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2007年8月30日 (木)

男はつらいよ

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞:星野哲郎、作曲:山本直純、唄:渥美 清

   (セリフ)
   「わたくし、生まれも育ちも
   葛飾柴又(かつしかしばまた)です。
   帝釈天(たいしゃくてん)でうぶ湯を使い、
   姓は車、名は寅次郎、
   人呼んで、フーテンの寅と発します」

1 俺がいたんじゃ お嫁にゃ行けぬ
  わかっちゃいるんだ 妹よ
  いつかおまえの よろこぶような
  偉い兄貴に なりたくて
  奮闘努力の 甲斐も無く
  今日も涙の 今日も涙の
  日が落ちる 日が落ちる

2 ドブに落ちても 根のある奴は
  いつかは蓮(はちす)の 花と咲く
  意地は張っても 心の中じゃ
  泣いているんだ 兄さんは
  目方で男が 売れるなら
  こんな苦労も こんな苦労も
  かけまいに かけまいに
  男というもの つらいもの
  顔で笑って 顔で笑って
  腹で泣く 腹で泣く

  (セリフ)
   「とかく西に行きましても、東に行きましても、
   土地土地のお兄貴(あにい)さん、
   お姐(ねえ)さんに
   ごやっかいかけがちになる若造です。
   以後、見苦しき面体(めんてい)
   お見知りおかれまして、
   向後万端(きょうこうばんたん)ひきたって、
   よろしくおたの申します」

《蛇足》 ご存じ『男はつらいよ』シリーズ(山田洋次監督)の主題歌。

 昭和44年(1969)の『男はつらいよ』を皮切りに、平成7年(1995)の『寅次郎紅の花』まで、計48作制作されました。世界映画史上最長のシリーズという金字塔を打ち立てましたが、主演・渥美清の死をもって打ち切りとなりました。

 『寅次郎』を1本も見ていない人でも、この伸びやかなメロディを聞き、歌詞を見ただけで、どういう映画だったかが想像できます。この歌には、48作のエッセンスがぎゅっと詰まっています。

 終わりのセリフのうち、「向後万端」は「今後はすべてに渡って」の意。

(二木紘三)

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コメント

こうして、お気に入りの歌を聴きながらメールできるなんて最高ですね。さて、寅さんシリーズがなぜにこれまで日本国民に受けたのか。それはともかく、ほぼ全作品の冒頭に入るこの歌、観衆を一気に寅さんワールドに引き込む強烈なテーマソングとなっていますよね。星野哲郎の詩もいい。盆と正月、ほぼ年2回のペースで作られてきたこのシリーズ、どちらかというと私は正月作品を観る機会が多かった。今は少々こぎれいになってしまったが、あの頃の帝釈天は参道を含めまだ古びた感じが残り、初詣に行くと、境内には寅さんシリーズの映画のポスターがずらりと並べられていた。お参りを済ませ、寅さんの足取りそのまんま、寺の裏手の江戸川へ回り堤防から、矢切の渡しを背景に子供達が凧揚げなどに興じる正月風景をしばし楽しむ。その後は寅さんの待つ映画館に足を向ける。・・・日頃は海外との往復で、自称猛烈ビジネスマン自負していた当時の私、正月だけは静かな別世界を楽しんでいた。来年の正月は久しぶり柴又の寅さんを訪ねてみようと思っている。

投稿: mike | 2007年10月12日 (金) 07時09分

 原作のイメージとかなり違うと感じたが、でもそれはそれで良かった「三丁目の夕日」で売れない小説家の茶川竜之介役を演じた吉岡秀隆。
 彼をスクリーンで初めて見たのは山田洋次の「遥かなる山の呼び声」だ。その後、寅さんの甥っ子「満男」役で寅さんファミリーの仲間入り。
 私は山田監督に是非、寅さんの新作を作って欲しいと願う。それは決して渥美清の代役を立てたものではなく、番外編として満男を主人公にしたもので。母さくら(倍賞)や父博(前田)はもちろんのこと、リリー(浅丘)やたこ社長のむすめ(美保)、もちろん源公(我次郎)など関わりのあった人はできるだけ登場させて。無理か・・・。
  
 さて、この歌はあまりにも有名な歌ですね。と言っても有名なのは前奏のチャーン、チャラリラリラリララー(わかりますよね笑)というメロディでその後の歌を歌える人は有名な割にはそんなにいないのではないでしょうか。1番の出だしの「俺がいたんじゃ お嫁にゃ行けぬ」というのは1作目だけで姿を消しました。妹さくらが1作目で結婚したから当然なことですが。2作目からは「どうせ おいらはやくざな兄貴」となりました。こちらの歌詞の方が長く続いたのに再レコーディングされず、古い歌詞の方がいつまでも残っていますね。
 紘三さん、良い曲をありがとうございました。
 

投稿: ばくはつ五郎 | 2007年11月24日 (土) 21時17分

夏と冬には必ず寅さんを観ていた時期がありました。
父が好きで。。。その後出来た彼氏も寅さんが好きだったからです。
今の夫は寅さんが好きではないらしく
その夫を見ていて"寅さん占い"と言う物を考え出しました。
日本人っぽいものがあって愛されつづけて来たのでしょうか?

投稿: sunday | 2008年4月13日 (日) 07時18分

渥美清さんはほとんどイコール寅さんになってしまいましたが、他にもいつくかよいドラマや映画にも出ていますね。さて、男はつらいよシリーズは子どもの頃からテレビでほとんど全て見ていて本当に大好きな映画でした。私の母は42歳という若さで亡くなってしまいましたが、彼女がまだ若いときに渥美清さんにプロポーズされたそうなのです。母からではなく母の親類から最近耳にしました。渥美さんがまだ全く売れない無名の芸人の頃だったそうです。確か、私の母は九州から上京して東宝だか東映だかの受付嬢をしていたことがあると聞いたことがあるので真偽の確かめようはありませんが、冗談を言うタイプではなかったのでおそらくプロポーズは本当だったかもしれません。ところが、母は大学出でないと付き合わないという高飛車なところがあったらしく、はっきりとお断りしたそうです。 というわけで、私にとっては渥美清さんの作品や歌には特に強い思い入れがあるのです。
ほんとうに寅さん大好きです。

投稿: 銀河の帝王 | 2008年5月31日 (土) 15時08分

寅さんの映画が出ると何巻は見ましたが、少ししか見ていません。昨年、寅さんの「男はつらいよ」のDVDを全巻揃えてみています。寅さんの啖呵売のせりふも覚えてしまいました。夕方の散歩の時に小さな声で言いながら歩いています。私のせりふの中に「寅さんの男はつらいよは、全部で48巻あります。特別編が1巻、それにロケ風景や、出演者のインタビュー等が2巻合計51巻あります。一月30日、二月60日、ある時は、旅行に行ったり、宴会があったり、用事があったりで、毎日は見られませんので、毎日1巻ずつ見ても、60日はかかります。60日もすれば、最初見た内容は忘れてしまい、また見ても面白い結構な映画です。結構毛だらけ猫灰だらけ・・・・・と続きます。こんな寅さんにはまっております。

投稿: 西山 利寿 | 2009年2月10日 (火) 14時45分

私は三十年ほどアメリカに住んでいますが、このシリーズは全部持っています。
いつも映画を見るのが楽しみで、日本からビデオなどを送ってもらっていましたが、でも兄が若くして亡くなってからはこの歌を聴くと、つい、兄が私に言っているようで涙が出ます。
ここをあけてよかったです。ありがとうございます。

投稿: Mrs.Robinson | 2011年5月 7日 (土) 15時28分

 皆さんそれぞれ寅さんに思い入れがあって、しばらくこのページに浸っています。
 DVDを10巻ほど持っていますが、子ども達が出し合って買ってくれました。シリーズはどれもいい味があって好きですが、最近テレビにあまり出ないのが寂しいです。以前はよく祝日?などに流していたようですが・・・。
 北海道の旅で「忘れな草」という副題がついた、牧場での体験を描いたものもいいです。忘れな草は北海道によく育つとものの本にありました。実際にはどうなのでしょうか。ご存じに方は教えて下さい。
 日本人の心をよく捉えていて、監督の感性が伝わって来ます。ラストシーンはいつも「水」「空」が出てくるようです。
 学生の頃、映画館に入ったら観客がよく笑うのにびっくりしました。ちょっとしたしぐさや、言葉で館内が大笑いするのでこれもおもしろい思い出です。

投稿: 今でも青春 | 2014年7月11日 (金) 17時53分

中国からの留学生です。このシリーズは八十年代後半ぐらいに中国語に訳され、映画館やテレビの映画番組に人気作になりました。ちなみに「中国語を喋ってる寅さん」(声優の徐丹さん)は2014年に亡くなりました。近年は中国人の寅さんファンも何人かこの映画シリーズのため柴又帝釈天に旅行して、ブローグで写真をアップロードします。私はこのシリーズが好きです(好きな人も)、けれども観る時には笑ったことが一度もありません。人情味が溢れている平凡人の悲劇ではないかと常に思っています。「成れない」ではないのに、なぜ毎回逃げるのか。旅が一段落したら、とらやに戻って、また何かトラブルを起こってしまうというパターンで絵巻のように展開してきた、リズムがいいと思います。寅さんは見た目で自由かもしれませんが、実は穏やかな生活、或いは将来の生活を選択出来ない人でしょう、と私が勝手にそう思います。マドンナたち(りりさん以外のマドンナ)は結婚したり、仕事中心したりとか、どういう選択をしても目標がはっきりしたらしいが、「女の旅は帰り道がない」とも言えるかもしれません。そういうやり直されない選択の重さはいつでもとらやに戻られる寅さんにとっては負えないので、振られなかったでも恋から逃げるかもしれません。折角勇気出して告白したのに、「冗談だよ」と終わらせるなんて、本当に裏には弱気ですね。私なら悔しくなりたくないので、はっきり相手に伝えたほうがいいと思います。でも、寅さん誰に対しても同じ優しさを、それはなんか羨ましいです。

投稿: コアラ | 2016年4月13日 (水) 20時34分

「48作のエッセンスがぎゅっと詰まって」(二木先生解説)いる本曲の「伸びやかなメロディ」(同)が映画『男はつらいよ』を盛り上げてました。「出演マドンナ一覧 松竹映画『男はつらいよ』公式サイト」(ネット検索)によると、初代マドンナ光本幸子以下、若尾文子、浅丘ルリ子、吉永小百合、栗原小巻、竹下景子…いずれ劣らぬ美女揃いでした。
印象に残る作品は「口笛を吹く寅次郎」(昭和58年)で、フーテンの寅が松村達雄住職の寺に居候しながら住職名代で檀家まわり…寺の娘竹下景子に恋慕するという筋立てでした。各作品では、失恋した寅が旅に出て九州あたりの縁日で啖呵売(たんかばい)するシーンがエンドというパターンでした。
参考1:七味口上足利えびす講2014 - YouTube
参考2:堺・直次郎の包丁口上売り2017年十日戎その1 YouTube

投稿: 焼酎百代 | 2017年2月23日 (木) 18時41分

山田洋次監督は「男はつらいよ」全48作の原作・脚本を担当したそうですが、一人で原作・脚本・監督はまさに超人です。フーテンの寅の名セリフ(結構毛だらけ猫灰だらけ、タコはイボイボ・ニワトリゃハタチ・イモ虫ゃ十九で嫁に行くときた、色が黒くて貰い手なけりゃ山のカラスは後家ばかり、あたしゃ入れ歯で歯が立たないときやがった、粋なネーチャン・・・)には抱腹絶倒?でした。
http://www.youtube.com/watch?v=MlcN2Md4zEA(フーテンの寅の啖呵売)
http://www.youtube.com/watch?v=IPLQMdvFAZM(堺直次郎の包丁売り口上)
http://www.youtube.com/watch?v=jMYdsQUyXGo(七味口上足利えびす講)

投稿: 焼酎百代 | 2017年7月15日 (土) 22時17分

私もこの歌が好きです。二木先生の演奏にグッときます。
みなさん「寅さん」48作をすべてご存じの方もおられ凄いです。先日 本屋で「渥美清さん」について書かれた本を見つけました。

「私が愛した渥美清」(秋野太作著)2017年10月20日初版第1刷が発売されています。

渥美清さんを「異能の人・・全体が自由で純朴で、番組作りの作業にも何となく人間味があり局舎内の雰囲気は明るく温かった・・」と。「笑い」というものに「命」を賭けて仕事をしていた人。

寅さんと登の関係は 強くて深い絆に結ばれた「肉親関係」だとも。博徒系やテキヤ系(香具師とも呼ばれる)、学歴コンプレックス(学歴なんぞで相手に距離を測られることを用心していたこと)、出身地は下谷車坂・・・。昭和20~24年頃の田所康雄氏(本名)のことなど。

山田組の恒例行事「も~1回」、受難の人「36回NGの人」、「・・今日も涙の日が落ちる。人生論」など映画に携わっている人たちのご苦労、本音の話を楽しく読みました。

気温が低く、寒い日が続きますと、人間的にホッコリする寅さんなどみて心だけでも温かくしています。
寅さんのセリフを拝借して 後輩に「イヨッ 元気かい。しばらく見ねえうちに随分 会わなかったなあ!」なんて挨拶したら・・・。
 怪訝な顔をされてしまいました。(反省)

投稿: けん | 2017年12月16日 (土) 09時44分

映画「男はつらいよ」で常連(旅回り一座の座長役)だった吉田義夫は月形龍之介、山形勲、進藤英太郎らと東映時代劇の名悪役でしたが、京都絵画学校(現京都市立芸大)卒で法隆寺壁画の模写技官から映画界入りした異色の経歴です。
タクシー運転手に「お前のような悪党を乗せられるか」と罵られて降ろされ石を投げられたというエピソードがあり(Wikipedia)、まさに悪役冥利に尽きる??話です(本人にはえらいトバッチリです)。
(参考)日本悪役列伝 吉田義夫(興味あれば検索願います)
blog.livedoor.jp/sinumadeni-mitaieiga/archives/8384384.html

投稿: 焼酎 | 2018年6月25日 (月) 20時05分

寅さんの言葉を借りると
 「イヨッ 焼酎さん 元気かい。からだの具合は? しばらく見ねえうちに随分 会わなかったなあ!」なんて挨拶しながらイモ焼酎のパックを差し出したいですね。「男はつらいよ」の歌を聞くと グッと心に響きます。 
 
 東映時代の悪役 吉田義夫 確かに役作りが上手いというのか「怖かったし憎い役」を演じていましたね。吉田義夫がインタービューで映画の悪役をやっていると 「銭湯にはいった時子供たちから湯をかけられた」と語っていたのを覚えています。 色々な映画やTVドラマを見ていると 「悪役が上手い人は善人の役も上手い」ですね。
 一章様 朝5時半といえど厳しい暑さの時期になりました。安全運転で無事宅配業務をされますように。
 芳勝様 草笛の練習いかがですか?先日近くの公園でクチナシの葉をいただき、吹いてみました。いい音色が出ました。その葉っぱで「クチナシの花」も吹けました。芳勝様 クチナシの葉っぱでの草笛演奏お勧めです。頑張って下さい。

投稿: けん | 2018年6月25日 (月) 20時45分

フーテンの寅がもし北関東の人間だったら、「けん様 しばらぐ会わながったっぺなー こっちは相変わらず高血圧だげど何とか、だいじ(大丈夫)だヨ 硬いもの食ったら歯が少し、おっかけちったヨー(歯が欠ける)」と相成ります。閑話休題↓
けん様は関東1部リーグ大学アメフト部で活躍され、
「アカシアの雨がやむとき」けん様コメント(2016.10.29)>夏の炎天下…ヘルメットをかぶると5㎏以上…30本ダッシュ、ダミータックル…口の中も泥だらけ、♪♪雨に打たれて このまま 死んでしまいたぁ~い♪♪、を読ませて頂いたんですが、アメフト部の凄まじい練習に比べれば、昔やっていた応援団の練習など中途半端でした。恐れ入りました。

投稿: 焼酎 | 2018年6月25日 (月) 21時14分

けんさま
「男はつらいよ」・・・いつ聴いても心に染み入ります。
庶民的な雰囲気のある絶好調の昭和期の名曲中の一曲ではないでしょうか!
心温まる励ましのコメントありがとうございます。
今後の宅配業務の後押しとなり精一杯頑張りたいと思っております。
常々、けんさまのコメントを拝読する度に、「ユーモア」に溢れるコメントに「なるほどー・・・」と感服いたしておりました。
以前の「野球小僧」のコメントで大いに盛り上がったことを懐かしく想い出していますが・・・チーム編成・応援団の結成など見事なシナリオに拍手喝采したことを想い出ています。
佐賀地方でも、梅雨入りで連日の雨模様で「宅配業務」も悪戦苦との毎日です。
でも、そんな中でも「ほっとするタイム」があります・・・
それはこのブログ「うた物語」の存在です。
先ほどまで、「芋焼酎」で乾杯をいたしておりましたが、今、PCに向かい「うた物語」の仲間の皆さんの心温まる素敵なコメントに癒され、明日への希望と元気を戴いております。
今後ともよろしくお願いいたします。
改めて、芋焼酎で焼酎さま・けんさまと三人で乾杯!
「歌は心の旅の物語」・・・どんな物語りになるのか楽しみです。♪

投稿: 一章 | 2018年6月26日 (火) 21時13分

寅さんの啖呵切と口上垂れには惚れ惚れします。
肩で風切って歩くのもスカッと気持ち良いし、
自分もそうありたい。

女性に口下手なのもわが身のコンプレックスを慰めてくれます。

そんな寅さんがうつむいて沈み込んでいるとしたら、
ポンと肩をたたいて「寅さん元気出しなよ、俺なんてもっともっと辛いんだぜ」と励ましたくなると思うのですが、
きっと、「うるせい、失せろ」と追い払われてしまうでしょうね。

寅さんに対してふとこんな有名な句が思い浮かびました。

敷島の大和心を人問わば 朝日に匂う山桜花

その心は? 寅さんが山桜花ですかね。


投稿: yoko | 2018年7月13日 (金) 09時20分

この作品48作は何度もビデオで録画して視聴しています。1作から48作までに登場する日本の各地の情景が素晴らしく、古き良き日本の情感・人情豊かな人々の交流が見事なまでに表現されており、何度実とも飽きがが来ません。
柴又の帝釈天も何度か訪れていますが、すぐ近くを流れる江戸川とあわせ東京にもこんな場所が今でもあるんだなと、嬉しく思います。

投稿: タケオ | 2020年7月 9日 (木) 20時33分

このシリーズの一連の物語こそ、日本人の心。とかく、日本人という奴は義理堅く、律儀で人情に脆い、そんなところがよく描かれていました。
少々破天荒な主人公でしたが、憎みどころのないお人好し、ずっと心の中のどこかにいるような気がします。
そんな虎さんのシリーズが48作も続いたことは驚異です。

投稿: Jurian Prabhujee | 2020年10月29日 (木) 19時23分

山田洋次先生の生家(現存)は阪急電車岡町駅すぐ近くにあり、また手塚治虫の生誕地も近くにあり、「手塚ロード」というマップを作って年2回漫画のコスプレ共に1時間半解説付きで巡っています。
また公民館祭や小学校でのコンサートでは、一生懸命に覚えた「わたし生まれも育ちも~」との台詞と歌・演奏・エンディング台詞でヤイノヤイノの拍手を受けて自己陶酔に浸っています。が、「向後万端」の読みは初めて知りました。

投稿: 尾谷光紀 | 2020年11月 2日 (月) 15時44分

お正月は必ず寅さんの映画を見に行きました。印象に残っているのは光本幸子さん浅丘ルリ子さんや又竹下景子さん共演の寅さんがお坊さん役です。年老いた母を連れて高松の陳健一さんのお店に食事に行った時の事です、母が最初に来たお料理でレンゲを使用したもので、その後来たお料理の時にレンゲの下に有るレンゲ受けの方で食べていて、それを注視した私が恥ずかしさで大笑いをしたのを思い出しました。91歳で亡き母が偲ばれます。

投稿: 細川 和代 | 2022年11月 5日 (土) 07時04分

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