わたし祈ってます
(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo
作詞・作曲:五十嵐悟、唄:敏いとうとハッピー&ブルー
(ルルルル……わたし祈ってます) (ルルルル……わたし祈ってます) |
《蛇足》 昭和50年(1975)のヒット曲。
各聯の前のカッコ内はバックコーラスの部分です。
「あなたは男でしょ、強く生きなきゃだめなの」なんていわれると、男の端くれとしては少々辛いものがあります。
この曲では、メインのメロディの大部分にアルトサックスを使っています。私が十分大人になってから素敵だと思った女性のなかに、アルトサックスの中音域に似た音質で話す人がいました。
(二木紘三)
コメント
何故別れなければならないのでしょうか、あれこれ男の心配
をしているのに。こうしないと歌にならないのですね。
西田佐知子流に言えば女の意地ですか。
投稿: M.U | 2008年6月 7日 (土) 16時28分
男は地方の大学生。女は年上のOL。同棲していろいろ面倒をみてもらった学生も就職が決まれば上京しなければならない。
男としては女との関係が重荷になってきたが言い出せない。
敏感な女は自ら身を引く決心をした。と、私はそんなシチュエーションを思い浮かべます。
女なんか振り切って「強く生きなきゃ」というセリフはちょっと泣かせます。
投稿: 周坊 | 2008年6月 7日 (土) 18時30分
3番の歌詞は特に心に染み入りますね。
『時間が必ず 解決するのよ
どんなに苦しい 出来事だって…』
泣かせますね。そして深いですね。
まさに人生絵模様、うた舞台ですね。
人生の指針は、すべて演歌にありますね。
投稿: パンプキン | 2009年5月 9日 (土) 00時12分
ムード歌謡で括れば同時期を生きたロスプリの森聖二さんのご冥福をお祈り致します。この歌とラブユー東京は
双璧でした。
投稿: 海道 | 2009年10月19日 (月) 18時19分
私はこの歌は自分(女)が振った男への最後の心からのエールでありまたその女にとってはレクイエムでもあったのであろうと想像しました。
女には他に好きな人ができ、去っていく者の多少の優越と愛した人への思いやりがない交ぜになった優しさが母性を醸してて男にとっては更に痛ましい感じもします。
しかし、同時にこれが失恋であり人生というものであり、結局は女の発した言葉の中にしかこれを乗り越える術はないというまことに真理を含んだ歌詞となっているようです。
投稿: エコライフ | 2009年12月 3日 (木) 23時09分
あるエッセイストが、「男は女に恋し、女性は男性を愛する」なんてコメントしてましたが、この曲は逆バージョンでしょうか?
先日、二木先生の蛇足にある“アルトサックスの中音域”で会話される熟女とお会いしました。魅力的で、十分官能的でした。
投稿: 夏橙 | 2014年8月23日 (土) 21時14分
この歌詞を聞くと、幼稚園の子どもが、母親に送り出される風景が目に浮かびます。
「ハンカチもった、先生の言うことよく聞いてね、今日一日いい子でね」みたいな・・
私などは、かつて「うるさい」と言いましたが、この男はそういうタイプじゃない。
「あなたは男でしょ 強く生きなきゃだめなの」
ああ、男の領域を相当に侵されていますね。ふつうなら、男のプライドがズタズタで耐えられないはず。
この女の人は、つくす女でありますが、歌詞全体を見れば、仕切る女でもありますね。
仕切る女は、結婚したらなにか大変身しそうで怖い。(数少ない経験則から)
例えば夫に「なにさ、すねちゃって。何もゴルフをしちゃいけないっていってるんじゃないのよ。早くそういう身分になれっていってるのよ」くらい言いそう。
この男は、この女と結婚したとしても、そんな言葉も馬耳東風でしょう。
ま、人生、いろいろです。
投稿: 秋山 小兵衛 | 2014年8月24日 (日) 01時55分
わたし祈ってます~ というワンフレーズが、生きていると思います。哀愁漂うメロディー、これが理解できる年齢になりました。私は、昭和46年うまれですが、ディサービスの管理者故、昭和歌謡を愛します。
投稿: リンリーン | 2022年11月27日 (日) 13時26分
この歌は私も好んで聞いた覚えがあります。
周防様の考察とちあきなおみの「花ふぶき」
の歌詞が重なりました。周防様今何処。
秋山小兵衛様のコメントには笑えました。
もっとコメントが増えることを「私祈ってます」
投稿: りんご | 2022年11月27日 (日) 15時56分