恋のアマリリス
作詞:西條八十、作曲:服部良一、唄:二葉あき子
1 赤い花びら アマリリス 2 姉と呼びたき 師の君も 3 荒い浪路に 帆をあげた |
《蛇足》 昭和24年(1949)に『青い山脈』のB面として発売されました。
『青い山脈』の大ヒットの陰に隠れて、あまり日の目を見る機会がありませんでしたが、この時代に青春期を送った人びとの間で根強い人気があるようです。
(二木紘三)
作詞:西條八十、作曲:服部良一、唄:二葉あき子
1 赤い花びら アマリリス 2 姉と呼びたき 師の君も 3 荒い浪路に 帆をあげた |
《蛇足》 昭和24年(1949)に『青い山脈』のB面として発売されました。
『青い山脈』の大ヒットの陰に隠れて、あまり日の目を見る機会がありませんでしたが、この時代に青春期を送った人びとの間で根強い人気があるようです。
(二木紘三)
コメント
懐かしい歌・・・
この曲を聴いてていたら「あの花この花」「恋の曼珠沙華」「古き花園」そして男性が女のような歌で「花言葉の唄」等のメロディが浮んできて、私が小学生の頃姉二人がよく歌っていたので今でもおぼろげながら歌詞も覚えています。
ずーと後に二葉あき子だと知りファンなりLPにサインを貰ったこともありました。
2011.8.16.3:30に96歳で千の風になられました。
投稿: 尾谷光紀 | 2012年6月29日 (金) 10時27分
二木先生によるオーケストラ演奏で、出だしの♪赤い花びら アマリリス♪のところを聴いた時点で、遠い昔の微かな記憶が甦りました。まだ子供の頃、兄だったか、従兄だったか、この歌を口遊んでいたのを、思い出したのです。
そして、改めて、オーケストラ演奏で全曲を聴いてみて、中々いい歌だなあと感じ入っております。服部メロディが美しく、♪赤い花びら アマリリス♪の部分の節回しが特に魅力的で、優しい懐かしさを醸し出してくれるようです。
二木先生のお陰で、私の歌の引き出しが一層豊かなりました。ありがとうございました。
ついでに、これまで、二葉あき子さんの歌で、私のお気に入りは、♪思いかなわぬ 夢ならば…♪の「恋の曼殊沙華」(西條八十 作詞、古賀政男 作曲 S23)でしたが、この「恋のアマリリス」も加わりました。
投稿: yasushi | 2018年3月16日 (金) 14時19分
これまで、”アマリリス”とは、歌の世界の言葉で、どんな花かは知りませんでした。今日も、二木先生によるオーケストラ演奏で、「恋のアマリリス」を聴きながら、ふと、”アマリリス”とはどんな花なのだろうかという疑問が頭をもたげました。
すぐに、Wikipediaで調べましたところ、”アマリリス”は、”曼殊沙華”=ヒガンバナ(彼岸花)と同じ、ヒガンバナ科の花であることが分かりました。新たな発見でした!両者とも、ユリのように長い茎の上に花をつけるところは同様ですが、”曼殊沙華”が日本に広く自生していて、秋の彼岸頃に田んぼの畔などで赤い(主に)花を咲かせて、よく知られているのに対して、”アマリリス”は鑑賞用の花というところでしょうか。
このように見ますと、私の好きな、二葉あき子さんの歌「恋の曼殊沙華」と「恋のアマリリス」は、漢字とカタカナでイメージが異なるものの、いわば、身内の間柄の歌ということになり、幾ばくかの親近感を覚える次第です。
投稿: yasushi | 2018年3月18日 (日) 13時11分
yasushi 様
「恋のアマリリス」のコメント大変勉強になりました。
ありがとうございました。
この曲は私の好きな流行歌の一曲で、二葉アキ子の大ファンでもあります。
勿論「恋の曼殊沙華」も好きな曲ですが、「恋のアマリリス」とは、身内の間柄の歌との由、私にとっても新しい出来事でした。
2曲とも、西条八十・服部良一の名コンビの曲ですが、当時の東宝映画「青い山脈」の主題歌でもありました。
私事になりますが、小学時代頃から蓄音機とSP盤の虜になり、現在では、主に戦前・戦後期の流行歌400枚ほどが収納ケースの中に納まっております。
この曲は、藤山一郎・奈良光枝の「青い山脈」とA面・B面の間柄。
今回も、改めて蓄音機で聴いてみましたが、鉄針の音が少々気になりますが、その音自体が蓄音機で楽しむ醍醐味だと思っています。
機会があれば、是非、蓄音機で懐かしい流行歌を聴いてみては如何でしょうか。!
きっと、今までにない音(歌声)の世界に出会えると思います
投稿: 一章 | 2018年3月18日 (日) 23時10分
一章様のコメントを閲覧し、同好の士に出会えましたことを嬉しく思います。
大量のレコードを収集して、楽しんでおられる由、羨ましい限りです。私が小さい頃は、戦後の混乱期で全く余裕がなく、レコードを初めて買ったのは社会人になってからです。これまでに保有しているのは、せいぜい、レコード、CD各50枚位です。最近は、自前や借りたレコード、CDの中身を取り込んだ、S社製のHDDジューク・ボックス(CD380枚の容量)を主に使っていて、余りに便利過ぎて、残念ながら、レコード・プレイヤーは殆ど出番がない状況です。とは言え、YouTubeで所望の歌を聴くに際して、レコード針の音が入っていることが多く、アナログ感覚の暖かさ、懐かしさを感じます。
なお、差し出がましいかとは存じますが、確か「恋の曼殊沙華」は古賀メロディではなかったかと、…。
投稿: yasushi | 2018年3月19日 (月) 13時11分
yasushi様
「恋の曼殊沙華」はyasushi様のおっしゃるとおり古賀メロディーでした。「恋の曼殊沙華」と「恋のアマリリス、青い山脈・・・服部良一作曲」を一緒に表現してしまったようです。
ご指摘、ありがとうございました。
投稿: 一章 | 2018年3月19日 (月) 16時24分
最近、なぜか、この歌が聴きたくなり、自前のジュークボックスで、ちょくちょく聴いております。
何度か聴いているうちに、自然に、歌詞も憶えてきて、この歌の詩情について、あれこれと思い巡らせております。
歌詞1番では、♪私の胸にも…ああ恋の花”とありますように、”私”のことについて謳い、歌詞2番では、♪姉と呼びたき 師の君も なやみたもうか 恋の夜は…♪から、姉のように慕う先生(女性)のことを謳っていると、受け止めております。
次に、歌詞3番について、受け止め方が難しいのですが、♪荒い浪路に 帆をあげた 歌も淋しい 乙女船♪の主人公は”私”で、 ♪桃色むらさき 呼ばれて呼んで♪は、”私”と”先生”のつながり、相互作用を表し、最後の♪かもめが羽ばたく ああ朝を待つ♪の主人公は、再び”私”と捉えております。
なお、浅学の身ではありますが、歌詞2番には、興味深いところがあるように思います。
①歌詞1番、3番が口語調であるのに対して、歌詞2番では、♪姉と呼びたき…♪(”姉と呼びたい”でなく)と文語調の表現になっているように思います。どうしてだろうかと、心の隅に引っ掛っています。
②♪姉と呼びたき 師の君も…♪と、女性同士の間柄で、相手を”君”と呼ぶフレーズがあり、珍しく思います。
歌の世界で、相手のことを”君”と呼ぶことについて、男性同士の場合は当たり前として、「君の名は」のように、男性が相手の女性のことを”君”と呼ぶ例も、結構見られます。
また、「君待てども」のように、女性が相手の男性のことを”君”と呼ぶ例もいくらか見られますが、女性が相手の女性のことを”君”と呼ぶ例は、他に見た記憶がありません。
投稿: yasushi | 2019年12月19日 (木) 11時38分
1949年に封切の映画『青い山脈』は前編と続編に別れており、前編の主題歌は『青い山脈』で、後編のそれは『恋のアマリリス』であることを、私は昨日2021/9/15、知りました。
蛇足ながら、その経緯と証拠を「掲示板」[2314]に記載しました。
投稿: 山田 | 2021年10月16日 (土) 16時14分
今から65年ほど前、地元商店街のレコード屋の前で、新人歌手のデモンストレーションがありました。リンゴ箱に乗って、テープレコーダーから流れる伴奏で
歌っていたのは”二葉おさむ”という人で、お母さんは二葉あき子さんでした…。
「あの花、この花。咲いては散りゆく…」、私は戦前・戦後に活躍した女性歌手の中では二葉あき子さんが一番好きです。二葉さんが晩年に近い頃、懐メロをバンド演奏で聞かせる堀口博雄(だったかな?)楽団と一緒の公演があり、私の最初にして、最後の二葉さんのライブ・ショウを見ることができました。
その後、古本屋で「双葉あきこ大全集」なるボックス・セットを見つけ、今も大切にしております。それから何年も過ぎた頃、新聞で、二葉おさむさんの死亡記事を目にしました。定かではありませんが、お母さんよりも早い旅立であったかもしれません…
投稿: ジーン | 2023年12月29日 (金) 16時30分