さすらいの唄
(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo
作詞:北原白秋、作曲:中山晋平、唄:松井須磨子
1 行こか戻ろか 2 泣くにゃ明るし 急げば暗し 3 燃ゆる思いを 4 わたしゃ水草 風吹くままに |
《蛇足》 島村抱月が主宰した芸術座は、『カチューシャの唄』であたりをとって以来、主役の松井須磨子が歌う劇中歌を売り物とするようになりました。
この歌もその1つで、大正6年(1917)にトルストイの『生ける屍』のなかで歌われました(『カチューシャの唄』『ゴンドラの唄』参照)。
(二木紘三)
コメント
「さすらいの唄」まことにありがとうございました。
「川は流れる」とともに、早速2曲を御採用頂き、ただただ感謝に堪えません。心から厚くお礼を申し上げます。
いま、2つの曲を聴きながら、激動の青春時代、そして、静かに命終を待つ今を、言い知れない感懐の中に過ごしております。
2曲の調べに、走馬灯のように浮かび消えゆく過ぎこしは、夢と思われてなりません。、万感の思いが深く胸中をよぎります。、、、こみあげてくるものともに、、、、。いま、静かに繰り返し繰り返し聴えております。
ありがとうございました。
投稿: 篠崎信夫 | 2007年8月26日 (日) 14時06分
「さすらいの唄」をしみじみと聴いています。子供の頃からレコードで親しんでいましたが(たしか佐藤千夜子)、どこのカラオケ喫茶にもなく、唄えませんでした。
4年前に新宿区百人町の懐メロ専門喫茶「むかしの唄の店」で、唄えることを発見してから、月に3回ほど「さすらいの唄」を唄いに行っています。
動画ではなく静止画で唄うのですが、その絵も唄にマッチしていて感慨無量です。
私は66歳ですが、なぜか大陸ものに惹かれます。「満州里小唄」(ディック・ミネ)も良いですね。
投稿: 正田 和之 | 2007年11月26日 (月) 13時41分
二年ぐらい前でしょうか。鬱々とした時間のなかで、昔買ったアルバムを聴いて心を慰めていました。
それまでにも、きいたことはあったのでしょうがーーー
鶴田浩二さんの歌う「さすらいの唄」に出くわしたのでした。その時々の置かれている状況、気分、思考、志向、年齢などにより変わるのですね、ーーー好む、好まないは。
そのとき以来、何時、メロディーが飛び出すかもしれない大好きな曲の一つになりました。鶴田さんの、無条件の「かっこよさ」も、強く影響したのかもしれませんね。
流浪の旅・蒙古放浪歌・風雲児
などと共通する流れがあり、
小林旭さんの歌う 落日 ともよく似た感情が
ながれているように感じます。
素晴らしき日差しさし、清々しい風に、櫻花舞う能勢にて
投稿: 能勢の赤ひげ | 2008年4月15日 (火) 14時48分
小生も懐メロを歌うのが大好きです。何時何処で聞いたのか判然としませんが、いつの間にか口ずさんでいました?大半は子供の頃聞いたNHKラジオの「懐かしのメロディー」から仕入れたものでしょうが、この曲や「天国に結ぶ恋」「流浪の旅」などは多分別のルートの様な気がします?
そこで正田和之さんに教えて頂きたいのですが、新宿百人町の「昔の唄の店」の正確な場所と電話番号を紹介願えませんか?
一般カラオケ店にはない古い唄を是非歌いたいと思っています。
申し遅れましたが、小生横浜在住ですが、長野市で育ちました。
失礼とは存じますが、松本市御出身の二木先生をとても身近に感じてしまいます。でもこのアルバムには県歌「信濃の国」は似合いませんよね!
投稿: 並木剛彦 | 2008年9月18日 (木) 02時08分
お節介だとは思いますが、新宿百人町の「昔の唄の店」は大久保駅から新宿寄りへ5分程のところにあります。
住所は新宿区百人町1-24-7目安は北新宿百人町の交差点の春山外科病院の細い路地を入りデイリー山崎の斜向かいの「新宿タウンプラザビル」の地下一階と成ります。営業は午後1時から10時迄、日曜休日、歌い放題2500円でお菓子とお茶付きです。古い歌の多さに驚かれる事うけあいです。
投稿: 酒井良 | 2009年6月17日 (水) 13時40分
酒井良さん教えて下さり感謝です。
早速、昨暮れに行って来ました。いろんな先輩たちとも会いたかったのですが、当日は終始ママさんお一人でしたがかえって盛り上がった様な気もしました。2時間ほどでしたが、一般のカラオケ店にはない知る限りの古い歌を歌ってきました。これからもまた訪れようと思っています。
投稿: 並木剛彦 | 2010年1月18日 (月) 16時23分
二木先生、この歌の収録とても嬉しく思います。
昨年、機会があってアラスカにオーロラ撮影に参りました。
アラスカ大学フェアバンクス校で世界的なオーロラ研究の権威赤祖父俊一博士の講義を受けました。
博士はもう退職しておられますが建物の一つに「赤祖父」の名が付けられています。
博士は講義の中で自分がこの研究に入ったきっかけは母親の背できいた「さすらいの歌」だったそうです。
歌詞のかなの北極光(オーロラ)に興味を持ったそうです。
この歌が1人の研究者を生んだわけです。
講義のパワーポイントにこの歌を入れ込んでおられました。
投稿: おばさま@北海道 | 2010年11月16日 (火) 13時06分
今月の昔のうたの店のテーマは、”星野哲郎・池部良追悼版”「クリスマスソングとタンゴ」をやるらしいですよ!!!
楽しみです!!
投稿: 昔のうたの店の応援団 | 2010年12月 8日 (水) 15時01分
昔、森繁久弥の歌う『さすらいの唄』をラジオで聴いた記憶があります。
舞台で松井須磨子が演じたのがジプシーの娘だったので、ジプシーの生活を歌った歌なのでしょうが、メロディーはあまりジプシー風ではないですね。
投稿: 片島諒 | 2015年4月17日 (金) 09時43分