黒い瞳の
(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo
ロシア民謡、日本語詞:矢沢 保
1 黒い瞳の若者が 2 もろ手をさしのべ若者を 3 愛のささやきを告げながら 4 みどりの牧場で踊ろうよ 5 私の秘めごと父さまに |
《蛇足》 戦後の歌声運動のなかで日本に紹介され、歌声喫茶や若者たちの集まりでよく歌われました。
タイトルが似ているため、ロマニー(ジプシー)音楽の色彩の濃い『黒い目(黒い瞳)』とよくごっちゃにされます。
日本人を含め、アジア人は青い目に憧れますが、青い目の多い国々では、黒い目に魅力を感じる人が多いようです。
とりわけロシアでは、黒い目・黒い瞳への熱い思いを語った小説や詩、歌がいくつも存在します。この歌や「黒い目(黒い瞳)」も、そうした歌の1つです。
青い目への憧れも黒い瞳への憧憬も、異なるDNAを取り入れておのれの遺伝子を強化しようとする生物学的本能のなせるわざなのかもしれません。
(二木紘三)
コメント
戦後間もない頃、ロシア映画「石の花」や「大音楽会」を観ました。
「大音楽会」でモスクワ音大の教授(ソプラノ)が、この歌を歌ったのを覚えています。素朴で清純な乙女心を歌ったいいメロディーですね。
投稿: 三瓶 | 2007年9月 5日 (水) 17時13分
あまりに懐かしくて、感動しています。
26日夜のNHKニュースでドレスデンのことがとりあげられ、エルベ川がでてきました。学生時代、エルベ川をテーマにした歌があって、よく歌っていた記憶があったのですがどうしても思い出せなくてネットで検索したらここに行き当たりました。訪問してみたら、懐かしい歌がずらり。昔の歌声喫茶で歌った記憶がよみがえりました。
これだけ集めていただいて、ありがとうございます。
投稿: だるまさん | 2009年6月26日 (金) 21時35分
だるまさん さま
2年ほど前、ある歌についてに先生にお尋ねした際、これらの音楽をどうやって演奏しているのかお聞きしたことがあるのですが、これだけの曲数(mp3?)を先生は1つ1つパソコンで作っているとのことでした。スーパーマンですね。
投稿: クーちゃん | 2009年6月27日 (土) 11時38分
当時私は高校生でしたが、学園紛争が盛んだった頃はロシア民謡が盛んに歌われ、新宿の歌声喫茶の歌集にもこの曲が載っていました。
現在は非常勤で医学生に遺伝の講義もしています。帝政ロシアの支配階級はスラブ系の白人で、黒い瞳に象徴されるような人種は、アジア人の血を引いた下層階級であったと思われます。この曲で歌われている恋は道ならぬ恋の匂いがします。5番の歌詞を読むと「私」が女性でこの恋が「秘め事」であることがわかります。「黒い目」の詩も同じようなモチーフで書かれていますが、こちらの「黒い目」は少女のように思えます。
どちらも美しい曲で歌詞とともに心の中のナイーブな部分を刺激します。
投稿: Yoshi | 2011年4月23日 (土) 13時00分
>青い目への憧れも黒い瞳への憧憬も、異なるDNAを取り入れておのれの遺伝子を強化しようとする生物学的本能なせるわざなのかもしれません。
うがった見方ですね!そういえば、欧米では渥美清さんや、田嶋陽子さんも人気があります。かれらと正反対の風貌はいかにも遺伝子を強化しそうですものね。
投稿: Bianca | 2011年4月23日 (土) 19時01分
50年以上前、仲間たちとロシア民謡をよく歌いました。「オクラホマミキサー」はフォークダンスの定番でしたが、「ポータブルプレーヤー」用意できなかった時、リズムがあった「黒い瞳は」を歌いながら踊りました。懐かしい曲です。二木さんのH.P嬉しく、楽しく聴かせて頂いています。ありがとうございます。
投稿: かっての若者 | 2011年6月 9日 (木) 13時12分
黒木瞳の若者がぁぁぁぁ〜ワタスの心を虜にすたのよ
投稿: 安芸竹上 | 2011年11月25日 (金) 05時12分
安芸さん 岸洋子さんの山形弁の「ラストダンスは私と」は素敵ですよ。
YouTubeで、山形弁と標準語の両方を聞くことが出来ます。アルトの美しい声で山形弁の豊かさや味の深さをを感じます。ぜひ一度お試しください。
投稿: ようこ | 2011年11月26日 (土) 00時40分
「二木紘三のうた物語」を訪問する度に、昔歌声喫茶に通っていた頃を思い出す老人です。
「黒い瞳の」曲に合わせ歌いyoutubeへアップさせて頂きました、二木先生ありがとうございます。
https://youtu.be/mZRiAl9-ggQ
投稿: ken 原 | 2018年3月24日 (土) 18時44分