春なのに
(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo
作詞・作曲:中島みゆき、唄:柏原芳恵
1 卒業だけが 理由でしょうか 2 卒業しても 白い喫茶店 記念にください ボタンをひとつ |
《蛇足》 昭和58年(1983)にヒットした卒業ソング。
あなたの高校卒業の日はどんなふうでしたか。私の場合はこうでした。
卒業式からの帰り道、松本城のお堀端で松本蟻ヶ崎高校(当時は女子高)文芸部のA・Mさんとばったり出会い、沈丁花がかすかに香る午後の日差しのなかで5、6分立ち話をして別れました。
それしか記憶に残っていない卒業の日でした。
(二木紘三)
コメント
高校の 卒業式の日 答辞で 代表者が
名文を披露 「嗚呼ー」と 感嘆の
文を 発しますと 卒業生一同
大笑い。家に帰って
母親から 「あんな名文を笑うなんて
不謹慎な 卒業式は はじめて」怒られました。
団塊の世代は 先輩の苦労も知らない
変な 世代でした。?
投稿: 二宮 博 | 2007年8月22日 (水) 00時46分
いつもこちらのページを楽しく拝見しております。
(もちろん歌のほうも。)
この歌がリリースされた頃は高校在学中であり、
当時憧れていた先輩が卒業なさったので余計身に染みた
ことを思い出しました。
あれから早○年、先日高校の卒業生名簿を見たら、先輩は希望通り
お医者さんになっておられました。
卒業以来その先輩とはお会いしていませんが。
投稿: あおば | 2007年9月29日 (土) 00時12分
この歌は柏原芳恵だからヒットしたのだと思います。
先生は特定のA.Mさんとお別れできただけでも幸せでは無いですか。私など蟻ヶ崎の美人軍団に声もかけれませんでした。
投稿: M.U | 2008年5月23日 (金) 12時25分
人間は何故戻りたい時期にタイムスリップ出来ないのでしょうか。みな青春と言うからですか?。「きみの話は なんだったのと きかれるまでは 言う気でした」いい詞ですね。
投稿: 海道 | 2008年11月 7日 (金) 17時15分
言い出せぬ恋卒業式に置いてくる
釦(ボタン)をと言われるまでは気がつかず
胸釦(ぼたん)虚しく残った全釦
初恋が卒業写真の中にある
卒業の寄せ書き気負った若い俺
下手な川柳作ってみました。
投稿: 吟二 | 2008年11月 7日 (金) 22時33分
男子生徒の第2ボタンをもらう意味など、還暦以上の人にしか理解出来ないでしょうね。子供、青春、大人がミックスされてしまった世の中、この先どうなるのでしょう。
投稿: 海道 | 2012年9月 7日 (金) 12時36分
男子生徒の第2ボタンをもらう意味など、還暦以下の若い人にしか理解出来ないでしょうね。因みに私は1958年高卒の80歳老人です。
男女別学だった群馬県の公立高校で3年間を過ごした私には羨ましい話です。中学時代に憧れていた人に再会したのはその後30年以上後の同窓会の席でした。
しかし、中島みゆきこの歌は時代を超えて心を揺さぶります。
投稿: 関口益照 | 2019年8月22日 (木) 13時53分
「春なのに」中島みゆきのその稀な特出した才能は言わずと知れていますが、この歌の二番の、それもたった二行の歌詞に、私はなぜだか胸が熱くなってしまいます!
・・・きみの話はなんだったのと
きかれるまでは言う気でした・・・
卒業式の日、密かに思いを寄せてきた優しそうなそんな彼が、何気なくふと無造作に放ったその一言に、自分の気持ちを打ち明けられなくなってしまった少女のその切なさと悲しみ、上記の詩にはそんな思春期の二人の情景が見事に表現されており、「春なのに」この歌は柏原芳恵のその歌声とともに、胸に迫るものを感じさせます。
投稿: 芳勝 | 2019年8月25日 (日) 18時59分
高校の卒業式の思い出はほとんどないのに、大学のそれははっきりと覚えています。大好きな女子大生と別れたからでしょう。彼女は水色の振袖を着てとても清々しい感じがしました。
それから20年以上がたって、大学の同窓会で彼女に出会いました。その日、幹事のT君が「握手をしろ!」と命令するので、初めて彼女と握手しました。彼女との最初で最後の“接触”でした。
この歌を聴いていると、人生とは「出会いと別れ」の繰り返しだと思います。生々流転です。それにしても、彼女と一度も喫茶店に行けなかったのが今でも悔やまれます。自分が非常に奥手だったから・・・
投稿: 矢嶋武弘 | 2020年1月12日 (日) 10時44分
比較的新しいこの曲を、二木先生はどうして選ばれたのだろうと、最初に思ってしまいます。1980年代を表す曲だから? それとも初めて聞いたときに蟻ヶ崎文芸部のA・Mさんを思い出されたからですか?
他に比べてあっさりした、先生の「蛇足」も、コメントの少なさも、いろいろと考えてしまいます。
この曲も好きですが、卒業ソングの中で私が「お気にいり」に登録してあるのは、沢田聖子の「卒業」。 「春なのに」より、もう少し淡い女の子の気持ちが歌われています。
曲の終わり近くの伴奏にコロブチカの旋律が入っていることを、当時のラジオパーソナリティは少しからかっていましたが、次の曲は「留年」だと思わせるほど、沢田聖子を忙しくさせたとか。
投稿: Kirigirisu | 2022年9月10日 (土) 23時39分
春の歌にまず森山直太朗さんの「さくら(独唱)」を上げたいです。歌詞やメロディが春らしさを感じることや桜が一面に咲き誇る様子が思い浮かびます。森山直太朗さんの歌声がとても奇麗で春になると聴きたくなる定番ソングかもしれませんね。人気を博しなお親しまれています。♪ぼ~くらは きっと待ってる~・・・ さくらさくら~♪🌸
投稿: 細川 和代 | 2023年2月28日 (火) 17時58分
我が国の年度変わりは4月1日で、社会経済がこの日を境に新年度に移行します。
殊に学校という集合体では、入学と卒業という大きな節目を迎える時期に当たります。その時期に満開を迎える桜は、別れと出会いの季節の象徴になって来ました。その桜は主にソメイヨシノです。
ソメイヨシノは山桜を原木にして、幕末に交配によって造られた品種で、比較的歴史が浅く、今でも遺伝的にクローン(遺伝子が均一であること)に近いため、条件が整えば一斉に咲いて一斉に散るという性質があります。ですので、あの見事な桜の風景が見られるのです。
散り際が潔いとの意味で、軍人の象徴とされた時代もあった様ですが、宣長の『敷島の大和心を人問わば、朝日に匂う山桜花』の歌も、本来武士道とは無縁であったと言われます。
『めぐり逢うときは花びらの中、、、、別れ行く時も花びらの中、、、、』。
さだまさしさんの『梅雨のあとさき』の中の歌詞の一部です。
桜の季節には、そんな思い入れが日本人にあります。
投稿: Yoshi | 2023年3月 2日 (木) 11時17分