グッド・ナイト・ベイビー
(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo
作詞:ひろまなみ、作曲:むつ・ひろし、唄:ザ・キングトーンズ
1 きっといつかは 君のパパも 2 やっと見つけた この幸せは |
《蛇足》 昭和43年(1968)のヒット曲。
1960年代以前のアメリカンポップスのような曲です。歌詞のカッコ内はバックコーラスの部分。
ザ・キングトーンズは男声4人組のコーラスグループとして、昭和35年(1960)に結成。長い下積み生活が続きましたが、この曲のヒットにより、ようやく脚光を浴びました。
この曲や次にヒットした『暗い港のブルース』でも、リードテナーの内田正人の高音が効果を発揮していました。
(二木紘三)
コメント
ヒットしている頃はあまり好きな歌ではなかったのに。。。。
今頃になって懐かしくなったりします。
不思議なものです。
ヒットしている頃には若すぎて。。。この歌のもつ深い所が理解出来なかったのかも知れませんねぇ。
投稿: sunday | 2008年4月21日 (月) 06時04分
これも、実に味わい深いいい歌で、唄い継いでいきたい名曲のひとつです。
それにしても二木先生の蛇足に、カッコ内はバックコーラスって親切な解説があったのには笑いました。
つい、つられて声に出して唄ってしまいました。
まさしく『歌は心の走馬灯 人生絵模様 うた舞台』ですよね。
投稿: パンプキン | 2008年8月 4日 (月) 00時01分
懐かしく歌い継ぎたい青春時代のいい歌ですね。
平成19年、世代間の断絶や人間関係の希薄化などの風潮を心配していた文化庁の河合隼雄(死去)長官が、世代を超えて歌い継ぎたい歌として唱歌・童謡・抒情歌等の中から『日本の歌百選』を発表されましたが、『日本のポピュラー百選』をこのブログでの募集は如何でしょうか?
因みに長男の俊雄氏が中心になって“人の心を支えるような物語文学と学術研究を顕彰しよう”との思いで、7月に<河合隼雄物語賞・学芸賞>を創設(拠点は京都)、来年には受賞者が発表されるとのことです。
投稿: 尾谷光紀 | 2012年8月26日 (日) 16時15分
妻が病に伏せっています。ある夜、目がさめて、何かの曲を頭の中で一生懸命に口ずさんで(?)いる自分に気づきました。「何の曲だろう」と思いました。「グッナイトベイビー」という歌詞だけ思い出しました。「グッナイトベイビー」という歌詞を頼りにインターネットで探して、この曲に出会いました。昔、昔、口ずさんだ曲でした。涙がこぼれそうになるくらい良い歌ですね。
投稿: おじい | 2013年2月 2日 (土) 22時45分
中学生でした。越境入学し叔母の家から通っていました。
気ままな一人っ子が親元を離れたことで、人間的に成長できたのではと思います。
斬新でおしゃれで、今から思えば、さりげなくあたたかい詞が好きでした。世の中も、おせっかいなくらいあたたかい時代でした。周りの人たちにあんなにお世話になって生きてきたのに、自分はその分、返すことができているのだろうかと忸怩たる思いにかられるこの頃です。
投稿: M.M. | 2013年3月 3日 (日) 01時44分
まさにスマッシュヒットといえる曲でしたね。
いわゆる「ドゥワーップ」というものでしょうか。
ザ・キングトーンズは米国のコーラスグループ「プラターズ」を目指していたのでしょう。 リード内田正人の特徴ある声質とファルセットも妙味あるものだったと思います。後年パックメンバーの一人が顔を黒く塗っていましたが(シャネルズは全員だったかな)、今はもうダメでしょうが……。 こういうコーラスグループはもう見かけませんね。
投稿: かせい | 2018年1月27日 (土) 18時20分
大学に入った時の曲です。youtubeでも聴きました。
続けて、平浩二のバスストップも聞きました。こちらは大学を卒業した年の歌です。
青春の歌、いいですね~。
投稿: yoko | 2019年4月27日 (土) 21時35分
「グット・ナイト・ベイビー」私が中学生のころ、我が家の長兄がこの曲のレコードをよくかけていました。私はそんなころからこの曲が大好きでした!
この曲がヒットしていたころから、もう50年以上の月日が経ちましたが、私は当時の懐かしさもあり、あえてこのページに来ては、メロディを聴きながらそのころの光景を懐かしんでいます。
16年前に62歳で亡くなった我が家の長兄は、リード・テナーだった内田正人の大ファンで、もう一枚のレコード「暗い港のブルース」も持っていました。そしてタイプの違うこの二曲をいつもギターを弾きながら心地よく歌っていました。その長兄が大切にしていたキングトーンズのこの二枚のレコードは現在私の手元にありますが、私は今でも時々その二枚のレコードを取り出してはジャケット写真を眺めながら、元気だったころの長兄の姿を想い出したりすることがあります。
『・・ファルセットを生かした独特のハーモニーは、どこか外国人の持つ哀愁を感じさせ、ラテン的なサウンドを響かせながら、泥くささを思わせるローカル的な色合いもあって、聴く人の親しみを呼んだようです。・・』(昭和の流行歌・野村耕三氏解説より)
「グッド・ナイト・ベイビー」この唄の詩を書いた女性作詞家・ひろまなみの、思いやりの心が滲みでている、実に優しさ溢れる素朴な詩がそうさせるのか、私はここでメロディに合わせてこの唄を口遊んでいる時、不思議といつのまにか心が和んできます。
そしてまた、今ではこの唄のメロディを聴く度に、音楽好きな私のことを他の誰よりも可愛がってくれた、在りし日の長兄の姿が私の脳裏には浮かんできます。
投稿: 芳勝 | 2022年4月21日 (木) 15時56分