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2007年8月 6日 (月)

紅葉(もみじ)

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞:高野辰之、作曲:岡野貞一

1 秋の夕日に 照る山紅葉(もみじ)
 
 濃いも薄いも 数ある中に
  松をいろどる 楓(かえで)や蔦(つた)
  山のふもとの 裾模様(すそもよう)

2 渓(たに)の流れに 散り浮く紅葉
  波にゆられて 離れて寄って
  赤や黄色の 色さまざまに
  水の上にも 織る錦(にしき)

《蛇足》 かずかずの傑作唱歌を生んだ高野辰之・岡野貞一のコンビによる作品。
 明治44年
(1911)、小学校2年生用の文部省唱歌として『尋常小学唱歌(二)』に発表されました。
 秋の定番曲の1つです。

(二木紘三)

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コメント

小学校低学年で教えてもらった唱歌ですが、一番の歌詞の『照る山紅葉』のところを、『テルヤマ紅葉』という品種のことだとばかり思っていました。特別にみごとなそういう種類の紅葉があるのだと・・。『美しく照り映える山紅葉』が正しいことに気が付いたのははるか後年です。お恥ずかしいはなしですが・・・。『照る』を『照り映える』の意味に理解するのは小学低学年にはしんどい。その時、音楽の先生が歌詞の解説をしてくれたかどうか記憶にありません。

投稿: 乙女座男 | 2007年10月 5日 (金) 23時40分

曲を使わせてください

投稿: Chieチャン | 2007年10月11日 (木) 10時40分

今晩は。私は学校では習いませんでしたが、弟は習ってきて歌っておりました。私もそれで覚えました。紅葉した山の風景を思い出します。

投稿: 昔の少女 | 2008年6月26日 (木) 22時40分

定年退職後、しばらく地域の公民館で働きました。
公民館は小学校に隣接して設置されており、学童保育クラブを共有していました。
公民館の文化祭で、館の職員もコーラスで参加することになりました。
学童保育の先生にピアノの伴奏をお願いし、小学校の校長先生にもコーラスの応援をお願いして、この「もみじ」のほか「希望のささやき」「遠くへ行きたい」「花の街」を歌った懐かしい思い出があります。

投稿: 周坊 | 2008年6月27日 (金) 11時17分

このサイトで色々な懐かしい曲を聞かせて頂いています。
最近の曲の作詞内容と違って、目で見た内容をそのまま表現している典型的なものの様に思います。短い曲ですが作者の感情がすごく伝わってきます。

投稿: 竹 | 2008年6月28日 (土) 19時17分

童謡・唱歌のサイトを探していてここに来ました。
これはすごいサイトですね。これだけ幅広いジャンルの様々な曲を音楽つきで見れるなんて、サイト管理人には感謝感激の一語に尽きます。

投稿: 原人 | 2010年1月 7日 (木) 21時49分

2月の県人会の集い(色々な県が出場)で「ふるさと」
「朧月夜」「春の小川」を合唱します。バックに信濃の
国を流しながら。皆名曲ですね。

投稿: 海道 | 2010年1月 8日 (金) 05時34分

遠い昔に小学校で習い、二部合唱の楽しさを知った懐かしい歌です。
やがて、すべてが深い雪に覆われるのを予感するかのように、北国のモミジは赤々と命を燃やすのでした。厳しい寒さゆえに一層色鮮やかになり、見ていると心が乱れるほどの紅葉の山を10月になるとこの歌と共に思い出します。
…あの頃は、新しい旋律も歌詞もすぐに覚えましたのに……いつのまにか私は枯葉になってしまったようです。

投稿: 眠り草 | 2010年10月17日 (日) 09時15分

歌詞を地域の老人会で使わせていただきたいと思います。

投稿: 高野 はるみ | 2012年9月 7日 (金) 19時53分

 『秋刀魚の味』という映画の終わり近くで、、娘役の岩下志摩がお嫁入りをするシーンがある。
その時、実家の近くの学校から「秋の夕陽に 照る山紅葉~」と生徒の合唱の声が流れてきます。
秋晴れの日、めでたく婚礼の運びとなり、実家を出て行くという、演出です。
娘の使っていた部屋に残された鏡台が、今は主を失ってさびしいかぎりです。
 妻に早く死に別れて、男手ひとつで娘を育ててきた父、笠智衆には、喜びよりも娘を手放すさびしさの方が勝っていた。
「女の子はつまらん、せっかく育てても他所へ行ってしまう」とその夜は、外で深酒をしてしまう。
 『紅葉』の合唱の声は、娘を失った父親の、晩秋の心象風景を写しているようにも思える。
人生の冬の厳しさが、老いた父親のすぐそこに近づいているような予感さえします。
いうまでもなく、小津安二郎監督が、熟慮の末に選んだ一曲です。

投稿: 音乃(おとの) | 2014年10月18日 (土) 12時30分

秋たけなわの今、すぐ浮かんでくる歌は「紅葉」、春は「朧月夜」で、名コンビの名曲だと思います。
シャンソン → ジャズスタイルの「枯葉」は年中流れており、もう1曲は秋に相応しいシャンソン+メルヘンチッックムードの「公園の手品師」のフランク・永井の低音でソフトな歌声がすぐ思い出されてきます。
何処にでもあるような小さなな公園にポツンと1本の銀杏・・・

 🎶 ~ うすれ陽にほほえみながら 季節の歌を ラララン ラララン ラララン うたっているよ ~  ・・・カードをまくよ~ 🎶 

二木先生ぜひこの歌をアップして下さい。

投稿: 尾谷光紀 | 2016年11月 5日 (土) 10時40分

いつも大変楽しくしかも感服しながら読ませていただいています。
ときどき話題に上がるホーソンの「希望のささやき」ですが、緒園涼子と津川主一の訳詞はよく知られていますが、もう一つ私(昭和16年生まれ)が少年時代に歌った記憶のある詩があるのですが、うろおぼえで作詞者もわかりません。もしご存じでしたらお教えいただけれると大変うれしく存じます。1番だけしかも中略のところは記憶が飛んでいます。

「山路わけ行けば 
 木々は萌え出で 
 山は若緑 春の光 
 一つ紅椿 ひそと咲きたり
 ‥‥中略 
 春はゆかしき 
 山鳥ほろろ ほろろと 
 深山に春は深し」

投稿: 福島茂喜 | 2018年5月 5日 (土) 02時56分

私もまったく同じ理由から福島茂喜さんがお探しの春の歌のことを探しています。昭和27年の中1で習った記憶があります。

投稿: 竹中 せん児 | 2019年3月27日 (水) 05時12分

 『紅葉』は、誰もが知っている、日本の名歌だと思います。
赤や黄、そして常緑の緑が混じった紅葉の山々の美しさは、日本の宝と言えましょう。
『美しき天然』(武島羽衣 作詞、田中穂積 作曲 M38) にも、日本の紅葉の美しさが謳われています。歌詞2番に、
  ♪春は桜の あや衣(ごろも)  秋は紅葉の 唐錦(からにしき) …♪

暦の上では秋に入ったものの、残暑厳しく、紅葉を楽しめるのははまだ先のこと。この時期にふと思い浮かべるのは、つぎの和歌です。
”秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる”(藤原敏行)
秋が来たと、目(景色)でははっきりとは見えないが、風の音ではっと気づく、とは何と風流な、と思います。
私などは、無粋にも、午後の陽の影(木々の日陰)の大きさから、秋の気配を感じるくらいですが、…。

投稿: yasushi | 2023年9月 7日 (木) 16時19分

高齢者の体操教室でこの歌を聴きました。小学校ナン年生の音楽の時間にやりました。それまでは斉唱だけでしたが初めての輪唱( 合唱 )でした。それぞれを練習しているときは特に面白くもなかったのが、合わせて歌ってみたとき、うわいいなあ、と思ったガキの自分を覚えています。

投稿: しのあ | 2024年11月30日 (土) 08時26分

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