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2007年7月31日 (火)

川岸のベンチで

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞:シャーモフ、作曲:モクロウソフ
日本語詞:楽団カチューシャ

1 灯(ともしび)またたき 月は水にゆれ
  川岸で語る若者と乙女
  川岸で語る若者と乙女

2 若者のひとみ 明るく輝き
  乙女の黒髪 そよ風にゆれる
  乙女の黒髪 そよ風にゆれる

3 真夏の夜空に きらめく星影
  若きの日の幸を静かにささやく
  若きの日の幸を静かにささやく

4 白樺の木かげ 川岸のベンチで
  別れの言葉をいえない二人よ
  別れの言葉をいえない二人よ

5 灯は消えて 月は森のかげ
  別れを惜しむか 愛する二人よ
  別れを惜しむか 愛する二人よ

   КОСТРЫ ГОРЯТ ДАЛЕКИЕ

1. Костры горят далекие,
   Луна в реке купается,
      *А парень с милой девушкой
        На лавочке прощается.

2. Глаза у парня ясные,
   Как угольки горящие,
      *Быть может, не прекрасные,
        Но, в общем, подходящие...

3. Замедлить расставание
   Он всей душой старается,
      *Словечко ищет нежное,
        Сидит, сердечный, мается.

4. Девчата голосистые
   Пропели все "страдания",
      *Лишь слышны на скамеечке
        Сердечные вздыхания.

5. Костры дымят потухшие,
   Луна за лес скрывается,
      *А парень с милой девушкой
        Никак не распрощается.

              (*=繰り返す)

《蛇足》 旧ソ連で代表的な歌曲作曲家の一人モクロウソフが1950年に作曲したもの。原題は『ボートの上で』。

 モクロウソフは、第二次大戦中から頭角を現し、『うるわしの春の花よ』『淋しいアコーディオン』など、ロシア民謡の伝統的なスタイルを受け継ぎながら、明るい現代的な曲を数多く書いています。

(二木紘三)

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コメント

日本語詞が綺麗なせいか、所謂ロシア民謡とは違った味
がありますね。
川岸で語るなどと言う事は何十年か前に忘れました。

投稿: 海道 | 2011年9月14日 (水) 16時47分

学生の頃(昭和39年)、原水禁大会参加のため京都から夜行寝台列車に乗った時、山形の高校から来た友がボソッとした声で、この歌を唄っていたことを懐かしく思い出しています。
彼は「水」の浄化の仕事を起こしたが、10年少し前に黄泉の国に逝ってしまった。
未だにロシア民謡が大好きなんだが、この歌を見たり聞いたりすると、白皙な彼の横顔が目に浮かんできます。

投稿: ゆく | 2014年3月28日 (金) 23時28分

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