいこと!! 『水面をわたる風さみし』『晴るれば浮かぶ水の上』 三連繰り返した七五のあと七七で締める。このように美しい日本語に出会うと・・・小学校で英語を教え始めるのもよかろうが、自国語の感性をまず持つこと、それなくしては、どんな外国語もうまくなれない・・・ロシア語同時通訳の米原万理氏の意見に全面同感するものです。

投稿: 乙女座男 | 2008年5月29日 (木) 19時38分

アイヌと言う民族が先住民族になりそうですが、それで良い
と思います。アイヌという言葉が出てくるのは、この歌と
黒百合の歌だと思いますが、大和民族とアイヌ民族が何故
争う事が必要なのでしょうか。

投稿: M.U | 2008年5月31日 (土) 09時07分

私はこの曲を芹洋子の持ち歌だとばかり思っておりました。昭28年からある歌だとは、管理人様に教えて頂くまで知りませんでした。北海道には不案内な私ですし、これから徐々に老境にも入りますが、何時か阿寒湖を訪れる機会があればと、このメロディを聞きつつ思っております。

投稿: 乙女座男 | 2008年7月 1日 (火) 08時09分

乙女座男様

阿寒湖の遊覧船の中で流されているのは、芹洋子ではないかと思います。原曲は安藤まり子女史です。カラオケでこの唄
をリクエストすると、バックに安藤女史が出てこられます。

投稿: M.U | 2008年7月17日 (木) 07時26分

1.蝦夷・アイヌこれらの言葉が今でも使われているのです
  から差別用語。?
2.日本語をちゃんと喋れない(人間が出来ていない)人に
  外国語なんて無理。?

投稿: M.U | 2008年7月28日 (月) 15時28分

聴いていると心が澄みわたって行く素晴らしい唄です。
きれいな詞に八洲秀章特有の端正な曲、何度聴いても心が洗われるような気がします。
ところで、阿寒湖で流されているあの透明感のある歌声は、九条万里子さんではないでしょうか?

投稿: アオチャン | 2008年8月 6日 (水) 04時56分

毬藻の歌を聞いて思い出すのは、昔阿寒湖へ行いったとき
小さなボートに乗って静かな湖面を渡りました。そのとき船頭さんは(内緒だよ、特別だよ)といって湖底から毬藻を救い上げ私の手に乗せてくれました。毬藻は掌いっぱいの大きさで濃緑色のそれは神秘的なものでした。
本当に特別だったかどうかは定かではありませんが、毬藻の歌を聴くと懐かしく思い出される旅の出来事です。

投稿: おキヨ | 2008年8月 6日 (水) 12時39分

この唄は芹洋子と水森かおりがカバーしているようです。

投稿: M.U | 2008年8月14日 (木) 13時57分

 「蝦夷・アイヌという言葉は差別語としての位置にある」とのコメントを読んだ時に、(えっ?)首をかしげておりました。
 別件で調べごとをしていましたら、「アイヌ」とは、アイヌ語でカムイ(神々)に対する「人間」という意味で、民族呼称でもある。ウタリとは「同胞」という意味である。と冒頭に書いてありました。 
 従って、「アイヌ」という言葉には、もともと差別や蔑視の気持ちを含んだ悪意の意味は無いということになります。
 
 昨年の国連宣言を受け、「アイヌは誇りを持って堂々と民族名を名乗るべきだ」との意見が強まってきており、来年度にも「ウタリ協会」から再び「アイヌ協会」に名称の変更をしようではないか。と、今はそのような動きになっているそうです。
 確かに、長い歴史の中での辛いことも書かれていました。今でも差別はある。とも。
 
アイヌの方は自然と共生していて、調和を保って生きて行くのだそうです。「自然の利息の範囲内で食べていく」という生き方は地球を守るためには最良の方法ではないでしょうか。実行は難しいかもしれません。が、心がけたいと思います。

投稿: 高木ひろ子 | 2008年9月10日 (水) 23時30分

マリモの唄の歌手(観光汽船の中で)は安藤まり子、芹洋子
のどちらですか、とお尋ねしたら。
「船内で使用しておりますマリモの唄は芹洋子さんの唄を流しております。」と丁重な返事をいただきました。

投稿: 海道 | 2008年9月23日 (火) 16時09分

M.U.様 海道様
この歌の歌手について教えていただき有難う御座いました。楽しみな知識が増えます。

投稿: 乙女座男 | 2008年10月 8日 (水) 14時41分

原曲 安藤まり子さんのこの「マリモの歌」もきれいな曲だと思いますが、美空ひばりさんも 題名は違いますが、「マリモ哀歌」という歌を歌っています。
私も最近まで、この曲があることも、聴いたこともなかったのですが、京都 嵐山にある ひばり座で 視聴して見て初めて聴きました。そして、すぐにとても気にいって CDを作っていただきました。曲調はとても神秘的で、哀愁があり、ひばりさんの高音の声が、きれいで覚えやすい曲です。
どうしてこんなにもいい歌が世に出なかったのかと不思議なくらいです。 皆様、ひばりさんのこの歌も聴いてください。
 

投稿: 鞠子 | 2008年12月11日 (木) 19時57分

先ほどの美空ひばりさんの「マリモ哀歌」の歌詞を載せさせていただきます。

作詞 和泉辰也
作曲 米山正夫
歌詞  
 一 霧が晴れれば阿寒の湖(うみ)は
   指を染めそな青い水
   恋を沈めたピリカメノコのああ
   衣(きぬ)の緑は 浮かぶマリモの姿か

 二 晴れた水面に浮かべば笑みし
   曇れば沈み嘆く身の
   マリモ悲しやピリカメノコのああ
   恋の思いは衣の肌(はだえ)に残るよ

 三 山の湖星さえ消えて
   一人さまよう夜の岸
   愛の祈りはピリカメノコのああ
   歌うユーカラ沈むマリモの呼ぶ声

なお 作曲をされた、米山正夫さんは 「津軽のふるさと」や「花笠道中」などの作品があります。

投稿: 鞠子 | 2008年12月11日 (木) 20時43分

この歌は阿寒湖から摩周湖に向かう観光バスの中でガイドさんが聞かせてくれた歌のような気がします。数十年前なので
記憶が定かでは有りませんが。ピリカメノコこの言葉の響きがいいですね。

投稿: 海道 | 2008年12月12日 (金) 07時17分

1964年、札幌の高校の2年生時に、東京、京都修学旅行のバスの中で、クラスメートの小倉さんが歌ってくれました。きれいなメロディーだったので、明日68才になる今も頭の中で流れてきます。
今年2010年9月23日のコンサートで、この歌の歌手、安藤まり子さんがゲスト出演し、まりもの歌を歌うそうです。
詳しくは、以下を見て下さい。以前、さくら貝の歌にコメントしましたが、作曲家の八洲さんが主演した映画を子供の頃に観たご縁でこのコンサートを知りました。
http://www012.upp.so-net.ne.jp/Sakuragainouta/Sept-concert.html

投稿: 鈴木昌国 | 2010年9月 1日 (水) 07時40分

女性のお年を出すのは失礼かと思いますが80歳位と推察します。楽しみですね。彼女が一時期若山彰と結婚していたとは知りませんでした。

投稿: 海道 | 2010年9月 4日 (土) 16時33分

9月23日、古賀政男音楽博物館での「没後25年 八洲秀章を偲ぶ会コンサート」がありました。ゲストの安藤まり子さんが「さくら貝の歌」と「毬藻の歌」をきれいで伸びやかな大きな声で歌ってくれました。
舞台から降りて握手しながら客席を廻るご様子から、とてもお歳は感じられませんでした。
「さくら貝の歌」を初吹き込みした小川静江さんもゲストでしたが、「高音が出にくい」そうで、代わりに安藤さんが歌ったのでした。お二人は、偶然50年振りに最近再会し、よく会っているそうです。
「みかんの花咲く丘」作詞の加藤省吾さんのお嬢さんが「父と八洲さんは大親友」だったと披露、お二人の作「一茶と子供」なども歌われました。
八洲さん主演の「ドレミハ先生」の映画のごく一部が投影され、サトウハチロウ作詞、古関裕而作曲の主題歌もちょと聞かれました。

投稿: 鈴木昌国 | 2010年9月26日 (日) 18時27分

はじめまして

この歌の一番歌詞で「水面」を「みずも」と「みなも」という二つのルビを振ってあるものがありますね。

オリジナルの安藤まり子さんの方は「みずも」と唄っておられます。

誤植など理由は様々でしょうが、こんなに愛されている曲のヨミに二通りあるのは困りますね。
さらに公開されているYouTubeでも二通りあるのも不思議です。

手元にある印刷された楽譜や歌詞本を比較しました。

楽譜集や歌集(歌詞本)

「みずも」と記載されている例:

全音楽譜出版:社決定版・カラオケのすべて/860ページ
全音楽譜出版:全音歌謡曲大全集(2)/194ページ  
ドレミ楽譜出版社:日本抒情歌全集(1)/402ページ 
自由現代社:詩と解説・日本のうた大全集【改訂版】/273ページ 

「みなも」と記載されている例:

梧桐書院:昭和のなつメロ415 (第20刷)/283ページ
日本文芸社:誰でも歌えるカラオケ名曲1000(第12刷)/841ページ 
日本文芸社:心にのこるカラオケ名曲1200(第2刷)/1088ページ 


以下はYouTubeで公開されている例です。

毬藻の唄 安藤まり子
http://www.youtube.com/watch?v=NBYm-Kp5kS4&feature=related
「みずも」と唄っています。

毬藻の歌/まきのめぐみ
http://www.youtube.com/watch?v=XpEhY4vUd6I
「みずも」と唄っています。

毬藻の歌 【うたごえ喫茶】
http://www.youtube.com/watch?v=U2TP2QxNG5c
「みなも」と唄っています。

芹洋子/マリモの歌
http://www.youtube.com/watch?v=31lMHZKaHxM
「みずも」と唄っています。

Mizumori Kaori - Marimono Uta マリモの歌
http://www.youtube.com/watch?v=K6Jbnsa9Q7k
「みずも」と唄っています。


なお、下記弊サイトをご参照いただければ嬉しいです。
今後ともよろしくお願い致します。

http://ichiuta.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-229b.html


投稿: 演歌アコーディオンのテツ | 2011年5月 6日 (金) 18時11分

九条万里子さんの音源(YouTube)の例を忘れていました。
http://www.youtube.com/watch?v=0so79RYDqMw&feature=related
「みずも」と唄っておられます。

投稿: 演歌アコーディオンのテツ | 2011年5月 7日 (土) 07時51分

毬藻の歌 【うたごえ喫茶】
http://www.youtube.com/watch?v=U2TP2QxNG5c
「みなも」と唄っています、と書きましたが「みずも」とも聞こえます。
僕の聞き違いでしたらお許し下さい。

投稿: 演歌アコーディオンのテツ | 2011年5月 7日 (土) 08時13分

演歌アコーディオンのテツ様

つい三、四日前、TBSTVの古い再放送の『水戸黄門』のエンディングで、「ご老公一行は“みずも”を舟で渡って・・・」と言ってました。あ、“みずも”って普通に使うこともあるんだ、と驚きました。以前、この「毬藻の歌」で<水面>のところだけ<みずも>とルビが振ってあるのを見て、はてな?と思い、辞書やPC変換に相談してみましたが<水面=みずも>とするものは無かったからです。
歌詞の漢字にルビを振るのは、勿論難読漢字もありますが、<あの娘→あのこ>、<故郷→ふるさと>、<運命→さだめ>、<希望→のぞみ>、<縁→えにし>などなど、漢字表記とは別の同義語で歌わせたい場合にも振ります。
また、時としてこのサイト「浜辺の歌」<蛇足>にもありますように、「昔のことぞ“しのばるる”」が出版社の間違いで“忍ばるる”と漢字に誤変換され、そのまま定着してしまったものもあります。漢字にするなら当然“偲ばるる”でしょう。
この毬藻の歌は、コロムビアの公募・選定を経た歌詞ですし、あまり難読とも思われない<水面(みなも)>に敢えて一般読みにない“みずも”とルビを振ったところに原作者岩瀬氏の強い意志を感じます。どこかの出版社がルビを振らないで出版し、それを見て他の人が「あ、これは“すいめん”ではメロディーに合わないから“みなも”とルビを振ろう!」となった可能性が想像されますが、如何でしょうか?この歌の場合、安藤まり子さんのものやこのサイトのものが明確に正しいものと愚考しますが。

投稿: 飯田 | 2011年5月 8日 (日) 20時46分

飯田様
こんにちは。
この度は、私のコメントをお読み頂き、光栄に存じます。
そして、こんなにも早く私の疑問にお答え頂きまして、有難うございました。
私が主催する歌声サークルでは、プロジェクターでスクリーンに投影した歌詞を見て唄うことを始めたばかりです。
お陰さまで疑問が解けました。
一時は迷いましたが「みずも」とルビを振ることにしました。
今後とも、このサイトを利用させて頂きたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
ご多用中のことだったでしょうに、かくも迅速且つご丁寧に、ご回答頂きましたことに重ねて御礼申し上げます。

投稿: 演歌アコーディオンのテツ | 2011年5月10日 (火) 12時50分

<2008年12月11日投稿の鞠子様>
 鞠子様推奨の「マリモ哀歌」を聴きたくてCDを探しましたが見当たりませんでした。あれから約2年半、最近
Youtubeにアップロードされました。(アップロードしたのは23歳の中国の方です。)
 「毬藻の歌」と同様に哀愁のある素敵な曲ですね。教えて下さって有難うございました。ひばりさんの若い時の高音の透き通るような声と、そして”こぶし”を使わない歌い方に魅了されました。
 この曲がいつ作られたかは知りませんが、レコードとしては発売されなかったようです。その後、1990年に
「美空ひばり 幻の未発売曲集」としてCDが発売されたようです。
 湖に関連した比較的新しい曲では松原健之の「マリモの湖」(作曲:五木ひろし)や氷川きよしの「哀愁の湖」が私は好きです。いずれの曲も前記のタイトルで検索すればYoutubeで聴くことが出来ます。
 なお、松原健之の「マリモの湖」では”水面”は”みなも”となっています。この曲では詩の内容から”みなも”の方が合っているようです。「蒼い水面(みなも)にくちづける」という歌詞なのですが、”みずも”ではくちづけしたくはありません。

投稿: 荻原 敏章 | 2011年5月21日 (土) 15時47分

ある音楽関係者の説明によれば
一番の歌詞の「水面」は通常<みなも、すいめん>と読み、<みずも>とは読みません。特に<水面を渡る風=みなもをわたるかぜ>は成句に近いものとなっています。「広辞苑」参照。しかし、作詞者がそのようなことを知らないはずがなく、ルビを振ってでも<みずも>としたい意思が伺われます。造語の一種でしょうし、原作は尊重されねばなりません。同じようなことが寺山修二が作詞した五木ひろしの「浜昼顔」の<たとえばせとのあかとんぼ>にも起こりました。漢字にすると<例えば
背戸の赤蜻蛉>となりますが、寺山は<背戸>を<せと>と読ませようとルビを振ったため、歌だけ聴いた人は<例えば瀬戸の・・・・・>と聴いてしまいました。美空ひばりはこの歌を歌う時敢えて<せど>と歌っていました。<背戸の赤蜻蛉>も成句に近いものになっていますし<ど>が濁っているのを寺山が嫌ったのでしょう。<マリモ哀歌>2番美空ひばりも綺麗な声で<みずも>と歌っていますね。

投稿: 海道 | 2011年10月26日 (水) 19時27分

五木ひろしさんの「浜昼顔」
レコードの歌詞は「瀬戸の赤とんぼ」になっています。

投稿: なち | 2011年10月26日 (水) 22時33分

浜昼顔の詞について
「浜昼顔」瀬戸の赤とんぼ  で検索 次の 画面一番上の  浜昼顔「瀬戸の赤とんぼ」 を選択して下さい。浜昼顔の詞の解説があります。

投稿: 海道 | 2011年11月 8日 (火) 13時49分

大好きな お歌です
女子大のとき、貧乏旅行で 東京から
北海道  美女3人で 旅行して
バスガイドさんの この お歌に
しびれました

投稿: ようこ | 2014年8月 6日 (水) 19時47分

この曲は昭和40年代、私が勤務を終え、夜間の大学へ通っていた頃、琵琶湖の浜辺で開かれた夜間コンパで知った曲です。配布された歌集の中にあった…と記憶致しております。あざみの歌は覚えましたが、当時はメロディを知りませんでした。歌集はガリ版刷りでした。あざみの歌とともに、名曲の中の一曲かと思っております。

投稿: 水本爽涼 | 2014年8月26日 (火) 17時20分

大好きな お歌です
まりも 不思議な 生物”” お目にかかりたいです

投稿: ようこ | 2014年8月27日 (水) 20時08分

 八洲秀章らしい、高質の抒情性を感じるメロディーです。
 先日、飲み屋のカラオケでこの歌をうたうと、「あらこの歌、はじめて聞きました。いい歌ね」とママさんにいわれました。
たしかに、飲み屋には場違いな、あまりに純情すぎる、哀愁に満ちた曲だったと苦笑する思いでした。

晴れれば浮かぶ水の上
曇れば沈む水の底
なんとも不思議な歌詞です。
 え、毬藻はそんな植物なの?ほんとかな?そんなバカな・・
しばらくして、ああ恋心の喩(たと)えか、比喩か、と気づきます。
 調べてみると,毬藻は昼は湖面に浮かび、夜は沈むとありました。
ええっ、そうなんだ!。いったん否定したものを再び否定することに・・
 というわけで、私にとっては、この部分がなければ、この歌の歌詞は、案外ありふれたものになってしまったような気がします。
 
 もはや老人とよばれる年になりましたが、阿寒湖にはぜひ行ってみたい。小さな孫娘と一緒に・・。
そんな風に思わせてくれる名曲であります。

投稿: 音乃(おとの) | 2015年1月 5日 (月) 01時04分

 過日、鎌倉で「毬藻の唄」をカバー曲にしていた九条万里子さんにお会いしました。お元気でいらして、とてもきれい。私より年上なのですが、私よりずっとお若い。歌う声もしっかり出ているそうです。
 九条さんというと、「すすきのブルース」が有名ですが、ご本人は大好きな北海道と、阿寒の「毬藻の唄」に、思い出多いとか。
 八洲秀章のレッスンに北鎌倉の山の上のご自宅まで通ったことや、九条さん、八洲と作曲家仲間として親しかった万城目正の最後のお弟子さんでもあります。万城目は高峰三枝子さん、美空ひばりさん、並木路子さん、島倉千代子さんに素晴らしい楽曲を提供したことでも知られます。

投稿: 下山光雄 | 2016年3月17日 (木) 10時27分

音乃様が書かれましたように、「晴れれば浮かぶ水の上 曇れば沈む水の底」の所が、この歌の白眉だと思います。美しい詩と曲でマリモの動きに切なさがこもり、アンデルセンの、人魚姫が水面に浮かんで王子をしのんでは沈んで行く所を思い出します。「晩に、朝に、幾度となく行ってみました。」「山々の頂に、雪の消えるのも見ました。」という所で、アンデルセン自身の悲しい恋が投影していると思われる所です。

投稿: kazu | 2017年6月17日 (土) 22時21分

『毬藻の歌』は、時々むしょうに聴きたくなる歌です。
八洲秀章氏のやさしくも哀しい旋律を聴くと、うっとりして何回もくりして聴いてしまいます。陶酔するとはこういう気分をいうのでしょう。
人間は、本来、明るい歌よりも哀しい歌のほうが好きなんだと思います。

 まだ行ったことのない阿寒湖、山ふところに抱(いだ)かれた静かな湖・・・イメージだけが強烈にちらつきます。この歳(69歳)だから行かずじまいに終わるかな、いや行かなくては・・と思いが交錯します。関西人にとって北海道の東部は遠すぎます。

 この歌を聴くと、なぜかしら同じ八洲秀章氏の『あざみの歌』が思われます。長野県・霧が峰八島高原で作られたという名曲『あざみの歌』と北海道・阿寒の『毬藻の歌』が、自然を題材とした歌として、また素朴、純粋な歌詞、やるせない旋律が共通していて、響きあい呼応しているように思えるのです。

 八島高原のある長野県も私にとっては遠い土地でした。東京へはよく行きましたが、東海道本線でしたから・・。人間はよほどの余裕がないと、寄り道をしないし、一歩先へ足を伸ばそうとしないのですね。ああ・・

投稿: 越村 南 | 2019年3月 2日 (土) 18時01分

安藤まり子のふるさとコンサート(北海道北見市)
http://masaokato.jp/2012/09/26/154131

投稿: 加藤雅夫 | 2019年10月 4日 (金) 13時20分

 久しぶりに 阿寒湖に気持ちが飛んでいます

  昭和42年 8月 11日
   阿寒湖キャンプ場 泊

  大学 教養2年次 北海道一周旅行の際
   阿寒湖も訪れました

  人生一度の経験でした
   シュラフ テントを担いでの 旅

  懐かしいですね 生まれてこの方 
   最も 綺麗に きっちりと(絵 コメント入り)
   残しているアルバム いま 引っ張りだしました

  こんなに 整理できた 時間どこにあったのか
   不思議です

  絵も沢山描き 字の綺麗なこと
   今の字 何故 こんなに崩れたのかな?

  大学で 授業時
   いかに早く ノートにとるか に専念し過ぎた為か
    と 勝手に決めています

  いろいろ 思いながら 毬藻の歌
   (鮫島有美子さん 歌う)を聞いています

  本家本元は 安藤まり子さん
   阿寒湖遊覧船では 芹洋子さんのレコードだった

  声楽家では 鮫島さんを好みます
   オペラ的な 過剰表現がないのが 好ましいのか

  政治 コロナ いろいろ いいたいことは多いですが
   阿寒 摩周の 美しい水面を思い出しながら
   気持ちを 冷やすことにしましょう

投稿: 能勢の赤ひげ | 2020年12月21日 (月) 22時36分

二木さんの演奏、とっても良いです。
まず、前奏のアルペジオが、水面のさざ波にキラキラと反射する日の光を連想させ、素敵です。
私は、この前奏の部分だけで、参ってしまいました、
歌唱の部分は、メロディーにシンプルな伴奏を添えていて、これがまた良いです。
こんな美しいメロディーは、シンプルな伴奏で歌い上げるのが一番だと思います。
私、うっとりとしてしまいました。夢心地です。

投稿: 白鳥 絵梨香 | 2021年1月25日 (月) 09時17分

北海道一周旅行には2度行きましたが阿寒湖から屈斜路湖までの道が一番印象に残っています。オンネトーと言う綺麗な湖がありますがそこによれなかったのが心残りです。毬藻はアイヌ人の方が先にその存在に気付いていたが命名したのは北海道の学生との事。(Wikipedia)この歌は色んな歌手がカバーしているがテレビで歌われない。FORESTAがたまに歌うだけ。時代が変われば人間の感性も変わるのでしょうか。後期高齢者でもIT.やAIの競争だとは存じています。

投稿: 海道 | 2021年7月10日 (土) 14時30分

『女ひとり』についてのたけ様のコメント(’22-7-10)に触発されて、他にも、”水面(みなも、みずも)”がでてくる歌謡曲があろうかと思い巡らせているうち、この歌『毬藻の歌』に辿りつきました。
  ♪水面(みずも)をわたる風さみし
    阿寒(あかん)の山の湖に…♪
と、まさに、”水面”で始まります。
改めて、YouTubeで聴いてみますと、安藤まり子さん、芹洋子さんとも、”水面(みずも)”と歌っているように聞こえました。

思えば、一年前(昨年7月)、道東ドライブ旅行の途中、私の希望で、マリモを観に、阿寒湖に立寄りました。観光遊覧船も運行されていましたが、次の行程のための時間配分(あまり時間を割けないこと)から、私達一行(3人)は、チャーターのモーターボートでチュウルイ島のマリモ展示観察センターへと直行しました。
初めてマリモにお目にかかることができ、感激一杯でした。
今思えば、観光遊覧船上に流されているとされる『毬藻の歌』を聴く機会がなかったことは、ちょっぴり心残りではありますが、…。

ついでながら、私流に”水面(みなも、みずも)”を使い分けするなら、柔らかい言葉の響きを好むときは”みなも”、水に重きをおいて表現したいときは”みずも”、というところでしょうか。

投稿: yasushi | 2022年7月14日 (木) 09時41分

恋マリモ伝説と、娘の結婚式で訪れたグアムの【恋人岬】有名な観光スポットによく似ていますね。恋人たちにまつわる切ない伝説ですが、高台の展望台からはタモン湾の美しい絶景が一望できます。私は詩吟で阿寒湖の悲話を知りました。

投稿: 細川 和代 | 2022年9月14日 (水) 13時25分

 阿寒湖は学生時代に2度程訪れましたが、アイヌコタン(アイヌ文化を紹介する施設)があり、そこでマリモに纏わる民話を聴かされました。セトナとマニぺの悲恋物語です。この曲のアイヌの村に残るロマンスとはそのことだと思います。
 アイヌ民族はモンゴロイドに属しますが、古代からサハリン、千島列島、そして北海道に分布し、本州の東北地方にも進出したとされています。DNAを用いた解析からアイヌ民族と琉球民族が遺伝学的に近いことがわかり、アイヌ民族は我が国の先住民族である縄文人と同一民族なのではないかと言われていましたが、現在ではアイヌ人、琉球人、縄文人はそれぞれ独立の民族であり、アイヌ人から見ると、縄文人よりも琉球人の方が遺伝的に近い民族であるということになっています。
 DNAを用いた解析を行うと、民族のルーツが意外な場所にあることがわかる場合があります。例えば、ハワイ、フィジー、イースター島などの太平洋の島嶼地域やオセアニアに広範に分布するポリネシア人の祖先が、実は台湾原住民であったという可能性が示されてます。

投稿: Yoshi | 2022年9月17日 (土) 15時15分

阿寒湖には行ったことはないのですが、you tube
でのコメントを拝見すると、昭和の頃阿寒湖観光では
バスガイドさんの定番の曲だったらしいですね。
八洲氏の叙情歌は本当に染み入ります、老境には。
本家の歌唱と比較するのは憚られますがプラハ少年少女合唱団の歌唱には驚きました、
日本語の美しいこと美しいこと、感激しました。

投稿: 山ちゃん | 2022年12月 4日 (日) 22時43分

 『毬藻の歌』、いかにも八洲秀章らしい抒情感を醸し出す名曲の一つだと思います…。随分と昔、北海道旅行したをした際に阿寒湖の観光船内で聞いたことを思い出した次第です…。

 安藤マリ子さんは確かある時期に、同じ専属会社の若山彰さんと結婚されました。その後に瑚美芳、双葉あき子さんと「3人の会」を結成して活動をされた時期もあったと記憶します。綺麗な方でしたねえ…

投稿: ジーン | 2024年7月21日 (日) 21時09分

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