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2008年2月24日 (日)

庭の千草

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


アイルランド民謡、日本語詞:里見 義

1 庭の千草も 虫の音も
  枯れて淋しく なりにけり
  ああ 白菊 ああ 白菊
  ひとりおくれて 咲きにけり

2 露にたわむや 菊の花
  霜におごるや 菊の花
  ああ あわれあわれ ああ 白菊
  人の操(みさお)も かくてこそ

'Tis the Last Rose of Summer

'Tis the last rose of summer,
Left blooming all alone,
All her lovely companions
Are faded and gone.
No flower of her kindred,
No rose bud is nigh,
To reflect back her blushes,
Or give sigh for sigh.

I'll not leave thee, thou lone one,
To pine on the stem;
Since the lovely are sleeping,
Go sleep thou with them;
'Thus kindly I scatter
Thy leaves o'er the bed
Where thy mates of the garden
Lie scentless and dead.

So soon may I follow
When friendships decay,
And from love's shining circle
The gems drop away!
When true hearts lie withered
And fond ones are flown
Oh! who would inhabit
This bleak world alone?

《蛇足》  明治期には、小中学生の音楽教材とするために、ドイツやイギリス、アメリカなどの歌が数多く移入されましたが、これはアイルランドの民謡を取り入れたものです。

 原曲は"'Tis the last rose of summer"ですが、タイトルとしては頭の'Tis
(=It is)を省いて“The last rose of summer”と呼ばれるのが普通です。
 明治17年
(1884)3月29日発行の『小学唱歌集(三)』に『菊』という題で掲載されました。『庭の千草』というタイトルになった経緯はわかりません。

 原曲の歌詞はアイルランドの詩人トーマス・ムーア(1779-1852)が1805年、アイルランドのキルケニー郡ジェンキンズタウン公園を訪れた際に作ったものと伝えられています。
 ムーアは、 "The Groves of Blarney" の旋律に合わせて詩を書き、1807年発行のムーアの詩集『アイリッシュ・メロディーズ』に掲載されました。ピアノ伴奏付きの楽譜を出版
(1813)した際にサー・ジョン・スティーヴンソン(1761-1833)が旋律に手を加えて歌曲風に編曲しました。

 この曲は、アイルランドやイギリスではほとんど忘れられていましたが、1999年にソプラノ歌手シャーロット・M・チャーチが吹き込んだCDにより、再び陽の目を見ることとなりました。

(二木紘三)

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コメント

いつも すみません
 おしん で 歌われました
アイルランドの 歌と
 は しってましたが

スコットランドと ともに ケルト人の国ですね。

有難うございます。

投稿: 二宮 博 | 2008年2月25日 (月) 23時28分

少し前にラムゼイパイプバンドの演奏を聞きましたが、北欧のかたがたではなかったかと思いまして。。。この曲があの楽器で演奏されたら非常に良いのではないかと思いました。

投稿: sunday | 2008年3月14日 (金) 07時48分

 いつもこのサイトで安らぎをいただいています。
本当に有り難うございます。
 この曲には、子供の頃からずっと疑問に思っていたことがあります。
タイトルが「千草」であることでがわからなくって、「白菊」がヒロインのように思えるのですが。
福井県 岡崎朋子

投稿: 岡崎朋子 | 2009年2月21日 (土) 09時18分

岡崎朋子様
私もそう思います。どうしてタイトルを「庭の白菊」としなかったんでしょうね。

投稿: tekona | 2009年2月22日 (日) 00時39分

岡崎様 tekona様
私も「庭の千草」が堪らなく好きな一人です。
だいぶ前に、何処かで読んだのですが思い出せません。
「明治初期の日本では、バラの花は殆ど馴染みが無く、知られていませんでした。よって訳者里見 義氏は敢えて親しみのある「菊」の花を用いた」と書いてありました。
本来なら「薔薇」とするべきところを白菊に。
勝手な解釈ですが~その辺りを暈す為に「千草」を用いたのではないでしょうか? すみません偉そうに。
しかしこの曲は好きで「シャーロット・M・チャーチ」他数枚のCDを購入しました。CDは持っていませんが歌手としては「サザーランド」の歌が自分では好きです。

投稿: さぶ | 2009年5月10日 (日) 18時55分

二木様
いつも楽しくお邪魔させていただいて居ります。ありがとう御座います。

岡崎様 tekona様
追伸
「サザーランド」は「Joan Sutherland 」です。
10数年前NHKで観て聴いた「佐藤しのぶ」さんの「庭の千草」~も良かったです。

投稿: さぶ | 2009年5月10日 (日) 19時51分

前略「庭の千草」を何度も聞きました。本日音声が出なくなりました。①青い文字の「Flash Player」をクリックしました。②黄色の『今すぐインストール」をクリックしました。③『こちらをクリック」返事「アクセスの許可が無い可能性があります。」と出ました。再起動も試みましたが音声は復活しませんでした。あとどのようにすれば、音声が復活するかご教示ください。敬具

投稿: 岡﨑和夫 | 2009年8月26日 (水) 17時14分

岡﨑和夫様
次の手順でFlash Playerをインストールしてみてください。
(1)スピーカーアイコンの横の「Flash Player」へのリンクをクリック。
(2)開いたページで黄色い「今すぐインストール」をクリック。
(3)ブラウズ画面に最上部に「このWebサイトは、'Adobe Systems Incorporated'・・・・・・・ここをクリックしてください」というメッセージ出るので、その帯をクリック。
(4)すると、その帯と重なるように「このコンピューター上のすべてのユーザーにこのアドオンをインストールする」というメッセージが出るので、それをクリック。

あとはメッセージに従ってインストールしてください。

それでもなお「アクセスの許可が無い可能性があります」というメッセージが出る場合は、お使いのパソコンに管理者としてログオンしていない可能性があります。一度ログオフしてから、管理者としてログオンしてください。ここの記述はわかりにくいと思いますが、もう1度連絡くださればメールで説明します。その際、お使いのパソコンのOSをお知らせください。(二木紘三)

投稿: 管理人 | 2009年8月26日 (水) 18時18分

ありがとうございました。無事に音声が復活しました。

投稿: 岡﨑和夫 | 2009年8月26日 (水) 22時22分

MP3の語彙を知っていても、いったい何か、使ったこともなく良く存じておりません。細部を変更され最もふさわしく見事に演奏され…心がうずきます。歌詞のない素晴らしい場合だと思います。

高校生の時、クラス合唱でうたったような気がします。指揮をした友人はヴァイオリンを修め法曹界に出た秀才でした。事故で亡くなり、才能を惜しみつつ、悲しくてなりませんでした。

千の草はさまざまな雑草の意と思います。それよりも白菊が素晴らしい、人の操もかくてこそ、と作詞した里美は自分の唱歌を作ったのですね。庭の千草は主題でなくて、出だしの文句にすぎない。メロディーの素晴らしさに比べ、日本語詩は教育用に作られたのが明らかだと思われます。

なぜならモーアの原詩は名残ゆくバラの朽ち果てる悲しい宿命がいわばテーマですから。アイルの物語とメロディーは和して美しい二重奏だと思えてなりません。元歌をアイルの歌手が繊細に歌い上げると、いっそう心にしみてきます。

友人が逝った時の気持ちに等しい。土壌で朽ち果てる夏のバラへの詠嘆…、その教会のオルガン風な演奏を有難うございます。

投稿: TangoMinato | 2012年1月 9日 (月) 10時48分

いつ覚えたのか…「庭の千草」は小学生の時から知っていて、よく歌ったような気がします。

河野一郎著 岩波ジュニア新書「英語の詩」が本棚にあり、原詩と日本語訳が一聯だけ載っていましたので写しました。

《夏の名残りのバラ》

ただ一輪,花開いた

夏の名残りのバラよ

美しい仲間たちはすでにみな

色あせ消え去った

その恥じろう頬の赤らみに応え

嘆きの吐息を分かつ

身寄りの花もなく

バラの蕾一つとしていまはない

投稿: 眠り草 | 2012年9月 5日 (水) 08時20分

「庭の千草」は、「ちいさい秋みつけた」や「虫の声」などとともに、今頃の季節になると私達日本人が必ず思い出す歌で、もうすっかり日本の歌になっていると思います。

「庭の千草」でもう一つ忘れられないのは、イギリスのリッチモンド付近を舞台にしたフロトー作曲のオペラ「マルタ」ですが、このオペラの中で、王女マルタと農夫ライオネルとの間に生まれた恋の行方を象徴するようにこの曲が使われていて、何故かこの時期になると自分がライオネルになった気分で必ず思い出してしまいます。
 あぁ、あの歌声!マルタ!君は何処に。

投稿: たしろ | 2012年9月 5日 (水) 18時27分

歌詞の「ひとりおくれて」は「遅れて」ではなく、本来は「後れて」と書くべきもの。「後る」とは、愛する者に先立たれて、死に後れることを意味しています。年の最後まで咲いているということから、「遅れて」と理解してしまうのも無理もないのですが、日本の古典文学を一通り知っていた明治時代の人ならば、「後れて」であることは、いちいち説明しなくとも誰もが知っていたことなのです。「霜におごる」は「霜に傲る」と書き、凶暴なものにも負けずに毅然としていることを意味する言葉です。愛する伴侶を失った白菊は、悲しみの涙、つまり露にうなだれます。しかし人生の苦難である霜には毅然として立ち向かい、決して負けることはありません。そして愛してくれた伴侶に対する操を守り通すのです。つまりこの歌は本当は、愛する伴侶を失った人を励ます歌なのです。もちろん、表向きは、初冬まで健気に咲き残る白菊を歌ったものであることは間違いありません。明治17年に小学唱歌となっていますから、小学生には表の意味しか理解できないことは当然のことです。しかし年配者は、この歌に込められた本当の意味を是非理解していただきたいのです。作詞者の深い意図は、原詩の「夏の最後の薔薇」と比べればすぐにわかるところ。バラの花に寄せて、人生を歌っていることは明かです。

投稿: あべいずみ | 2013年12月 5日 (木) 19時51分

今、この歌を覚えようと毎日練習しています。

youtubeでこの歌を歌われている方を見ますと
関屋敏子さまの歌声がとても好きです。

とても、独特の節回しがあり素晴らしいです。

歌詞の内容を知りたくてこちらのHPへ訪れました。
投稿の方がご存じでしたので勉強になりました。

素敵な歌を掲載されてくださってありがとうございました。

投稿: 阿部裕子 | 2014年3月30日 (日) 09時40分

 私が小学生の時、メロディーを聞いて、この歌の題は何か、という問題が出されました。私は、どうしても思い出せず、出だしを知っていたので「庭の千草」と回答しました。その結果は×。正解は「菊」でした。確かに、教科書にはそのようになっていました。悔しかったです。
 ところが、いつの間にかこの歌の題が「菊」から「庭の千草」に名前が変わって、おいおいそれはないだろう、という思いです。

投稿: みかん | 2014年3月30日 (日) 21時07分

こちらに集う諸兄姉ゆかしき言葉を伺うと、好い加減に流れ流された我が70年近くが朽ちつつ残る薔薇に思えなくもありません。この旋律を指揮し、若くして冥界へ発った友はトーマス・モーア詩を深く知っていたんだ、と今になって理解できました。彼の三十路半ばの人生が`流され古希‘より充足していたような気がフットする。

棘たつ美しい薔薇はしばしばキリスト教的修辞として、人(の生)に用いられる。薔薇が日本唱歌作詞だと、菊に姿を変える。異なる文化へのメタフォーなのか…。蛇足なれども、モーア後半期、バラ属の日本特産種ハマナスが中央欧州に植栽普及しつつあったようです。現代、チリメン状葉のバラ植込みやバラ果実茶はおおむねハマナス由来ですね。

この「庭の千草」頁は新しいシンセサイザー的デザインでなく、従来通りですが、視聴できます。ほか全ての旧仕様メロディーも音が復活したと思われます。鮮やか手品のようで、有難く存じます。

投稿: minatoya | 2014年3月31日 (月) 08時55分

みかんさん、
私は「庭の千草」として習いました。


http://bunbun.boo.jp/
おけらmidi なーの へ行って見てください。
曲名は違っても歌詞は同じですね。
異名同曲も沢山あります。

投稿: なち | 2014年4月 1日 (火) 13時42分

「庭の千草」のメロディは本当に心に沁みる大好きなメロディの一つです。けれども、歌詞についてはいつも物足りなさを感じていました。「ひとりおくれて咲きにけり」ただおくれて咲いた花の情景とその健気さを歌っているだけ。本当に素敵なメロディであるのに、歌詞がいまひとつ。誰かもっとこのメロディにふさわしい詩をつくってくれないものか、といつも思っていました。
けれども、あべいずみ様の投稿を読んで、そんな深い意味があることを初めて知りました。「後れて」の意味や、「霜におごれる」の意味など、そんな意味が隠されていることを知りませんでした。この歌には、そんな深い思いが込められているとは! 「別の歌詞を」などと不謹慎なことを思ったことを悔い改めます。これからは作詞者の心を思いながら、心を込めて歌いたいと思います。あべいずみ様、本当にありがとうございました。

投稿: 上原 | 2015年10月14日 (水) 21時59分

ピアノを弾く者です
不覚にも帯状疱疹がでてしまい 右半身びりびりぞわぞわ 虫が這ってるようないやな感覚に 困っていました
メンデルスゾーンの無言歌集のなかの一曲 エレジー を リピートで繰り返し聴いているうちに ふと 庭の千草 の 歌詞をあてたら・・・と 思いつき・・・

ピアノを弾きながら歌いながら
やっていったら
なんとぴったし
曲の展開も 収束も
ひとつひとつのフレーズも
驚くほどぴったりあうのです

ああ
だれかにうたってほしい

原曲の素朴なかんじとは
まったくちがい
ドラマチックな ドイツ歌曲になりましたが

これはこれ すばらしく
うたってもうたっても 感動にふるえてしまいます

帯状疱疹のびりびりぞわぞわが
素晴らしい演奏をきいたりして
ぞぞぞぞぞ・・・っとするかんじに
似てなくもなく
いつのまにか
うたいながら感動してるぞぞぞぞっていう高揚感と
一緒になってしまい
不快なものでなく
むしろ 初恋のときめき あこがれ 期待感
みたいな感覚に なりかわってしまいました

笑ってしまいますが

不快どころか 
なかなか いいものです笑

投稿: 浅田怜子 | 2016年3月16日 (水) 11時50分

続けてのコメントで失礼します。
「遠くへ行きたい」の次のページが「庭の千草」でしたので、懐かしくて開きました。佳い歌です。台所仕事をしながら、よく歌いました。何回も何回も歌いました。自分で歌いながらしみじみしていました。

 今、声を出してみたのですが、全く出ません。最近ハミングもしなくなり(思い出のアルバムは別ですが)、庭の千草が歌えなくなりました。

投稿: konoha | 2018年5月21日 (月) 12時33分

あべいずみ様、管理人様、コメ欄の皆さま、ハイレベルの解説を誠にありがとうございます。文語文はいちおう読めるつもりではいたのですが霜におごるやのおごるの意味は初めて知りました。欧州アルプスの田舎に住むようになってもう30年になります。仕事に追われていたころは日本のことを考えるいとまもなかったのですが 年金生活者となったいまは こうしてネットをつうじて美しい日本と日本語に接することができるのは大きな慰めです。二木様がいつまでもお元気でこのサイトが継続されますよう祈ってやみません。

投稿: 小西宏明 | 2018年8月15日 (水) 22時08分

蛇足ですが 原曲の演奏としては Celtic Womanの独唱( 二重唱)が白眉であると思います。Celtic Woman:The Last Rose of Summer で検索できます。

投稿: 小西宏明 | 2018年8月15日 (水) 22時25分

今朝は又殊の外寒くセーターを重ね着しています。
不意にこの歌が恋しくなり訪れました。
あべいずみ様のコメントを読み今更ながらに気付きを得ました。以前はただ乙女の感傷で好んだ歌にこのような意味があったと思うにつけ涙が込み上げます。

アイルランド民謡はみな私の心に添うが今日から「庭の千草」は特別な歌になりました。
余談ですが、昨日学校読み聞かせで一足早いが「アイルンド民話  ハロウインのかぼちゃ」の紙芝居を4年生に演じました。スズキコージさんド迫力の絵もあって大いに受けました。季節は一気に寒さに向かっています。

投稿: りんご | 2018年9月21日 (金) 08時40分

一つ前のりんご様のコメントに目が留まりました。私もリンゴ様と同じくあべいずみ様のコメントを読み改めてこの曲の寂しさと悲しみを感じました。

もうすぐ夏ですね。今年の夏は久しく行ってないプールや海に出かけて太陽の光を一杯浴びて、子供たちの歓声に包まれてこようかななどと考えています。冷たいスイカやメロンを食べるのも楽しみです。この鬱陶しい冷え冷えとした梅雨時の気分をフットばさなければ・・・

投稿: yoko | 2019年6月15日 (土) 21時01分


二木先生

  こんばんは
   ご無沙汰いたしております

  ここ二三日 予想外の事案がいくつか発生
    鬱々たる状況のなか

  好きな Hava Nagila から ユーチューブで
    聞きながしています

  すると よく聴き知った
   André Rieu - The Last Rose of Summer
   が きこえてきました
   うつっている 映像もすばらしく
     涙が流れ落ちています

  アイルランドかは???ですが
   イギリスの歴史ある 庭
   清純な白いドレスの年若き女性が
     摘んだ一輪のバラの香りを楽しみながら
     彷徨い歩く

   庭は 森 湖 にもつながり
    他の多くの野草も映し出され
    数羽の鳥の 優雅な舞も

   庭に架けられた 石造りの眼鏡橋に
    中世の衣装を身に着けた 恋人らが散策

   鳥たちに焦点があたり すべるように舞い
    それは えもいわれぬ 山野の紅葉を
     引き立ててくれている

   また最後には 清純な彼女が
     穏やかに 微笑みながら歩いている

   エンディングは
     落ちなんとする 西日に輝く波打つ浜辺

   なんと 素晴らしい清らかな情景なんだろう

  ユーチューブで 好きな音楽を  よく 見聞き
  するがーーー  最高に感動させられた

  辛くても 誠意をもってがんばること
   それしかない の気持ちがえられた

  先生の 庭の千草  にいたり気持ちをぶつけています

  困ったときの 神頼み
   否  二木先生頼みかな
     有り難うございました
       また がんばれます

  
  りんごさま
    ご無沙汰でございます
   音楽の方で 忙しくされているとか
    目的をもって行動されているのを
      羨ましく思い また 応援しております

   マリーの本の書き手は 百田という人は
    ご免こうむりたいです
      笑 笑

    人生 公平に生きてる方がいいですね
   A 応援団  ヘイト作家は --です


   

投稿: 能勢の赤ひげ | 2019年6月26日 (水) 21時07分

朋あり遠方より来る。亦た楽しからずや。

久しぶりに能勢の赤ひげ様のコメントを拝見して、ふっと、論語の一節を思いつきました。

you tube 動画の素晴らしい背景を見ながら
Andre Rieu や John McDermott -The Last Rose of Summer を聞くと、能勢の赤ひげ先生の心境がよくわかります。

聞けば聞くほど、心洗われるような清新な気持ちに誘われます。
トーマス・ムーアの詩集に魅かれて、夢中で読み耽った頃の若い自分を重ね合わせながら、聞いています。

投稿: あこがれ | 2019年6月28日 (金) 12時42分

 先日、2メートルほど群生させた小菊を「庭の千草」を歌いながら刈りました。蕾や咲きかけた小菊を残して刈り取りました。まばらになった小菊たちは「ひとりおくれて 咲にけり」で晩秋の風に任せて揺れています。

 埴(つげ、はに)色の小菊です。小豆色より少し赤みかかった濃い色をしています。珍しい色ですので通りがけの人達は暫し眺めていきます。それが嬉しくまたそぞろ「庭の千草」を口ずさんでしまいます。

 刈り取った小菊はお終い菊ですが、大きい束にして7束ほどバケツに入れて「ご随意にどうぞ」と書いた紙を貼り付けていましたら、皆さん愛でてお持ちくださいました。中に外国人の青年が「いいですか?」と言ってもらってくれました。嬉しかったですね。彼の部屋のどこに飾るのか、それとも彼女に手渡すのか想像して楽しみました。

 2018.5.21コメントに「庭の千草」が歌えなくなったとしていましたが、少し声が出るようになり、このところ「庭の千草」を口ずさんでいます。そのせいではないのですがスコットランドやアイルランドの民謡をシェイリーの歌声で聴いています。

  庭の千草  https://www.youtube.com/watch?v=QN1tSLgFXT8
  蛍の光   https://www.youtube.com/watch?v=dV9YBe7ej2U

投稿: konoha | 2021年12月 8日 (水) 15時01分

晩秋に入り、夏の暑さの記憶も遠ざかりつつあります。
さて、『庭の千草』は、『春の日の花と輝く』や『ロンドンデリーの歌』などとともに、好きなアイルランド民謡です。格調高い歌詞と美しいメロディに癒されます。

この歌は、多くの人々に愛される歌曲だからでしょうか、幾らかの変化形態(ヴァリアント)があるようです。
細かいことながら、最近私の心を捉えているバリアントについて、述べてみたいと思います。(音楽の素養が乏しく、うまく表現できませんが)
小学唱歌の『庭の千草』では(二木オーケストラ演奏の場合もそうですが)、1行目の末尾の♪音も(ねーもー)♪の部分は、音名では♪レードドー♪と演奏されます。〔2行目、4行目の末尾についても同様〕
一方、島田祐子さんや鮫島有美子さんが歌う『庭の千草』では、音名では♪ミレードドー♪と歌っているように聞こえます。つまり、”ね”のところが”レ”ではなく、”ミレ”と聞こえます。ネット検索で、楽譜を調べてみますと、♪ミレードドー♪(ミ部分は短く)と書かれている楽譜があることも分かりました。このような編曲だと、歌い方が少し難しくなるように思いますが、その分、大人っぽく感じられます。
まあ、前者のように飾らず素直に歌うのも、後者のように技巧を凝らして歌うのも、それぞれいいなあと感じております。

投稿: yasushi | 2023年11月 6日 (月) 16時36分

  今年も庭の小菊が咲き誇っています。晩秋の風に揺れる小菊を見ていると自然に「庭の千草」を口ずさんでしまいます。1日何回も歌ってしまいます。歌っていると歌の持つ清らかさに満たされて気持ちがとても優しくなり素朴になっていきます。

投稿: konoha | 2023年11月22日 (水) 09時04分

「庭の千草」この曲はアイルランド民謡ではありますが、長く日本で歌い継がれてきたこの唄の、「日本訳詞」そして、「邦題」を思うとき、今やこの唄は日本の名曲と云ってもけして過言ではない、私にはそのように思えてくるほどです!

2021年12月8日・konoha様がアップロードしてくださっている、歌姫・Shayleeが歌う、緩やかでやさしいその素晴らしい歌声を静かに聴いているとき、私は知らず知らずの内に心が浄化されてくるような、そんな気がしてきて、いつの間にか穏やかな気持ちになれる自分がいます。

「庭の千草」私たち夫婦がいつも通る散歩コースにある道端の畑には、今日も変わることなく、白色と薄紫色の小菊が仲良く咲いていました。konoha様がこの唄を歌いたくなられるという、そのお気持ちが私にもわかるような気がします。

投稿: 芳勝 | 2023年11月30日 (木) 17時23分

二木紘三管理人様こんにちは。 ”うた物語”の皆様こんにちは。 毎日、 ”うた物語”で餘生を楽しませて頂き、誠に有難うございます。一人後れて残る薔薇のような97歳の若者です。(百歳に比べて)。管理人様の”蛇足”、皆様のコメント、大変素晴らしく、私の日課として勉強になりました。有難うございます。能勢の赤ひげ様 も”うた物語”の愛好家ですね。なんだか親密感があります。今後とも宜しく~
「庭の千草」,80余年前に、今は天国にいらします母上に教えていただいた、心にしみる歌です。当初は歌の意味も知らずにうたっていました。2013年12月 5日 のあべいずみ様のコメントに同感です。

投稿: ctlai | 2024年11月18日 (月) 15時08分

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