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2008年1月29日 (火)

黒百合の歌

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞:菊田一夫、作曲:古関裕而、唄:織井茂子

1 黒百合は 恋の花
  愛する人に 捧げれば
  二人はいつかは 結びつく
  あああ……あああ……
  この花ニシパに あげようか
  あたしはニシパが 大好きさ

2 黒百合は 魔物だよ
  花の香りが しみついて
  結んだ二人は 離れない
  あああ……あああ……
  あたしが死んだら ニシパもね
  あたしはニシパが 大好きさ

  黒百合は 毒の花
  アイヌの神の タブーだよ
  やがてはあたしも 死ぬんだよ
  あああ……あああ……

《蛇足》 昭和28年(1953)11月に松竹映画『君の名は・第二部』の主題歌としてレコードが発売されました。歌ったのは第一部の主題歌『君の名は』と同じく、織井茂子。その迫力のある歌唱で大ヒットとなりました。

 『君の名は』はラジオドラマの主題歌として作られ、その後レコード化されたのですが、『黒百合の歌』は最初から映画の主題歌として作られました。

 映画第一部の終盤では、投身自殺しようとした真知子を、駆けつけた後宮(あとみや)春樹が抱きとめ、求婚します、真知子は、夫・浜口勝則の子を宿していると告げ、「生きているかぎり、私と浜口は太い鎖でつながれているのです」と嗚咽するところで終わります。

 第二部では、傷心の春樹は友人の経営する北海道の牧場に旅立ちます。そこで働くアイヌの娘ユミは、サムロというアイヌの青年と婚約しているにもかかわらず、春樹を愛するようになります。

 春樹は一度帰京しますが、それと入れ違いに真知子が牧場にやってきます。やがて春樹が牧場へ戻ってきて、2人はやっと会うことができました。
 2人が恋人同士だとさとったユミは絶望して摩周湖に身を投げ、それを助けようとしたサムロともども死んでしまいます。

 しかし、春樹と真知子も、勝則の策動によって、また別れなければなりませんでした。雪の舞い散る美幌駅で、2人は別れを告げ、真知子を乗せた汽車は走り去ります。さて、2人が結ばれる日は……。

 この粗筋からもわかるように、『黒百合の歌』はユミの気持ちを歌ったものです。ニシパはアイヌ語で恋人の意(下記の私のコメントをご覧ください)

 黒百合は、本州では中部以北の高山帯や亜高山帯に見られる植物ですが、北海道では平地に自生しています(写真)
 黒百合というものの、実際の色は濃紫です。自然界には純黒の植物は存在しないといわれています。園芸の専門家たちが黒いバラや黒いチューリップを作り出そうとしていますが、成功していません。

 昭和20年代~30年代初めには、電波メディアの数がかぎられていたこともあって、子どももおとなも同じようなラジオ番組を聞いていました。

 NHKが夕方に放送した『三太物語』『鐘の鳴る丘』『さくらんぼ大将』『白鳥の騎士』『笛吹童子』『紅孔雀』『オテナの塔』『やん坊にん坊とん坊』などは子どものための番組でしたが、夜7時台から8時台に放送された『話の泉』『日曜娯楽版』『二十の扉』『とんち教室』『三つの歌』『今週の明星』などのバラエティ番組や歌番組、『向こう三軒両隣』『君の名は』『お父さんはお人好し』などのドラマは、一家そろってお茶の間で聴くというのが一般的な光景でした。

 今は個別化が進んで、世代や個人によって見聞きするコンテンツも、その場所も異なってきています。それはそれでよい面がありますが、思い出の共通化という点では、だいぶ弱くなっているのではないでしょうか。

 小学校6年の新学期、新任の教師が生徒一人ひとりに名前を訊く際、最初の生徒に「君の名は?」といっただけでみんなの心をつかんでしまったことを思い出します。

(二木紘三)

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コメント

いつも曲を聞かせて頂いてます、仕事で入力してます、急ぎの入力のときは速い曲をかけてします、本当にたくさんの曲が入ってますので助かります、有難うございました!

投稿: 美羽 | 2008年1月31日 (木) 15時32分

懐かしい曲が 数多く有り、何時も 心癒されて居ます。
友達にもURL を教えてあげてます。有難うございました。

投稿: シノハラ ケンジ | 2008年2月 5日 (火) 13時56分

1948年生まれの僕は、けふは思わず指揮棒を振ったつもりで身体が動いてしまいました 二木様に見られたらきっと笑われると思いますが本人は至極真面目に真知子になりきり ユミになりきりと感無量でした ありがとうございました 無趣味なんぞとおっしゃって 実は絵も嗜みたもうところは万感にて候でございます それにしても岸恵子さんは…お元気でありましょうや

投稿: 沖山 一敬 | 2008年2月12日 (火) 21時52分

随時このサイトを訪れて楽しみ癒されています。
その都度、感歎、敬服、感謝しています。
  08/02/27

投稿: 福永哲男 | 2008年2月27日 (水) 16時51分

リニューアルもまたすばらし! 菊田一夫が3分間で森光子を見抜いたとの記事を最近目にしました 天は二物もさんぶつもあたえたもうなりきかや 将に我らが二木さまに於いてもござそうそう チョコレート色もいとよし 有り難う御座います

投稿: 沖山一敬 | 2008年2月28日 (木) 21時01分

織井茂子には「夜がわらっている」という名曲があったよう
な気がします。声がすばらしい。若い歌手には歌えないでしょう。対極にいたのが伊藤久男ではないでしょうか。

投稿: M.U | 2008年5月25日 (日) 09時52分

NHKBS(7日)日本の唄で島津亜矢が歌いましたが織井茂子には負けていたと思いました。

投稿: M.U | 2008年9月 7日 (日) 21時40分

昭和18年生まれの私は、子供のころラジオで放送される「連続放送劇」に心を躍らせて聞いたものです。中でも、純真で活発な三太少年が織り成すいたずらと失敗には共感を覚えてラジオにかじりついたものです。
「三太物語」のテーマソングをネットなどで探していますが、曲はもちろん歌詞さえみつかりません。歌詞だけでもどなたか教えていただけませんか。

投稿: 小川博世 | 2008年10月 4日 (土) 07時59分

アイヌ続きで。義経とアイヌの少女が恋をした。ある時少女
をおいて義経一行は北へ旅立った。それを知り少女は海に身
を投げた。それ以来ここ(カムイ岬)をとうる女人を乗せた
船は沈没したとのこと。うそと解っていてもロマンに引かれ
ますね。

投稿: 海道 | 2008年10月 7日 (火) 19時02分

私は、昭和49年生まれですが、母は、昭和11年生まれで私が、植物図鑑に載っている黒百合の花が、実際に売っていると話したら、あれは恋の花で若い頃君の名はで黒百合の歌が流されたほど有名な花でめったに手に入らない花で実際に手元にあるけど、管理が少し難しいけど大事に育てようと思います。母が若い頃、君の名はが、Radioで放送され始める夜8時位になると全国の町の銭湯では、女湯の方の風呂場ががら空きになる現象が起きるほどの人気があって主人公の男の人と女の人が、あって別れるSceneで黒百合の歌が流れ、別れる時間が迫る頃空襲警報のSirenが流れるとか懐かしい話を聞かせてくれます。

投稿: 村田雅宏 | 2009年3月28日 (土) 02時43分

浜口と下の名前が同じため、この時代を生きた人達に、嫌がらせを受けながら生きています。それ程素晴らしい
ドラマだったのですね。

投稿: 海道 | 2009年4月 4日 (土) 14時37分

「ニシパはアイヌ語で恋人の意」とありますが、知里真志保博士のアイヌ語辞典に拠ればnispaとはアイヌ語で夫の事であり、恋人という意味は無いようです。おそらく菊田一夫の勘違いなのでしょう。
恋人はyupoのようですが、yupoは兄という意味もあります。

投稿: ☆諒 | 2010年1月13日 (水) 10時39分

☆諒様
 『萱野茂のアイヌ語辞典 増補版』(2002年三省堂刊)には、ニシパおよびユポについて次のように説明されています(シは小文字で表記されていますが、ここでは表示できません)。

ニシパ(nispa) ①金持ち、物持ち、裕福な人、紳士、人徳のある人(ときにはそうでない人も冷やかしでニシパと呼ぶことがある)
②あなた、夫、人
(①は簡単に言うと、旦那または旦那さんですね)。

ユポ(yupo)  兄

 法律的な婚姻制度が未整備な時代ないし社会では、恋人、夫または妻、兄弟姉妹、男、女などの言葉が未分化なケースがよく見られます。
 ドイツ語のMann(男または夫)、フランス語のfemme(女または妻)にその名残が見られますが、もっと顕著な例は記紀万葉時代に使われていたやまと言葉「せ」と「いも」でしょう。
 「せ」は、女の側からみた夫や恋人、または兄や弟、親しい男性を指し、「いも」は男の側からみた妻や恋人、姉や妹、親しい女性を指しました。どの意味になるかは、相手との関係やその場の状況によって変わりました。
 ニシパは、ほぼこの「せ」に相当する言葉だと思われます。アイヌの娘ユミにとって、東京から来た春樹は旦那さんと呼ぶべき存在であったと同時に、愛をこめて「あなた」と呼ぶ相手だったのでしょう。
ですから、ニシパ=恋人としても間違いとはいえないと思います。

 また、ユポは萱野茂の辞典には、兄としか出ていませんが、歌舞伎などで恋する男性を「兄(あに)さん」と呼ぶことがあります。アイヌ語でも、それと同じような使い方がされているのではないでしょうか。

 ただ、知里真志保博士のアイヌ語辞典では「ニシパ=夫」「ユポ=恋人」という一対一の固定的な対応になっているという☆諒さんのコメントは、まったく納得できません。ほんとうですか? 同博士のどの著作にそう出ているのか教えていただけませんか。調べてみたいと思います。(二木紘三)

投稿: 管理人 | 2010年1月15日 (金) 16時21分

北海道アイヌ協会に確認しましたら、先生と同様の見解でした。この歌の中では恋人でないと歌になりませんですね。

投稿: 海道 | 2010年1月19日 (火) 16時05分

いつも思うことです。
このサイトを楽しみにしている人は以下の管理人であります二木氏のこの言葉の十分理解していることと思います。
「なお、管理人の『蛇足』は、正確さを心がけているつもりですが、どうしてもまちがいは出てしまいます。誤謬についてご指摘いただく場合、できれば典拠とともに正しい内容をご教示いただけたら、幸いです。」

この管理人であります二木氏の蛇足に意見を述べるのは
自由と思いますが、管理人のその典拠の申し出に答えられないのであれば速やかに陳謝ないし返事をしてこそ、管理人の無償の行動に答えうるものと考えますが、私の考えは間違っているのでしょうか?

投稿: 修さん | 2010年1月19日 (火) 20時58分

修さん様
 私はあなたの意見に全面的に同意します。

投稿: なとりがおか | 2010年1月19日 (火) 21時21分

◉この「黒百合の歌」は私が流行歌というものに出会った最初の曲です。
4歳の頃、父親によく映画に連れて行ってもらいましたが、映画が終わると
「追い出し」の曲としてよく流れていました。ですから、このイントロを
聴いただけで、その時代にタイムスリップしていきます。古関裕而先生の
手腕の至極といえる曲と感じています。もちろん一人カラオケの定番曲です。難しいですけどね。

投稿: かせい | 2010年1月19日 (火) 22時09分

織井茂子は、歌がうまい。子供心に女の情念を感じたものでした。特に、「あ~、は~、アハハ アハハ アハハ あ~、は~、アハハ アハハ アハハ~」の部分は追随を許さない感じです。いま、どうしていらっしゃるのかな。おかあさ~ん!       (吟二) 

投稿: 吟二 | 2010年1月21日 (木) 23時51分

たった今、「黒百合の花」を聴いた(見た?)ところです。歌詞に「ニシパ」と出たので引きました。アイヌの人の言葉で「夫、いい人の意」の由。
子供の頃、この歌を聞き、六つ離れた従兄に「本当に、黒百合の花をあげたら結ばれるの?」と訊いたことがあります。その時は「黒い百合はない」との返事、子供心に「そりゃあ、そうだ。そんなの、在る訳がないよな」と思っていました。が、「北海道には平地に咲いているんですって?」。でも、北海道など、黒百合が咲いている地域の人で、この歌を聞いて、「黒百合は♪~」と口ずさみながら渡した人も居るのでは…。実際に結ばれた人、ヘンマツ。

投稿: 高橋昌勝 | 2012年2月14日 (火) 21時29分

 曲そのものではないのですが、『蛇足』に「昭和20年代〜30年代の初め・・・NHKが夕方に放送した・・・」とあり番組名が書かれています。懐かしです。ひと遊びして外から帰ってきて、たんすの上に置かれたラジオにしがみつくようにして聞いたものです。

「三太物語』(おらー、三太だー)
『鐘の鳴る丘』(キンコンカンコン・・・)
『笛吹童子』(シャラリーシャラリコ、シャラリーシャラリコ、どこで吹くのか、不思議な笛よ)
『紅孔雀』『風の又三郎』『にんじん』『やん坊・にん坊・とん坊』

『にんじん』はラジオにしがみつきながら泣いていました。台所から出てきた母に「どうしたの?」きかれても、母にいつも叱られていた強情っぱり(母の言葉)の私は訳は言えませんでした。

『やん坊・にん坊・とん坊』は黒柳徹子一人三役で声色を使っての放送でした。末っ子のとん坊はとても恐がりで、自分自身を奮い立たせる歌がありました。

 「怖くない、怖くないと決めたんだ。
  もうちっとも怖くない、僕は強いんだ。
  ブ、ブ、ブルブル震えていても、
  それは怖いからじゃない。
  強くたってブ、ブ、ブルブル震えるときもあるんだよ」

 私は夜、トイレに行く時や暗い所へ行くときは必ずこの歌を歌って行きました。大人になっても暗いさみしい場所を歩かなければいけない時は、心の中で歌っていました。

 私の子供達が幼い時、トイレへいけなかったときに、この歌を教え一人で行きなさいと言ったものでした。すみません、長話になってしまいました。あまりにも懐かしかったもので、ついついおしゃべりをしてしまいました。 

投稿: konoha | 2017年3月 1日 (水) 12時37分

konohaさま

失礼ながら下記『ヤン坊ニン坊トン坊』に関する記述は記憶違いではないでしょうか。

konoha | 2017年3月 1日 (水) 12時37分
>『やん坊・にん坊・とん坊』は黒柳徹子一人三役で声色を使っての放送でした。

******参考*******

『徹子さんの美(み)になる言葉』 黒柳徹子 講談社 2008年

P50 私は、幸運にもオーディションに合格し、トン坊役に抜擢(ばってき)されました。

P51 そのときにヤン坊、ニン坊、トン坊を演じた3人は「NHK三人娘」と呼ばれ、・・・

投稿: Hurry | 2017年3月18日 (土) 10時32分

 Hurry様 ありがとうございます。黒柳徹子一人三役とばかり思っていました。私の記憶違いでした。ご指摘がなければそのまま記憶したままでした。ありがとうございました。

投稿: konoha | 2017年3月18日 (土) 11時13分

ヤン坊 ニン坊 トン坊は徹子さんのほかには横山道代、里見京子さんが演じていました。

小川博世様のお探しの「三太物語」のラジオの歌は見つからないですね。テレビの方はCDに入っているものがありますが、歌がラジオのものとは違っているようです。私もラジオで大笑いしながら聞いていました。青木茂原作の本は検索すると2冊ぐらい古本で売られています。私は1冊持っています。その中で『音さんの油揚』は大人のずるさや弱い人への思いやりが描かれていて、大好きです。『三太物語』が再版されると良いですね。青木茂『三太物語』で検索してみてください。
歌とは離れていますがお許し下さい。

投稿: ハコベの花 | 2017年3月18日 (土) 18時23分

三太物語は小学生時代ラヂオで聞いていました。主題歌は「三太物語主題歌」で検索して、「MATTのひとりごと」を見て頂くと3つのテーマソングが楽譜付きであります。私としては文中の「続編」だという「おいらは道志の三太と申す・・・」と「ピーコポン ピーコポン ポンピーコポン・・・」は記憶にあり歌えます。1番目は記憶にありません。お確かめのほどを。新諸国物語3部作とかバス通り裏とか風雲黒潮丸とか赤胴鈴之助とかなんで今でも口をついてでてくるのでしょうね。

投稿: しょうちゃん | 2017年3月18日 (土) 19時59分

しょうちゃん様
やっぱり、私は主題歌をまったく覚えておりません。「はなおぎせんせ・・」という所だけ声まで聞こえるよに覚えているのですが、ただピーコポンタろうのほうは三太物語と全く違う番組の歌です。古賀さと子が歌っています。我が家にレコードがあります。音符が読めませんので「三太物語」歌えないのが残念です。

投稿: ハコベの花 | 2017年3月18日 (土) 21時02分

♫おらの家は水車小屋 
 大の仲良し4人組♫ 加藤省吾作詞 歌 小柳徹
はテレビ主題歌のCDの中に入って居ます。このCDは持っています。昔、ラジオで聴いたのは女の子の声だったような気がしますが、まちがっているかも知れません。大昔の事ですので。

投稿: ハコベの花 | 2017年3月18日 (土) 21時35分

黒百合というなんとなく神秘的な妖しい言葉が私の脳に刻まれたのは小学高学年の頃?のような気がします。

「黒百合は恋の花(^^♪」の部分だけ覚え、残りの歌詞はしりませんでした。

・・その黒百合の花に初めてお目にかかったのは20歳代後半、北海道の道東でした。
感激でした。 
   これが「黒百合の花」、「これが恋の花」!

たった一輪の恋の花・・しかし 採取できません。

 その頃 気になっていた人に「黒百合の花」でなく
 小さく白い「すずらんの花」を送りました♪♪

投稿: けん | 2017年3月19日 (日) 08時29分

黒百合の花と離れて三太物語についてのコメントが出ていますが、小学校四年くらいの時に学芸会で音さんの役をやりました。隣に住んでいたおばあちゃんのはんてんを借りてやった記憶があります。
そのとき歌っていた歌は主題歌かどうか知りませんが、次のようなものです。

たんたん狸 たん狸
昔狸が いたという たんたん狸の 住むむらは
人をばかすの うまいとな
そんなこと うそうそ うそうそ

という歌を今でも口ずさむことができます。

投稿: 栗さん | 2017年3月19日 (日) 10時56分

話を『黒百合の花』から逸らせてしまってすみませんでした。戦後のラジオで育った私たちには忘れられない番組で、素通りできませんでした。失礼いたしました。
ついでにもう一つ「大密林にとどろくは」で始まる『少年王者』があります。2番までは歌えます。大好きです。
 話題を戻します。けん様は「すずらんを送られたのですね。お相手の方は喜ばれたでしょう。黒百合だったらちょっと引かれたかも知れません。大きな花束よりどれほど心がほのぼのとしたことか目に見えるような気がします。良い思い出があって羨ましいです。春になってきました。川岸には可憐な花が満開です。

投稿: ハコベの花 | 2017年3月19日 (日) 12時44分

「三太物語」歌は6年前にアップされていますが?・・
https://www.youtube.com/watch?v=OVp9e9N5nvY

「ピーコポンの歌」歌詞が少しあります。
https://www.joysound.com/web/search/song/213037
♪・・波を渡ってアメリカはサンフランシスコにオクラホマ・・
♪・・大西洋は船の旅 ロンドン ブリッジ 霧深く・・

「少年王者の歌」http://embed.nicovideo.jp/watch/sm13093788

投稿: なち | 2017年3月19日 (日) 14時55分

なち様
少年王者の歌有難うございました。お陰様で小学校4年生に戻ることが出来ました。遠足の時レンゲ畑の道を歩きながらみんなで歌ったのです。貧しかったけれど元気で明るい未来がありました。懐かしい日々が戻ってきました。
黒百合の歌にお邪魔をしてしまいすみませんでした。

投稿: ハコベの花 | 2017年3月19日 (日) 22時14分

ハコベ様

花言葉をしらべていたら「黒百合」の花を贈らなくてよかったと気が付きました。

20歳代の頃は 花言葉なんて知りませんでした。
 「黒百合」の花には2つの言葉があるそうです。

恋 ・・・アイヌ伝説で好きな人への思いを込めたクロユリをその人の近くにそっと置き、相手がそのクロユリを手にすれば二人は必ず結ばれる。

呪い ・・・戦国武将 佐々成政の愛妾、早百合(さゆり)が密通しているという噂が流れ、これを聞いた成政は早百合を殺してしまう。
その際 早百合は「立山に黒百合の花が咲いたら佐々家は滅亡する」という呪いの言葉を残して死んだといわれる。

その花言葉を知って「黒百合の歌」を聞きますと 2番の「黒百合は 魔物だよ・・♪」・・引いてしまいます。

 ・・すずらんを送(贈)って良かった。

投稿: けん | 2017年3月19日 (日) 22時16分

古関さん&菊田さんのこの歌を初めて聴いた時は、衝撃でした。詩も曲も織井さんの歌唱も激しい恋心を歌い上げていて、ラジオの前でとても熱い気持になった事が忘れられません。
時空を超えて、皆さんのコメントも楽しく読ませて頂きました。
けん様&ハコベ様、黒百合でなくて、鈴蘭の花を贈って本当に良かった、良かった・・・ですね!
でも、この歌は大好きです。
古関さんの作曲によるこの曲は芸術性がとても高い、と思います。オペラの中のアリアにしたい位です。

投稿: 白鳥 絵梨香 | 2021年1月13日 (水) 16時34分

去年のNHK朝の連続ドラマ「エール」を観てから、古関裕而の歌をよく聴いています。この黒百合の歌は、どこアイヌ風の曲で、「イヨマンテの夜」にも通じるメロディーがありますね。映画「君の名はー第二部」の主題歌とは知りませんでした。

ところで黒百合の花と言うと、何となくロマンチックな高山植物を連想させますが、この花を実際に近くで、ご覧になった方は案外少ないのではないでしょうか。この黒百合、実はハエが受粉を行う虫媒花で、そのためハエを誘うような強烈な悪臭を放ちます。一度、匂いを嗅ぐと百年の恋も冷めてしまいます。少なくとも恋のプレゼントの花にはふさわしくないようです。

やはり、高山植物は遠くから、そっと眺めておくに限りますね。

投稿: 遊心 | 2021年1月14日 (木) 05時38分

「黒百合の歌」織井茂子さんの一連のヒット曲の中でも特にこの曲は私の一番好きな唄です!

この唄は私も幼い頃から知っていましたが、私にはある小さな想い出もあります。それは私が十代のころの懐メロテレビ番組でしたが、織井茂子さんの歌う姿をテレビの画面で初めて見ていた時、アップになったそのお顔が、あまりにも私の母と似ていたので、私はとても驚いたことがありました。

私は今でも彼女の唄をYouTube動画で視聴していますが、ステージ上でのあの堂々とされたお姿と、他には類を見ない迫力あるその声量に、私はその都度魅了されてしまいます。
特に最期の『あああーーーあああ』のフレーズは圧巻で、その部分がやたら聴きたくなってしまい、私は繰り返しこの曲を視聴することもあります。

そして織井茂子の「黒百合の歌」と云えば、やはりアイヌ繋がりで伊藤久男の「イヨマンテの夜」ですが、このお二人に共通するのは、何と云ってもステージ上でのその堂々としたお姿、そして他には類をみないその圧巻で迫力ある声量を持ち合わせた本格派の歌手だった、私はそんな気がします。

「黒百合の歌」この唄をダイナミックに歌っておられた織井茂子さんのそのお姿を、時折YouTubeの映像で見ていると、私の脳裏にはいつも元気だったころの母の姿が浮かんできます。

投稿: 芳勝 | 2021年4月18日 (日) 15時31分

芳勝さま

ほんとそうですね。織井茂子は、いわゆる熟女系のお顔立ちで、毅然としたお袋を彷彿させますよね。いい声だし、ほんとにうまいですね。「あ~は~、あははははは~」のところが私の脳に刻まれています。

投稿: 吟二 | 2021年4月18日 (日) 22時13分

>たんたん狸 たん狸
昔狸が いたという たんたん狸の 住むむらは
人をばかすの うまいとな
そんなこと うそうそ うそうそ

という歌を今でも口ずさむことができます。

投稿: 栗さん懐かしい歌詞に出会いました。確かNHK第一放送で夕方5時半ごろのドラマでタヌキ島?という題名と記憶しています。

投稿: タケオ | 2022年12月10日 (土) 21時18分

タケオさん
この歌で昔の小学生時代に学芸会でやった三太物語の歌詞が出てくるとは、驚いたり、懐かしかったり、嬉しく読みました。もう何年前になるのでしょう。
私は82才になりましたが毎日このうた物語を開いて、聞いています。
                   クリヤマタケオ

投稿: 栗さん | 2022年12月11日 (日) 13時39分

ラジオ・ドラマ『君の名は』の放送が始まった頃、私は中学生でしたが、このドラマは聴いた記憶がありません。私の一家は、戦後、旧・満州から引揚げたこともあり、生活することで手一杯であり、ラジオ・ドラマを楽しむ余裕などなかったのだと思います。
でも、織井茂子さんが歌う『黒百合の歌』は、その頃から知っていました。

なお、黒百合といえば、この歌の舞台である北海道では、低地にも咲いているようですが、私が初めて黒百合を見たのは、加賀・白山でした。
私が高校生だった、ある夏、近所の従兄弟に誘われて、在の若い衆らと数人で、一泊二日で白山登山に出かけました。足取り軽く登り、9合目にある室堂(宿泊所)付近まで来ると、あちこちに黒百合が咲いていました。草丈が低い、小さな花だなあというのが、第一印象でした。
他にも、ハクサン・フウロ 、ハンサン・イチゲ、ハクサン・コザクラなどの可愛い花々(高山植物)にも出合いました。
この登山をきっかけに、夏山(高山の)登山の魅力にはまり、以後、数回、単独で、あるいは友人と、夏の白山を登山し、山の雄大な景色、麓のブナの大木、黒百合などの高山植物との再会を果たすことができました。

投稿: yasushi | 2022年12月13日 (火) 17時05分

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