乾杯の歌
(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo
編曲:A.W.Sprague、日本語詞:不詳
盃をもて さァ卓をたたけ 飲めや歌え 若き春の日のために 盃をもて さァ卓をたたけ The Maine Stein Song Fill... the steins to dear old Maine, To the trees, to the sky! Fill... the steins to dear old Maine, |
《蛇足》 アメリカ、メイン州立大学の学生歌・応援歌。同大のスポーツチーム「ブラックベアーズ(アイスホッケー、フットボール、野球等)」が勝った際には、必ず歌われるそうです。
stein(スタイン)はドイツ語のStein(シュタイン)の移入語で、陶製のビールジョッキを指します。そこで、タイトルを日本語にすると、「メイン(大学)の乾杯の歌」となるわけです。
同大のWebサイトおよび関連のページによると、この歌の由来は次のようになっています。
1902年、メイン州立大の学生アデルバート・スプレイグ(Adelbert W. Sprague)はバーハーバーでアルバイトをしていたとき、『オーピー(Opie)』という軽快なマーチを聞き覚えました。それは、E.A.フェンスタッド(E.A. Fenstad)がドイツ民謡をベースに作曲したものでした。
スプレイグはその曲を、ルームメイトのリンカーン・コルコード(Lincoln Colcord)に自分流にアレンジして教えました。すると、コルコードはそれに歌詞をつけました。これが今日歌われている"The Maine Stein Song"です。
のちにスプレイグはメイン州立大の音楽学部長になり、コルコードは海洋小説家になりました。『乾杯の歌』が全米に知られ、外国でも歌われるようになったのは、メイン州立大に在籍していたことがあるルディ・ヴァレー(Rudy Vallée、のちにエール大に転学)の力によります。
彼は1929年、NBCラジオの音楽番組でホストを務めていたとき、この曲を紹介、さらに翌年ヴィクターからレコードを発売しました。レコーディングに際して、彼は歌詞を数語差し替えるとともに、よりハイテンポにアレンジしました。
これが図に当たり、"The Maine Stein Song"は、その年、全米ヒットチャートの1位を8週間連続で維持しました。さらに楽譜が35万枚、レコードが50万枚売れたといいます。
ところで、この説明でわからないことがあります。
上記解題にもあるように、この曲の原曲はドイツの曲です。ちょっと古い日本の歌集には、いずれも「ドイツの学生歌」と記載されています。私も、そう信じて歌っていました。
そこで、ドイツの原曲を捜してみましたが、その痕跡すらも見つかりませんでした。二宮一男さんがドイツ語の歌詞の一部を捜してくださいましたが(下記投稿参照)、これはどうやら、ドイツに移入された"The Maine Stein Song"の訳詞にように思われます。
どこの曲であるかに関係なく、気分が高揚するとてもいい曲だと思います。「若き春の日のために」「みそなわす神のために」が早口言葉のようで歌いにくいのが、少々難点ですが……。
なお、この曲はパブリック・ドメインになっています。
(二木紘三)
コメント
気分が高揚し元気が出てくる歌ですね。歓声をあげる応援団、踊り跳ねるチアガールの姿が目に浮かんできます。
若い頃は早慶戦などに勝つと新宿辺りで騒いだものですが、年を取るとそういうものもなくなりました。せいぜい居酒屋で飲んで歌う程度でしょうか。
こういう歌を聴けば、気分だけでも元気になります。
投稿: 矢嶋武弘 | 2009年4月15日 (水) 19時32分
大晦日のNHK紅白歌合戦を思い出します。開会式で、両軍が登場する時の行進曲ですね。戦後まだラジオできいていました。実況中継するアナウンサーの声に、小学生だった私の興奮はいや増すばかりでした。
投稿: Bianca | 2009年4月15日 (水) 19時43分
この歌はウン十年前「歌声喫茶」で覚えて、以後家族・友人・旧友・ボランティアグル-プetc.....の飲み会で生ジョッキでの<乾杯>のあと、当初は一人で歌っていましたが最近はいい歌だとみんな歌うようになりました。
ところがこの蛇足と歌詞をゆっくり読むと、
・・・飲めや歌え みそなわす神のために・・・
ということに気が付きアレッと他の歌の本や広辞苑で調べましたら“みそなわす”=“見るの尊敬語”となっており、ウン十年間“みなそわす神のために”と思って歌っていた自分におかしくみんなで大笑いしました。
投稿: 尾谷 光紀 | 2009年5月 3日 (日) 22時44分
乾杯の歌、The Maine Stein Song は今から60年ほど前に大学のESSでよく歌いました。その時はBoola SongやTipperary Songもよく歌いました。何れも懐かしい歌です。
半年ほど前にインターネットでメイン州立大学合唱団が正装に威儀を正して指揮者を前にStein Songを歌っているサイトを見つけ大いに喜び、それ以来しばしばそのサイトを訪れましたが、何故か現在そのサイトは消滅しています。なんとも残念でなりません。そのサイトがなんとか復活しないものかと願っています。
投稿: 大門坊 | 2009年5月 7日 (木) 10時31分
二木様こんにちは、私は毎日のように二木様のサイトで楽しませて頂いています。本当に有り難うございます。
この度聴かせて頂いた”乾杯の歌”のことですが、私が若い頃に藤山一郎が歌っていたのを、一番の歌詞だけを何故か鮮明に記憶していますが、ここで紹介されていたり、他で見る歌詞とはずいぶんと違っているのです。
作詞者や全歌詞を知りたいと思って、色々調べているのですが、解決に至っておりません。
ちなみに一番の歌詞は下記の通りです。
満たせ杯 飲め楽しくも 立ち上がれ飲めよ
歌えや諸人 幸をば祈りて 声も高らかに
来ぬ人の為にも 杯交わせ
森に 空に 明るい春の日にも 若き光 望みに溢る命
声も 高く 歌えや若き鳩も いざや ゆかん あの細き川辺に ヘイ
投稿: 菊田明弘 | 2009年6月23日 (火) 12時47分
この歌はドイツ酒場でよく歌われますが、その場合の歌詞は二木先生の歌詞と同じです。ESSで歌った時はTo the trees, to the skies 以下8行の口調が早くて苦労しました。Maine Univesity 合唱団員は流石にお国言葉だけあって非常に滑らかに歌っていました。藤山一郎さんの歌詞には始めてお目にかかりました。
投稿: 大門坊 | 2009年6月26日 (金) 22時57分
念のため"Maine Stein Song"に再度インターネット上でアクセスし、確認した結果は下記の通りです。1930年のレコードに吹き込まれている歌もこの歌詞によっており、メイン州立大学合唱団のサイトで見たり、聴いたりした歌詞もこの通りでした。菊田さんのお聴きになった藤山一郎さんの日本語の歌詞の2番と3番の出所が何処かは本当に不思議です。
Maine
"Maine Stein Song"
Fill the steins to dear old Maine!
Shout 'til the rafters ring!
Stand and drink the toast once again!
Let ev'ry loyal Maine man sing,
Drink to all the happy hours,
Drink to the careless days!
Drink to Maine, our Alma Mater
The college of our hearts always.
To the trees, To the sky,
To the Spring in its glorious happiness!
To the youth, To the fire,
To the life that is moving and calling us!
To the Gods, To the Fates,
To the Rulers of men and their destinies!
To the lips, To the eyes,
To the girls who will love us some day!
Fill the steins to dear old Maine!
Shout 'til the rafters ring!
Stand and drink the toast once again!
Let ev'ry loyal Maine man sing,
Drink to all the happy hours,
Drink to the careless days!
Drink to Maine, our Alma Mater
The college of our hearts always.
以上
投稿: 大門坊 | 2009年6月29日 (月) 00時15分
メイン州立大学合唱団のサイトは下記の通りです。
http://www.umaine.edu/stein.htm
それが或る日忽然と消えました。なんとか回復する術はないものでしょうか。ご協力をお願いします。実に素晴らしい合唱団でした。
投稿: 大門坊 | 2009年6月29日 (月) 18時00分
今でも、歌声喫茶で気分高揚の歌として、よく唄われています。「若き春の日のために」「みそなわす神のために」が早口言葉のようで歌いにくいのは、昔と変わりません。
投稿: ジェス | 2009年8月19日 (水) 20時47分
2009-6-29日に、消滅したサイトを回復する手段はないものかとお願いした者です。三笠書房発行「グーグル完全活用本」30ページにキャッシュ機能を使うと消えたサイトを復活できるとあり、大喜び。早速試しました。ところが、行き着いた先は二木先生のこのサイトです。勿論、このサイトは結構ですよ。しかし、私が探していたものはこれではないのです。大手出版社も羊頭狗肉を売る世の中になったのですかね。
投稿: 大門坊 | 2009年11月 4日 (水) 22時34分
手元に、村瀬好夫訳詩のレコードがあります。
盃をほせや わが友よ
若き日は 若き日は
再びは帰らぬ ものなれば
歌はまし
若き日の恋
時過ぎて 去らぬ間に
空は晴れて
春はわれらのものなり
君の瞳
春の如く 輝やけり
黒き髪に
若き日を 楽しめん
紅き唇(くち)に
永遠(とこしえ)の 幸あれ オウ!
盃をほせや わが友よ
若き日は 若き日は
再びは帰らぬ ものなれば
歌はまし
若き日の恋
時過ぎて 去らぬ間に
以上は、ビクターレコードに、二村定一唄、で吹き込まれた歌詞です。昭和5年頃発売でしょう。
投稿: こうちゃん | 2010年7月 4日 (日) 20時39分
メイン・シュタイン・ソング(乾杯の歌)の歌声がはいているサイトを見つけました。URLは下記です。利用については、条件がつけられています。その条件を遵守してお楽しみください。ただし、これはメイン州立大学の学生合唱団が歌っているものか否かは定かでありません。また、URLが長い所為か開くまでに時間がかかります。
http://www.csufresno.edu/folklore/drinkingsongs/mp3s/1950s/1958ca-college-drinking-songs-by-the-blazers-(LP)/01-the-maine-stein-song.htm
投稿: 大門坊 | 2010年11月11日 (木) 22時29分
只今お知らせしたURLのサイトを開いて歌を聴くと、肝心の早口の箇所がスキップされており、極めて不満足な出来です。私の求めていた学生が正装に身を正して歌っていたものとは大違いです。まあ、これでも良かったら、我慢してお聴きください。失礼しました。
投稿: 大門坊 | 2010年11月11日 (木) 22時51分
歌劇「椿姫」に出るベルディの「椿姫」も取り上げて下さい。 特には日本語歌詞を紹介して下さい。
イタリア語よりも日本語の方が分かり易いからです。
戦前は、李香蘭(山口淑子)が日本語歌詞でヒットさせたのですが、戦後ではさっぱり歌われません。
我々日本人には、日本語の歌詞での歌の方が胸にじんと来るのではないでしょうか。
投稿: 近藤 良捷 | 2012年7月10日 (火) 18時22分
詩:L.Colcord、曲:A.Sprague とE.A.Fenstadとされる、お馴染みのStein Songは1930頃アメリカのメーン大学で発表されレコーディングされたようですが、その起源はドイツの筈だと調べていましたが、やっと原曲を突き止めました。"Opie"という行進曲で前半の部分に歌詞がつけられていました。
Trink mit mir auf du und du,
hoch soll die Freund-schaft le-ben!
Hoch die Al-ler-lieb-ste da-zu und
al-les was uns sonst ge-faellt!
Trink mit mir auf du und du,
lasst uns das Glas er-he-ben,
denn nichts Schoenes kann es ge-ben,
als wenn man fest zu-sam-men halt!
投稿: 二宮一男 | 2015年12月12日 (土) 14時13分
二木さん、確かに二宮さんがいわれるように「Trink mit mir auf du und du」でGoogleするとこの歌詞でYoutubeに載っていますね。(最後は4行上と韻を踏んでhaelt!)ただ、そこの原盤のイメージにはドイツ語のあとに「(Stein Song)」とあるので、この歌がアメリカで流行ったので原曲ドイツ語歌詞で作ったのでしょうか、急いでドイツ語に翻訳したのでしょうか。また「Maine Stein Song, Hungarian Dance」でGoogleすると、この歌はもともとドイツのブラームスの「ハンガリー舞曲」に影響されたという記述を散見します。いずれにしろ、この議論を主催していただいて、ありがとうございます。
投稿: 三上吉彦 | 2016年1月26日 (火) 00時49分
三上吉彦さん
早速 YouTube で検索してみました。画像のレコードジャケットには Deutscher Text von Josef Freudenthal (ドイツ語歌詞はヨゼフ・フロイデンタールによる)とありますから、恐らく後から「ドイツ語に翻訳した」ものではないでしょうか。
投稿: boriron | 2016年1月30日 (土) 21時10分
堀内敬三 訳 のページがありました。
http://kenji447.blog130.fc2.com/blog-entry-4.html
投稿: なち | 2016年8月11日 (木) 13時03分
昨日、Maine Stein Song をNHKラジオ「音楽の泉」で聴きビックリしました。聴くのは非常に久し振り。私の母校メイン大学の応援歌で40数年前の学生時代は事あるごとに寮の仲間とよく歌いました。メイン大学のオリジナル曲と思っていましたがドイツに原曲があるとは驚きです。
投稿: 新崎寿浩 | 2017年7月31日 (月) 08時05分
新崎寿浩さんの母校の応援歌ですか!
素晴しいですね。大好きな歌です。
二木先生の解説を読む前までは NHK紅白歌合戦の出演者入場曲だと思っていました(汗)
解説を読んだり、歌にまつわる人々のコメントを読みますと楽しくなります。曲を聴けば元気が出てきます。
最近覚えた草笛の練習を城北の運動公園でやっています。
広いグランドでランニングしたり、サッカーをしている若者の励みになればと一生懸命に「乾杯の歌♬」を練習しています。
投稿: けん | 2017年7月31日 (月) 08時43分
『夏の甲子園』も今日の決勝戦を残すのみとなりました。
私はこの「乾杯の歌」のメロディを聴くと、『夏の甲子園』の大会テーマ曲である「我が栄冠は君に輝く」を想起してしまいます。 古関裕而は「我が栄冠は……」を作曲するとき、この「乾杯の歌」に着想を得たのでは…と、飽くまでも憶測ですが…。士気高揚にはもってこいのリズムテンポですし、歌いだしなどメロディがよく似てる感じがするのですが…。
どちらもワクワク感に満ち溢れた曲調ですねー。
投稿: かせい | 2017年8月23日 (水) 00時52分
17日間にわたる平昌五輪の氷雪の世界で日本代表の選手たちは沢山の感動、名言をプレゼントしてくれました。
史上最高の13個のメダルを勝ち取り大輪の花を咲かせた16人のメダリストをはじめメダルに届かなかった選手たちに乾杯したいと思います。
選手を支えてきた家族、友人、指導者、仲間、地域、故郷の人達のご苦労にも感動しました。沢山の元気と笑顔を頂きました。感謝します。
・ 本当に右足が頑張ってくれた。自分の人生史上、一番幸せな瞬間 (66年ぶり2連覇の羽生結弦選手)
・ 頂上は見えていたが、一度下山してやり直す (努力の天才 複合NH個人 銀 渡部暁斗選手)
・ 多くの種目をみていて、メダルに届かなくても、みんなの色で咲き乱れてくれていた。 (500メートル金 小平奈緒選手)
・ 18歳で北見を離れて青森に行き「もう戻ってくるな」と言われるかと思ったが、こんなかわいい後輩に出会え、大勢の方々に支えてもらった。 (カーリング女子 「LS北見」主将 本橋麻里) そだね!
・ 日本チームで勝ち取った試合だった。みんなだったから取れた金メダル (年間300日を超える合宿で空気抵抗を軽減 チームパシュート金 高木美帆選手)
・ 今もリスペクトしている。 (金 小平選手)
五輪に行けなかった選手、メダルに届かなかった選手たち次の五輪目指し発進しているそうです。頑張って下さい。
この五輪期間中も、今朝も05:20起床、07::00から極寒の中待っている方々のために配達業務をされている一章さん。人生の金メダルを目指し頑張って下さい。 焼酎さんたちと共に応援しています。 かんぱあ~い!
投稿: けん | 2018年2月26日 (月) 10時55分
本曲投稿1番目に「気分が高揚し元気が出てくる歌…」とあり、「栄冠は君に輝く」等とともに元気が出る曲です。けん様の投稿の通り、五輪代表選手、行けなかった選手、大リーグ挑戦中の大谷翔平選手、マラソンで16年ぶり日本新2時間6分11秒を出した設楽選手、早朝から頑張っておられる一章様…人生の金メダルを目指し乾杯したいところです。
人それぞれ好き嫌いはあるようですが、我々戦前世代には懐かしい昭和30年代クレージーキャッツのコントや歌も元気の源でした。↓クレージーヒット曲(hondara99さん提供)でも聴いて毎日元気でいきたいものです。
(クレージーキャッツ)http://www.youtube.com/watch?v=Pn029qV9U9I
投稿: 焼酎 | 2018年2月26日 (月) 13時39分
けん様 焼酎様
お二人には、心温まる身に余る励ましのエール・・・感激・感激の限りです。ありがとうございました。
この度の五輪大会での日本選手の活躍には目を見張るものがあり、感動・感動に目頭を熱くするときも度々ありました。
あの身体全身から漲るエネルギッシュな力はどこから生まれてきたのだろうと・・・幼児期のころから環境に恵まれたこともあったかとも思われますが、それだけに限らず、それぞれの方が日頃からの積み上げられた重度の練習とそれに打ち勝つ精神力が実ったものと思います。
私も、毎朝早く起きるのは正直言って辛いことですが、長年の仕事リズムに乗り遅れないように気を引き締めているところです。
「人生の金メダル」ビックリしましたが・・・いい言葉ですね!
改めて、ありがとうございました。三人で!乾杯!
投稿: 一章 | 2018年2月27日 (火) 21時13分
失礼いたします。乾杯の歌をさがしてようやくここのサイトにたどり着きました。
昔の紅白の入場曲として私も記憶しています。
その時の歌詞なのですが、完全に私の記憶なので、間違っているかもしれませんが、
♪花よ小鳥よ 、、、、(記憶なし)の歌よ
我ら声合わせ 幸の歌歌う
というフレーズがあったと思うのですが、誰の作詞で、残りの歌詞は残っているのでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします!!
投稿: キクチヨウコ | 2018年3月18日 (日) 08時01分
春風駘馬様 kazu様貴重なご意見を有難うございました。感謝申し上げます。吾日に吾が身を三省す。ワールドカップ手に汗を握る戦いで強豪のドイツに逆転勝利を掴みました。最高のスタートを切りました。日本に縁起のいい主審だった様ですよ。まさに私同様乾杯のいい日となりました。
投稿: 細川 和代 | 2022年11月24日 (木) 09時29分
サムライブルー応援の日本代表が今日も2対1で決勝戦へ前進しました。早朝から嬉しい結果でした。スペインは実力有り過ぎ。前半は少し抑えられ気味でしたが後半は少し積極的になり熱が入る戦いになりました。2時から起きて未だか未だかと見ていました。いつも残りタイムはドキドキします。何事も自力では有りますが神様を信じる方が楽ですね。細胞が喜ぶ高揚する様な気持ちを持つ事が不老長寿の妙薬ですね。乾杯飲めない私の言葉では有りますが。
投稿: 細川 和代 | 2022年12月 2日 (金) 09時26分
(文中敬称略)
私も『乾杯の歌』といえば大晦日吉例『NHK紅白歌合戦』(ラジオ:1951.1~、地上波テレビ:1953.12~、アナログBS:1984~2010、BS4K:2018~22、BS8K:2023~)オープニングの出場歌手入場行進曲を思い出します。
それに合わせて鈴木文弥(1925~2013)や北出清五郎(1922~2003)、土門正夫(1930~2017)など当時のNHKの看板スポーツアナウンサーが実況してたことも忘れられません。
ただ、1988年の第39回(この回の実況は、同年のソウル五輪水泳男子100m背泳で鈴木大地(1967~)の金メダルを実況した島村俊治(1941~)でした)だけは裕仁昭和天皇(1901~1989、この一週間後に崩御)のご病状に鑑み、『乾杯の歌』の代わりに現在は甲子園大会のブラバン応援定番曲にもなっている『エル・クンバンチェロ』(作曲:ラファエル・エルナンデス(1892~1965))が使われました。
これもお祭りで乾杯の盃を交わす際の楽曲には変わりないのですが、『乾杯の歌』と違って短調だった(その分、ワクワク度が半減する)ことで使用したのでしょう。
思えばこの時期は『クイズダービー』(1976~92、TBS・CBCテレビ・毎日放送系)、『クイズ!!ひらめきパスワード』(1985~92、同/毎日放送制作著作)、『三枝の愛ラブ!爆笑クリニック』(1981~95、関西テレビ・東海テレビ・フジテレビ系)といったロート製薬提供番組でお馴染みの♪ロート、ロートロート♪(1962、作詞:ロート製薬宣伝部、作曲:津野陽二(?~))が、『森田一義(1945~)アワー・笑っていいとも!』(1982~2014、フジテレビ・東海テレビ・関西テレビ系)でオープニングテーマの『ウキウキWatching』(作詞:小泉長一郎(?~)、作曲:伊藤銀次(伊藤一利、1950~))が流れなかったり、『11PM』(1965~90、日本テレビ・よみうりテレビ・名古屋テレビ→中京テレビ系)のCM入り時のアイキャッチでカバーガール(当時は岡本夏生(金村幸子、1965~)や飯島直子(1968~)らが担当していました)がビキニでなく普通のOL風の衣装だったり、日産自動車「セフィーロ」のCMで井上陽水(1948~)の「皆さぁ~ん、お元気ですかぁ~」の声が消えたりと、ブラウン管からあらゆる違和感を感じ取ったことを記憶しています。
この1988年9月下旬から翌年1月半ばまでは第1次オイルショック(1973~74)、コロナ禍(2020~厳密には今も継続中か?)と並んでテレビ業界の異様な時期ご三家として後世に語り継がれることでしょう。
投稿: Black Swan | 2024年9月14日 (土) 21時47分