キス・オブ・ファイヤー
(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo
作詞:L.Allen & R.Hill、作曲:A.Villoldo
日本語詞:音羽たかし、唄:ペギー葉山
燃ゆる口づけ このひととき いつか心も 千々に乱れ 妖しくも一人 わが胸 Don't pity me, Don't pity me 今宵限りの 思い出にも |
I touch your lips and all at once the sparks go flying Just like a torch, you set the soul within me burning I can't resist you, what good is there in trying? Give me your lips, the lips you only let me borrow (Instrumental Break) Since first I kissed you my heart was yours completely Give me your lips, the lips you only let me borrow |
《蛇足》 アルゼンチンタンゴの名曲『エル・チョクロ』のメロディに、アメリカのレスター・アレンとロバート・ヒルが歌詞をつけ、"Kiss of Fire"が生まれました。
1952年に各社競作となり、ジョージア・ギブス、ルイ・アームストロング、ガイ・ロンバード、トニー・マーチンなどが歌って世界的な大ヒットとなりました。
日本では昭和27年(1952)11月、『火の接吻』というタイトルでペギー葉山が歌い、キングレコードからレコードが発売されて、ヒットしました。彼女のデビュー曲でした。
歌のヒットにちなんで、「キス・オブ・ファイア」というカクテルも創られました。作り方は次のとおり。
まず、縁にぐるりとレモンをこすりつけ、砂糖を付着させたグラスを用意します。次にウオツカ・スロージン・ドライベルモットを各3分の1ずつ合わせ、レモン汁を2滴垂らし、氷を入れてシェイクします。これを先ほどのグラスに注ぎます。炎のように赤い色をしたカクテルで、当時は女性を口説きたいときによくオーダーされたそうです。
1953年のオール・ジャパン・ドリンクス・コンクールで優勝した作品で、日本独特のカクテルなので、外国のバーで注文しても通じないかもしれません。
(二木紘三)
コメント
懐かしいナンバーですね。
私の青春前期(ませていなかった)の1955年頃(?)高校の昼休みに、近くの映画館からルイ・アームストロングのこの曲が流れてそれに聴き入り、午後の授業に遅れ竹のネブチ(竹の根で作った棒)で太ももが赤紫になるほど叩かれ、今思えば甘苦くしかし懐かしく想い出されてきます。
艶と芯のあるそれまで聴いたことの無い“だみ声”とビブラートのかかったTpの魅力に以後すっかりルイのフアンになりました。
上阪後、映画・レコードを網羅しましたが、歌は全部、映画ではダニー・ケイ競演でレッド・ニコルスの半生を描いた「五つの銅貨」に超感動し最も印象に残っています。
ナイトクラブで、ルイとダニーとドロシー役のスーザン・ゴードンが「Goodnight Sleep Tight」と「Lullabye In Ragtime」と「The Five Pennies」をそれぞれ一緒に歌うシーンに、違う歌でよくハモッているなとの記憶もあります。
ここでもやはり《蛇足》のお陰で、遠い日の出来事がほのぼのと思い出され心を熱くし、あの頃の情熱が蘇って来そう
です。先生!だんだん!おおきに!
投稿: 尾谷 光紀 | 2009年2月 1日 (日) 22時41分
いつもありがとうございます。
youtube で、Georgia Gibbs の歌を聞くと、
”I must go on, I'm on this road of no returning ”
ではなく、
”I must go on, along this road of no returning ”
に、聞こえます。
投稿: 吉備高原男 | 2009年5月 9日 (土) 11時16分
サッチモも’along this road……’と歌っていますね。
ただ、英語サイトで歌詞を調べますと、’I'm on this road…… ’もかなりありますので、どっちがオリジナルかわかるまで、このままにしておきます。(二木紘三)
投稿: 管理人 | 2009年5月 9日 (土) 18時46分
音楽が大好きです
投稿: Rift Gold | 2011年10月25日 (火) 17時03分