ブランデーグラス
(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo
作詞:山口洋子、作曲:小谷 充、唄:石原裕次郎
1 これでおよしよ 2 よせばよかった (間奏) こころひとつ 傘はふたつに離れて |
《蛇足》 昭和52年(1977)のヒット曲。
このころはまだ演歌に力があり、この年、この歌のほか、石川さゆり『津軽海峡・冬景色』、千昌夫『北国の春』などがヒットしています。
昭和52年はまた、ピンク・レディーが活躍し始めた年でもありました。
石原裕次郎は、翌年の昭和53年に入院し、以後9年に及ぶ闘病生活を送ることになります。
(二木紘三)
コメント
先日 NHK にて 裕次郎の
番組がありました
奥さま が 語ってましたが
語ってない部分があるんじゃないかと
1 もてすぎた
2 こどもなし
3 ぼっちゃん
以上 47年生れの プライベート 偏見です
ごめん ください。
投稿: 二宮 博 | 2007年12月20日 (木) 23時02分
1977(昭和52)年4月発売、1980年日本レコード大賞特別賞(ロング セラー賞)受賞。映画全盛期なら直ぐに映画化されていたと思いますが、西部警察Part1のたしか第15話 さらば愛しき女(’79.1.20鰐淵晴子出演)、第48話 別離のブランデーグラス(’79.10.14)の挿入歌になっていたように記憶しています。息の長いヒット曲で、第15話を見て覚えて愛唱歌となりました。スナックでブランデーの水割りを飲みながら歌っています。
投稿: victor | 2009年4月29日 (水) 11時29分
この歌はド演歌ではないので、歌うとき案外間の取り方が難しいんですよね。裕次郎の歌をたくさん聴くと、彼は結構リズム感があった人だと思います。
それにしても、裕次郎のかっこいい歌声とイメージを、歌詞と曲が絶妙にマッチさせてうまく作るなあと感心します。裕次郎のレコーディング前の鼻歌での練習をラジオで聞いてことがありますが、これが裕次郎かと思うようなちょっとだらしない歌い方と声でした。現在の機械は素晴らしい声とひびき、良いところのつぎはぎでひとつのレコードを作り上げるんだなと思いました。
投稿: 吟二 | 2009年5月 1日 (金) 22時57分
歌と直接関係無い事ですいません。実は先生のこのサイトの紹介を相手の迷惑も考えずに送りましたが、殆ど
の人から賛美の報告が有ります。凄いと言う人が多い
です。
投稿: 海道 | 2009年5月 8日 (金) 15時39分
YouTubeを見ていると、「石原裕次郎のレコーディング風景 ただいま練習中 ゆうすげの花」
http://www.youtube.com/watch?v=ce-enQYYYAk
いうタイトルでレコーディング前の練習中の模様がアップロードされていましたので、聞いてみましたが、「これが裕次郎かと思うようなちょっとだらしない歌い方と声」という吟二様の感想とは大分違うように感じました。
また、「現在の機械は素晴らしい声とひびき、良いところのつぎはぎでひとつのレコードを作り上げるんだな」ということですが、テイチクのディレクターとして25年近くコンビを組んでいた中島賢治氏の「石原裕次郎 過ぎ去りし日々」(角川文庫)には下記のように記されています。どちらがホンマでしょうか。
「なにせ時間に追われている」ため、「スタジオに到着してから、メロディを覚え、歌詞の意味を解釈し」、「ボーカルダビングに臨む。それでも、一、二回の本番テイクでOK」で「ワン・フレーズずつブツブツと切り張りしなければならないという、いまどきのアイドル歌手とは比較の対象にならぬほど、しっかりした歌ごころを持っていたということになるだろう」(石原裕次郎 過ぎ去りし日々」より)
また、『石原裕次郎デビュー50周年 メモリー ~昭和59年7月25日~』のCDの宣伝コピーには、「昭和57年7月25日の、レコーディングの模様を収録したドキュメント盤。メロディに乗り損ねたり、歌詞を間違えたりしての録り直しもそのまま収められている貴重な音源。短時間に楽曲の世界を自己のものとしてしまう感性の凄さは、さすがです。」と書かれており、ネットで視聴もできましたが、その通りだと感じた次第です。
蛇足まで
投稿: Dr.Unchiku | 2009年10月29日 (木) 19時01分
西部警察Part1第15話「さらば愛しき女」をニコニコ動画で見ましたが、「ブランデーグラス」は流れていないようです。別の回でしょうか?
「西部警察 #15」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9461616
投稿: kaijin21 | 2011年1月20日 (木) 17時55分
「西部警察」が始まる2年前の1977年2月発売。テイチクの担当ディレクターは自信があったが、編成会議で営業部から売る自信がないといわれ、裕次郎の場合通常1万~2万枚の初回出荷が3,500枚に抑えられたが、それでも売れない。1年ほどたって四国の松山で有線のランクで2位になり、各地で有線の上位にランクされるようになり、何か仕掛ければほんものの大ヒットになると思い、西部警察でクラブやバーの場面でバックにでもさりげなく流してもらえれば・・・・と依頼。ところが、タイトルも「別離のブランデーグラス」(第48回)、クラブに潜入捜査中の木暮課長(裕次郎)が2コーラス歌った。この放送がきっかけで大ヒットとなった。*①
簡単に口ずさめる歌が主流だったカラオケ・ブームも円熟期を迎え、ユーザーは難しい歌をほしがるようになってきていた、としか分析しようがないヒット現象だった。*②
*①高柳六郎「石原裕次郎 歌伝説」(現代教養文庫)
*②中島賢治「石原裕次郎 過ぎ去りし日々」(角川文庫)
投稿: Dr.Unchiku | 2011年1月30日 (日) 13時53分