エリカの花散るとき
(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo
作詞:水木かおる、作曲:藤原秀行、唄:西田佐知子
1 青い海を 見つめて 2 山をいくつ 越えても 3 空の雲に 聞きたい |
《蛇足》 昭和38年(1963)のヒット曲。
エリカはツツジ科エリカ亜科の常緑低木で、花は春から夏咲き、夏から秋咲き、冬咲きのものなど種類によってさまざまでです。ヨーロッパからアフリカにかけて分布していますが、とくに地中海沿岸と南アフリカに多く見られます。
荒地や岩地に生え、ハイデソウとともにヒースを構成するおもな植物として知られます。ヒースは、おもに常緑低木(とくにツツジ科の)が生えている原野のことですが、ときにはそこに生える低木を指すこともあります。
日本であまりポピュラーな灌木ではありませんでしたが、近年は園芸品種として広まり、よく目に止まるようになりました。
(二木紘三)
コメント
いつも失礼します。
西田佐知子さんの歌に
「ふるさと」?なんて 曲が
NHK でながれていました。
憧れを 形にしたようなひとですが
独身時代は なかなかとも聞いたことがありました。?
菊正宗 宣伝も この頃はあまり聞きません。
中国紀行の 関口さんで息子さんでしょうか??????
投稿: 二宮 博 | 2007年8月30日 (木) 00時50分
別れたひとのふるさとでしょう。アル中を少なくする為に
宣伝をしないのでしょう。両親に似て良い男ですね。
西田佐知子にはカムバックして欲しく無い。若いころの
イメージが壊れてしまう。
投稿: M.U | 2008年5月22日 (木) 15時56分
数年前、石廊崎から下田へ向かう途中の園芸屋さんの丘にエリカの花がありました。バスを待つ間近くの食堂で思い出に浸りました。若いころ年上の女性を訪ねて北陸の町を旅した初冬のほろ苦いあの日を!家に帰り歌の古本を引っ張り出してこの歌の歌詞を何度も々も読み返しました。西田さんも関口さんと幸せそうですね!
投稿: nagao | 2008年6月 5日 (木) 20時38分
オハヨウ御座います。
エリカと言う女性の名前のような花が
あるんですね?
子供の頃何故か西田さんが大好きでした。
子供と動物は優しさに反応するらしいですから
西田さんの優しさを子供の私は感じ取って
いたのでしょうね。。。ぇ。
成長してから西田さんの何処が好きだったのかなァと
考えてみるのですがわかりませんでした。
でも素敵な方ですよね。
家庭を大事になさっていて。。。。女性の鑑だと
思います。
投稿: sunday | 2008年8月 4日 (月) 03時58分
エリカと言う花を別れた彼氏に置き換えて探し歩く伊豆まで。曲もいいが詞も美しい。ここまで言われたら、彼氏も
名のり出てほしい。
投稿: M.U | 2008年8月28日 (木) 13時10分
西田佐知子の曲で一番好きな歌。勿論、あかしや・・・も大好き。・・酒場歌から恋愛の歌まで、幅広い歌の中でもこの曲は、改めて恋心とは何かを甘く、切なく語ってくれます。泣けます。歌とはこうゆう事なのです。だけど、エリカの花は好きでは有りません。
投稿: ゆうさん | 2009年3月 6日 (金) 21時29分
「エリカの花の咲く村」は伊豆のどのあたりでしょうか。今も気になってこの歌にほれ込みつづけています。もちろん、西田佐知子さんにもです。歌詞に記されている青い海、夕日、海のかもめ、空の雲などから西伊豆であってほしいと念じています。半世紀も前の学生のころでした。国鉄の遠距離逓減運賃の制度と学割(五割引)を駆使して一筆書き無交差の鉄道旅行をよくしたものです。西田佐知子さんの息子さんが稚内を基点に佐賀県の肥前山口を終点とする無交差鉄道旅番組に出演されたのをみて・・・感慨無量でした。私の場合、旅の途中東海道本線三島駅で途中下車して西伊豆の宇久須に立ち寄りました。そこで泊めていただいた民家の娘さんに翌朝バスの停車場まで見送ってもらったこと、バスを待つわずかな時間、西に広がる海(駿河湾)を二人無言で見ていたことなど、今なお脳裏を去来しています。西田佐知子さんと西伊豆・宇久須のこの娘さんとが重なっているのですかねぇ・・・。歌はわたしの精神年齢を常に若いころに維持してくれます。
投稿: 亜浪沙 | 2010年8月28日 (土) 11時39分
西田佐知子の唄い方をトランペット・ヴォイスと表現する人がいます。また聴衆に媚びず無愛想な位とも。その
ためかカラオケで同じように唄うと点数が高いと言う事を発見しました。しかし消費カロリーもかなりのものです。
投稿: 海道 | 2012年8月13日 (月) 16時44分
9月22、23日に「たばこ祭」があり、県人会連合会では各県4人ずつ出しカラオケ大会を行います。私がハコベの花さんなら迷わずこの歌を選ぶのですが、信州人なので「野尻湖ひとり」を唄う予定です。(水森かおり)Yサイトで聞いてみて下さい。歌としては良い歌ですが。
(野尻湖は信越県境にありナウマン象で有名で県内第2の湖です。)
投稿: 海道 | 2012年9月13日 (木) 08時05分
海道様 信州なら「高原の旅愁」が一番です。この歌を聴いた時から半世紀以上、信州に憧れています。タバコの会なんてあるのですね。岡本敦郎の歌に「たばこ」「たばこの夢」という2つの歌があります。ユーチューブに入っています。私は歌は聴くだけで歌いませんが、歌詞の質が低下していて、西田佐知子の歌あたりから全く歌に興味が無くなっていました。声も好きではなかのです。このブログからまた歌詞に興味を持つ様になりました。そういえば昔、別れた人が吸っていたピースの香りが好きでした。懐かしいですね。
投稿: ハコベの花 | 2012年9月13日 (木) 12時41分
22日胸に赤いバラ(105円)を挿し「野尻湖ひとり」を熱唱したら昔のお嬢様達に好評でした。1年間唄いこんで「高原の旅愁」が来年の候補ですね。
投稿: 海道 | 2012年9月24日 (月) 12時48分
最初に書き込みをされてる方の、
“「ふるさと」? ” と書かれているのは、
作詞 永六輔 : 作曲 中村八大「故郷のように」です。
動画サイトで聴けますね。
菊正宗の「初めての街で」
いつも聴いているラジオからは毎朝流れています。
ジェロさんがカバーを出された時は2~3流れましたが、
また西田佐知子さんの歌に戻っています。
この歌も動画サイトにありますね。
投稿: なち | 2012年9月24日 (月) 15時10分
なちさま
ありがとうございます 雨の中
ブーツと レインコートの映像だったか??
投稿: 二宮 | 2012年9月24日 (月) 22時16分
時々、むしょうに聞きたくなる歌があります。この歌もそうです。
出だしがいいです。青い海、伊豆の山、エリカの花。パッ、パッと歌詞の中に風景があらわれ、聞くものを、伊豆の村へと、失恋の旅へと、ぐんぐんといざなっていく。
エリカの花は、当時、まだ知られていなかった。だから良かったとも思われる。どんな花だろうとしきりに想像した。ネットも無かった。植物図鑑で調べるほど勤勉でもなかった。 10年以上も経って,実際の花を見た時、あれ~なんだ、こんな花かと思った。想像の方が現実をうわまわっていた。
最近、ストーカーといって、昔の恋人との復縁を迫って刃傷沙汰がおこっている。まあ、昔からあったんでしょうが・・
この歌のように恋人の面影を求めて、傷心の旅に出る。恋の痛手を「昇華」させるのが良いと思います。そうはいっても、恋は盲目という一面もありますから・・
投稿: 七色仮面 | 2014年6月18日 (水) 12時46分
この歌は下田の須崎です。
行くと石碑がありますよ。
投稿: 伊豆男 | 2015年3月 3日 (火) 22時16分
この歌は昭和38年の春、高校の修学旅行で東京に来た時に、バスガイドさんが歌っていました。大好きな西田佐知子さんの歌だとあとで知りました。
その時は東京を列車で発つときに、東京駅に高校の先輩の中村八大さんのお父さんが来られて、「八大は徹夜で作曲していて、来られません」と代わりにあいさつをしてくれました。
投稿: 江尻 陽一 | 2015年3月 8日 (日) 11時30分
この別れた人と言うのは、死に別れた人という意味なのかもしれない(それでないと未練がましいストーカーになってしまう)。もとより死に分かれた人には会えないのはわかっているが、もし、エリカの花にめぐり合えば会えるのかもと。映画「裏窓」で亡くなったマデリンを探して街中を彷徨うスコッティのように。
投稿: SK2 | 2016年11月11日 (金) 16時30分
西田佐知子さん素敵な方でしたね。結婚以来一度も現れないのは~夫君の強権発令とも漏れ聞こえたが潔さを感じました。数々のヒット曲~東京ブルース、アカシヤの雨が止むとき、コーヒールンバ等々~憧れのお姉さまでした。特に「エリカの花散る時」は大好き~で音痴ながらも口ずさんだものです。井上靖の作品が好きだったので伊豆にも強い憧れの念を持ったいました。亡夫は就職以来、親に仕送りしていたので新婚旅行もなく、共稼ぎをして翌年伊豆一周をしたのが思い出されます。湯ヶ島から下田まで観光バスで下りました。そのルートをもう一度辿ってみたいものです。
投稿: りんご | 2016年11月11日 (金) 19時34分
20代、30代の頃会社の懇親会で何度か伊豆に宿泊旅行しました。子供が小さい頃家族で下田のホテルに泊まったこともあります。人生も残り少なくなりましたが、一寸先に何があるやもしれません。最近、この歌を聴きながら海の見える伊豆の一戸建てに住みエリカの花の生け垣に囲まれて暮らすのもいいなぁ、などと夢見ました。いろいろな都合で将来転居せざるを得ないこともありえそうに思えるからです。
一年前のリンゴ様のコメント、懐かしくも切ない思い出ですね。
投稿: yoko | 2017年11月 4日 (土) 00時03分
常連投稿者の皆様お久しぶりです。
昨夜は 過去の皆様のコメントを再読しいろいろと思いを巡らしました。十三夜の月も美しく思いは過去へ過去へと遡りました。
そして今朝は 青春の歌 「エリカの花散る時」
二木先生の 流麗にして哀愁漂う演奏に涙が止まりません。yoko様の優しい心根の偲ばれるコメントにも涙涙のりんごです。
あこがれさま
お気にかけていただいてありがとうございます。
昨夜は ミラボー橋を繰り返し聞いては
来し方行く末に思いを馳せました。同輩、先輩諸氏のコメントから多くのことを学び取り励まされるりんごです。
同時に二木先生のご苦労にはただただ頭が下がります。蛇足の愛読者のりんごより
投稿: りんご | 2017年11月 4日 (土) 09時54分
1939年にお生まれになられた西田佐知子さん!
早いものでもう78才になられるのですね。ご結婚される少し以前に某テレビ局のラブラブショーに、現在夫である関口ひろしさんと出演されておられましたが、その場面では関口ひろしさんの方が一方的にラブコールをされていた雰囲気を感じながら見ておりました。そんな場面の時も西田佐知子さんはとても素敵で魅力的でした。ファンの中の一人として、チョッピリやきもちを焼いた気がします。またアカシアの雨が止むとき 東京ブルース などがヒットした頃は、歌詞の意味もほとんど気にせずにラジオで聞いていましたが、エリカの花散るとき この歌がヒットした時は、子供心にも何とも言えない哀愁の漂うメロディに引きずり込まれ、何度も口ずさみました。
西田佐知子さんは、私が少年の頃より63才の現在に至るまで、私の心の中に憧れを抱いてきた、想い出と面影を、微塵も壊ないで下さっている。たった一人のスター歌手です。
投稿: 芳勝 | 2017年11月 4日 (土) 17時49分
『エリカの花散るとき』は伊豆を背景に、別れた男性を追いかける、歌詞、メロティー共にいい歌ですね。追いかけるという行為には、相手が今どういう心境や境遇であるかをさておいて、自分の高まった気持ちだけで自己完結しているようなところがある。ナルシシズムを内包しているように思います。
ついに探し当てた相手の男性が「えっと、どちらさんでしたかね」と言ったらどうするのだろう。また「しつこいな、君は。終わったんだよ」と言ったらどんな顔をするのだろう。(時々想像することなので、勇気を奮って書いてみました。)
ついでながら、エリカの花は、実物を見て失望した花のひとつです。小学校6年生の頃にこの歌を聞いて、まったく見たことのないエリカの花を<どんな花かなあ>と可憐な花の姿をずっとイメージしつづけた。社会人になってから花屋の店先で初めて見た。10年以上温めたイメージとあまりに違っていて<なにこれ、えらい地味な花やなあ~>と拍子抜けした。すみれ、ユリ、すずらんに近い花をイメージしていた。
花に限らず、美しいイメージとか良いイメージとかは、あまり温めすぎるとどんどん肥大化して、実物に出会うとがっかりすることが多々ある。近頃は、期待のし過ぎを戒めているつもりであるだ。しかし、よく考えると年を取った者には無用な戒めかもしれない。イメージを膨らませるとか期待に胸を膨らませるというのは若者の特権のようだから。
最後にエリカの花ファンには深謝、(いるかどうか、わかりませんが)嗜好の違いですから、ご寛容賜りますように。
投稿: 越村 南 | 2017年12月14日 (木) 15時56分
伊豆は男心を青春の日に妖しくいざなってくれる魔性の土地ですかねえ。四十代後半の頃、修善寺近くの老舗の旅館に宿をとりました。入口の路地に蹲踞(つくばい)があり筧(かけひ)からの水が落ちていました。口と手をすすぎ備え付けの手拭いでふいていると足元あたりから涼やかな音色が耳に届きます。水琴窟(すいきんくつ)からの音です。時はるかに過ぎての昨今、老体を引きずりながら薪窯を築き作陶の傍ら、時に、自作の水琴窟の音色を聴きながら、抹茶をたしなむこともしばしばです。伊豆での思い出が去来し、「エリカの花散るとき」にアクセスして往時をしのんでいます。西田佐知子さんお元気でしょうか?・・・わたしの一つ年下の貴婦人です。
投稿: 亜浪沙(山口功) | 2020年7月30日 (木) 14時20分
伊豆の雲見に住む女性と知り合ったのが2007年、この歌のような内容で 東京から来た若い女性が山の展望台から飛び降りて亡くなったことがあり、女性の夫が若い時分に捜索救助した村の消防団だったとかで 悲しい亡きがらだったらしいと聞いたとき この作詞した人はこの事件を知ったか 関係者だったかなどと考えました、ちなみに 私の若い時代のカラオケで何度も歌った すきな曲です、古い話で失礼しました。
投稿: 真弓です | 2020年12月10日 (木) 12時46分
私、団塊の世代で、当然この歌も知っていたのですが、昨日たまたまラジオで聴いて「こんなに良い歌だった」なんてあらためて思いました。
詩も、曲も、歌唱も素晴らしいです。好きな人を探して旅に行く、と言う物語のような詩が泣けて来ます。こんな経験をされた方もきっと沢山いらっしゃると思います。家の事とか、色んな事情で一緒になれないカップルは昔は多かった様に思います。私もその一人です。だから、この歌の気持はよく分ります。
そんな経験をした私なので、娘が彼氏を連れて来て「結婚したい」と言った時は、「本当に好きなら結婚しなさい」と賛成しました。当人どうしの気持を一番大事にしたいと思って・・・。(今、お陰様で幸せそうです。)
それにしても、皆さんのコメントは、勉強になります。
yokoさんも、りんごさんも、真弓さんもありがとう!
越村さんのコメントも身につまされます。
そして、結局この歌の「私」はどうなったのでしょうか。悲劇にはしたくないな。ハッピィエンドにしたいな!・・・などと、思い巡らしております。
二木様と、ここに訪ねて来られた皆様、コロナに負けずお元気でお過ごし下さい。
投稿: 白鳥 エリカ | 2021年1月 7日 (木) 13時52分
今日午前3時のNHKラジオ深夜便の「西田佐知子特集」で、またこの歌が聴けました。
何回聴いても、この歌とっても良いですね。やっぱり、この歌詞には泣けて来ます。
それから、メロディーですが、この曲はサビの部分が二度あって、とても雰囲気が盛上りますね。(「別れた人の故郷を~」と「エリカー、エリカの花の咲く村に~」とサビが二度もあります。)
さらに、前奏、間奏の部分もすごく丁寧に作っています。
この歌は、このように非常に完成度が高い名曲だと思います。
放送では、「コーヒールンバ」とか「アカシアの雨が止む時」とか出て来ましたが、私はこの曲が一番好きです。
で、さっき園芸店でエリカの苗を買って来ました。数少ない冬に咲く花として、庭で咲かせて曲と共に愛し楽しみたいと思っております。もちろん、花の色はうすい紅色ですよ!
投稿: 白鳥 絵梨香 | 2021年1月 8日 (金) 13時41分
また、ここエリカの里に訪ねて参りました。
改めて感じましたが、西田佐知子さんはメゾソプラノだと思いますが、豊かな中低音とよく響く高音がとても心地良いですね。
勿論、彼女の様には歌えませんが、私は二木さんの演奏に合わせて歌って楽しんでいるんですよ。
二木さんの演奏は、前奏も間奏もフィナーレも原曲に忠実に再現されていて、気持が盛上ります。
聴いて楽しみ、読んで楽しみ、歌っても楽しみ、二木さん&コメントの皆さん!本当にありがとう!
投稿: 白鳥 絵梨香 | 2021年1月21日 (木) 10時45分
先日買って来たエリカの苗を鉢植えして部屋で育てていますが、花が咲きました。
エリカはツツジ科だそうですが、ツツジとは全く見掛けが違います。
樹形も葉の形もクリスマスツリーに使えそうな針葉樹のような整った形です。
枝に小さな花が沢山付きます。
花は本当に小さくて直径5mm程のベル型です。
咲き始めは真っ白で、陽の光を受けてしだいに薄い桃色(やや紫がかっています)に変わってきます。
小さいので見栄えはしませんが、近づいて見れば可愛い花です。
樹形が美しく、クリスマスツリーに花が咲いた感じです。
エリカを観ながらこの歌を口ずさんで、寒い冬も気持だけは暖かく乗り越えられそうです。
私はこの歌の「薄いべに色」の種類を選びましたが、園芸店には形や色の違う沢山の種類があります。
皆さんも、冬に咲く数少ない花であるエリカを育てて愛でてはいかがでしょうか。
投稿: 白鳥 絵梨香 | 2021年2月18日 (木) 17時28分
エリカの花 とても良い歌ですね。60年も前丁度私は黙って去って行った人の影を追いながら東京から瀬戸内を行く連絡船の上で口ずさんでいました。場所は違えども全く変わらぬ情景でした。
詩の一行たりとも違わないものに私のすべてを託して下り立った桟橋には追う人の影はありませんでした。そうですねストーカーと言わればそれまでですが、其れを昇華させてエリカの咲く村を探し当てて主人公はどの様な気持ちになったのか、探し当てぬ方が良いのでしょうか?私には分かりません。あの時エリカの花が目の前に現れていたら、それは今ある自分では無いのですから(多分)
そうして今日も独りこの歌を口ずさみながら海と蒼空と山並みを描いている私です。
投稿: かずえ | 2022年2月 6日 (日) 12時31分
この歌の《蛇足》で知りましたが、エリカとはヒースを指すこともあるんですね。ヒースと聞いて私が連想するのはヒースクリフ、小説『嵐が丘』の主人公です。
『嵐が丘』は復讐をテーマにしたエミリー=ブロンテの名作ですが、若い頃に何度となく読み返しました。また何度も映画化されていますが、映画については後のカラーの作品よりも、モノクロの作品の方が原作の雰囲気をよく表しているように感じます。別の男性の所へ嫁ぐ日、キャサリンは少女にヒースの花を捧げられて、不吉な予感に襲われます。そして、その予感は当たり、キャサリンの結婚は悲しい結末を迎えます….。
荒れ地に自生する植物の代名詞のようなヒースですが、写真を見る限り、意外に綺麗な花ですね
投稿: Yoshi | 2022年2月12日 (土) 01時41分
この楽曲が作られてから60年近くになるのですね❣
皆さんの投稿には私の思いの殆どが語られているようです。
当時と比べ、今こうして二木ens.の演奏に目を閉じて歌詞を噛みしめながら歌っていると、よくぞ一輪の小さく目立たないエリカの花を主題に旅に誘い、哀愁漂うメロディーに仕上げサラッと歌った水木・藤原・西田各氏の思いに思いを勝手に馳せて数倍の感動を覚えています。
今日か明日エリカを探しに園芸店を回ります。
投稿: 尾谷光紀 | 2022年2月12日 (土) 11時22分
yoshi 様
あらためて 二木先生の蛇足を読ませていただきました。
パソコンの画面のエリカの花→ヒースと思い知らされました。綺麗な何時まで立っても力尽きない様な花であることも荒れ野からも思いました。「嵐が丘「」 を今一度読んでみたくなりました。 有難うございました。
投稿: かずえ | 2022年2月12日 (土) 11時22分