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2007年8月30日 (木)

女の意地

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞・作曲:鈴木道明、唄:西田佐知子

1 こんなに別れが 苦しいものなら
  二度と恋など したくはないわ
  忘れられない あのひとだけど
  別れにゃならない 女の意地なの

2 二度と逢うまい 別れた人に
  逢えば未練の 泪をさそう
  夜風つめたく まぶたにしみて
  女心は はかなく哀しい

3 想い出すまい 別れた人を
  女心は 頼りないのよ
  涙こらえて 夜空を仰げば
  またたく星が にじんでこぼれた

《蛇足》 昭和40年(1965)10月に発売。『赤坂の夜は更けて』のB面でした。
 発売後数年はあまり評判になりませんでしたが、昭和45年
(1970)ごろからヒットし始め、翌年、日活によって映画化されました。

 斎藤光正監督で、出演は松原智恵子・浜木綿子・山本陽子・中尾彬・根上淳・藤竜也など。

(二木紘三)

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コメント

一番から三番に向かって彼との距離がだんだんと遠くなって
いますので、綺麗に別れられたと思われます。

投稿: M.U | 2008年6月17日 (火) 19時44分

「二度と恋などしたくはないわ」「逢えば未練の泪をさそう」「女心は頼りないのよ」そうですそれで良いのです。この女性はまた素晴らしい恋をするでしょう。但し意地を張ったらまた恋に負けるでしょう。

投稿: 海道 | 2012年10月 4日 (木) 17時45分

意地を張ってまで別れねばならない事情とは
何だったのでしょうか・・

相手が見せた迷いの気配?
相手の親が放った胸に刺さる言葉?
近くの人の下衆の勘ぐり?
世間の心ない噂?

熱い恋を引き裂く元はこのほかにも
いろいろあるのでしょうね。

投稿: うた物語愛好者 | 2014年4月12日 (土) 17時01分

 女の失恋を唄い続けたこの歌手のどの歌にも、別れるに至る裏の事情に触れたフレーズは見当たらないのではないでしょうか。事情の穿鑿は詮無い事のように思え、男との別れをいかに切ない歌に仕立てたか、が歌の賞味のポイントのように思います。
 失恋の切なさは女に限らず、「遠いえにしのかの人に夜毎の夢の切なさよ」「忘れた筈のかの人に残る心をなんとしょう」と溜息をつきながら酒に紛らすのが伝統的な男性版なのでしょう。

投稿: 槃特の呟き | 2014年4月12日 (土) 23時40分

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