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2011年12月23日 (金)

ホワイト・クリスマス

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞・作曲:Irving Berlin、唄:Bing Crosby他

    White Christmas

I'm dreaming of a white Christmas
Just like the ones I used to know
Where the treetops glisten,
And children listen
To hear sleigh bells in the snow
I'm dreaming of a white Christmas
With every Christmas card I write
May your days be merry and bright
And may all your Christmases be white

I'm dreaming of a white Christmas
With every Christmas card I write
May your days be merry and bright
And may all your Christmases be white

 ホワイト・クリスマス(訳詞者不詳)

1 夢に見る ホワイト・クリスマス
  窓近く揺する梢 光
  ソリの鈴聴く 楽しき夢

2 夢に見る ホワイト・クリスマス
  過去の想い出は
  若き日の優しき
  清らかなクリスマスの夢
               (2番を繰り返す)

《蛇足》 1940年にニューヨークでシート・ミュージック(楽譜)として発売され、1942年にミュージカル映画『ホリディ・イン』(邦題『スイング・ホテル』)の中で、ビング・クロスビーとマジョリー・レイノルズがデュエットしたことをきっかけに大ヒットしました。

 レコード(CDを含む)としてはこれまでに5千数百万枚売れ、2007年版ギネス・ブックには全時代を通して最も売れたシングル盤として記録されています。また、フランク・シナトラほか、非常に多くの歌手がカバーしています。
 日本では1960年あたりまでクリスマスソングの定番の1つでしたが、近年はほとんど聴かれなくなり、寂しい感じがします。

 クロスビーにはこの歌のほかにも多くのヒット曲があり、シングル盤やアルバムを総計すると、北米だけで1億枚以上売れたといわれます。

 映画界にも進出し、最も観客動員力のある主演俳優としてハリウッドに君臨しました。『シンガポール珍道中』『アフリカ珍道中』などのコメディのほか、シリアスな作品にも主演し、『我が道を往く』ではアカデミー主演男優賞受賞、『喝采』では同賞にノミネートされています。

 上の日本語詞はフランス系カナダ人の歌手、ルネ・シマールが13歳のとき、1974年の東京音楽祭で歌ったものですが、作詞者が不明です。このほかに山下達郎による日本語詞があるようですが、見つかりませんでした。

(二木紘三)

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コメント

南国育ちの私は、子供のころ町にあふれるクロスビーの歌声に雪の景色を想像していました。いま私の住む山陰では今年も去年も、24~25日に雪が降り、まさに「ホワイト・クリスマス」になりましたが、現実は寒くて道が悪くて不便です。幸せな豊かな世界を夢見たころ・・・懐かしい曲です。

投稿: Bianca | 2011年12月27日 (火) 10時36分

1940年(私の生まれた年・・・)に作られたと初めて知り「Harlem Nocturne」と共に近親間が沸いてきました。あのソフトな声のパット・ブーンも英語の歌詞は同じで1番から歌っていますが、調べたらヴァースの部分があったようです。
1956年『ジャズアンドジャズ』(欧米楽譜出版社・100円)には、
  The sun is shining, the grass is green; the orange and palm trees sway. There`s never been such a day in Beverly Hills, L. A.
  But it`s December, the twenty fourth, and I am longing to be up North.
  野は緑輝きオレンジ実るわけじゃないけど ぼくは思うよ
  クリスマスになると 北の雪国を

  I`m dreaming of a White Cristmas ~
  夢に見るホワイトクリスマス 真っ白な野山を 音も高く鈴を鳴らしソリは走る 憧れのホワイトクリスマスカードにいつも書く        おめでとうメリークリスマス 降り積め白い雪(訳詞者不明)

そして日本クラウンのCD『楽しいクリスマスソング』では、
  夢見るよホワイトクリスマス あの日の輝きを 歌は流れソリはゆく 降る雪の中を
  とこしえのホワイトクリスマス 書き綴るクリスマスカード あなたの心に しあわせを運びましょう (訳詞:山下達郎)

日本を含め世界が混乱を極めた今年、《絆》との言葉を来年以降も持ち続けつつ辰年には別の混乱(?)<維新風>が格差の無い日本をと吹き荒れるのではと・・・。
二木先生!このプログの皆さん!《ゆいまーる》を心に、ありがとうございました。

  


投稿: 尾谷光紀 (大阪) | 2011年12月27日 (火) 10時47分

1957年ごろ、初めて自分の小遣いで買ったスコアがこの曲でした。作曲者が妻に著作権をプレゼントしたために著作権に難しい問題がある、といったようなことが書いてあったような・・。

私の買った楽譜の歌詞は次のようでした。(発行、訳詞者等一切不明)

夢に見る ホワイトクリスマス
清らな思い出
雪に輝く 木のこずえ
そりのベルよ

夢に見る ホワイトクリスマス
描くクリスマスカードは
君 幸(さち)あれと
祈る クリスマスよ

投稿: solong | 2012年7月23日 (月) 18時07分

この時期になると、必ず思い出す曲の一つですが、自分の記憶としては「夢に見る ホワイトクリスマス」という歌い出しでしたが、その後も全体として記憶にしっくり当てはまる歌詞に再会できないもどかしさを味わいつつ歳を重ねて参りました。

山下達郎氏の訳詞は、手持ちの本では「歌のミュージックランド ~楽しい歌とコーラス~」(教育芸術社)に収蔵されています。
尾谷光紀様がご紹介された歌詞の結びの部分「しあわせを運びましょう」の歌詞が「しあわせ運びましょう」となっている以外は全くご紹介の通りです。この本では譜割りは

and may all your
し  あ  わ せ

となっていて、all yourの部分は二分音符2つの原譜の通り歌えるように尊重されています。(どちらが山下達郎氏のオリジナルかは存じませんが。)

投稿: たしろ | 2012年11月 3日 (土) 09時41分

 お祝いいたします。それでも生きている証。      どうぞご自愛ください。お願いします。 

投稿: junko | 2017年12月23日 (土) 01時58分

明日は、私達の教会(神戸 コイノニヤ福音教会)のクリスマスセレブレーションで、芦屋市 ルナホールに700名のゲストを迎えてのビッグイベントです。
去年からは我々壮年部の大半は、クワイヤーから引退して若い人達に任せて、専ら裏方の奉仕に徹しています。
今年は、私はサンタの縫いぐるみを着て客席から、カチューシャやキラキラ棒や大きなバルーンのサービスをします。
多分 you tubeでupされると思いますので、また見て下さい。 今日は 今からリハーサルの為、教会にでかけます。

投稿: あこがれ | 2017年12月23日 (土) 09時17分

 「ホワイト・クリスマス」の訳詞について何人かの方が触れられており、おそらく、日本語歌詞については訳詞者不明といったケースが殆どではないかと推測いたします。

 ラジオで聞いたのではないかと思うのですが、たぶん往年のポピュラー音楽解説者の青木啓さんがおよそ次のようなことを言っていた記憶があります。「ホワイト・クリスマスは、作者のアービング・バーリンが世界中の誰もが歌えるように…と作ったもので、そのため『英語の原詩以外の歌詞では歌わない』という作者の強いメッセージが理解されているのです」

投稿: ジーン | 2018年4月 6日 (金) 17時09分

 今日はクリスマスですね。独身のころ、アンディ・ウィリアムズの歌うホワイトクリスマスをよく聴いていました。あのころのTVの画面にもアンディ・ウィリアムズがよく出ていたのも思い出します。『蛇足』にもありましたようにこの曲は聴かなくなりましたね。

それだけ日本のミュージシャンたちが素晴らしいクリスマスソングを創っているからなんでしょうね。

幼い時のクリスマスの大事な思い出がひとつだけあります。小学校に入学する前の昭和25年に豊島区に引っ越してきました。安普請の新築の家で、四畳半と六畳間の2部屋に玄関、廊下、台所の間取りです。6畳間に兄妹3人が枕を並べて寝ていました。

その年のクリスマスの朝、目が冷めると枕元にお菓子の詰まったサンタクロースの長靴があったのです。大きさは記憶にないのですが、すごく大きく感じました。きっと嬉しくて嬉しくて大きく見えたのかもしれません。

父は大酒飲みでお酒のことでいつも母とケンカをしていましたが、焼き芋をどっさり買って来たり、黒砂糖のかりんとうを一杯買って来たりしていました。私にとってそれはそんなに嬉しいものではなかったのですが、サンタクロースのあの赤い長靴は本当に驚きでした。、とても大事な思い出になっています。

投稿: konoha | 2018年12月25日 (火) 20時42分

 会社から早めに帰り、16時半過ぎ草笛の丘でギボウシの葉を使って「故郷の廃家」を吹いていました。
 50メートル位先から二人の子供が手を大きく振りながら私のほうに駆けてきました。二人の後ろには仔犬2匹を散歩させている母親らしい女性が見えました。

 小学1年のいおりちゃんと年中組のぼうだい君の姉弟だとわかったので演奏曲を「あわてんぼうのサンタクロース」に切り替えました。二人の姉弟とおともだちになって、早や一年、草笛の音色が聞こえたら必ず私のところに来てくれます。
 
どちらもお母さん似で美形の顔立ち、明るく、元気一杯です。お利口にしていたので サンタクロースから素晴らしいプレゼントをもらったと話してくれました。ぼうだい君のプレゼントは任天堂の高価なオモチャだったそうです。

 私の孫は サンタクロースの正体が分かる年代になっています。サンタの話はできなくなりました。
 草笛を吹いていると このような純真なこどもとおともだちになれるチャンスがあり楽しみが増えます。来年は 2歳になるあゆみちゃんから サンタクロースのお話をきけるかも?と楽しみにしています。
 

投稿: けん | 2018年12月25日 (火) 22時44分

Konoha様
ご無沙汰いたしております。お元気ですか。
ほのぼのとした子供さんの頃の想い出ばなしに誘われて、私も何か幼いときのクリスマスの想い出がないだろうかと探してみました。農家で貧しかったのであまり出て来ませんが、ハッキリ覚えていることがたった一つありました。小学3年生のとき、親から《トムソーヤの冒険》という本をプレゼントしてもらってとても嬉しかったですね。あの頃は二つ違いの兄のお下がりばかりでしたから、真新しい本にありつけてきっと感激したのだろうと思います。
 何もかも足らなかったあの頃を思うと・・幾らゲットしても満足できないあの人が逆に気の毒で川柳にしてみました。
     足るを知れと 除夜の鐘が ゴーンと鳴る

投稿: 迷える古羊 | 2018年12月26日 (水) 00時49分

迷える古羊さま
 交流掲示板[709]に返信いたしました。

投稿: konoha | 2018年12月26日 (水) 10時29分

十日前の21日にソーシャルダンス仲間 十人ほどでの忘年会があり、私はこの ホワイトクリスマス を歌いました。
    私はクリスチャンではありません。
 幼少時にはクリスマスと言う日は、
   靴下にプレゼントを貰える日、
      丸いクリスマスケーキが食べられる日、
  大人になってからはクラブでお酒を飲む日、
          と言った程度の凡人です。
でも、この ホワイトクリスマスは好きな曲の一つなので、 クリスマスや年末でなくても、カラオケなどで 『 季節外れですが・・・』と断って、春でも秋でもそして暑い夏でも歌います。

その21日の当日私が唄った曲目は、次のとおりでした。

1.テネシーワルツ (パティ・ペイジ)これは私のカラオケでの歌い始めの曲。
 2.大阪しぐれ  これは並み居る歌謡曲好きのギャラリーへのサービス。
  3.カイマナヒラ(ハワイ語) フラダンス愛好者へのサービス。
   4.真珠貝の歌 (英語)      〃       〃
    5.そして ホワイトクリスマス。
6.ケ・セラ・セラ (昔の乙女とデュエット)。
  7.ジャニー・ギター  上と同じ。
    8.港町ブルース  これもギャラリーサービス。
      9.ムーン リバー  ??? 下記をご参照ください。
10.ユー・アー・マイ・サンシャイン。
  11.想い出のサン・フランシスコ。
    12.サンタ・ルチア。 (イタリア語)

と、こんなところでした が、9.の時に
  「次はワルツを踊って下さい。」と前置きして歌い出したら、ワルツのつもりがどういう訳か 4/4のムーンリバーが出て来て 「ワルツ」 と言った手前 出端を挫かれた感じでした。
  ダンス向けのCDではリズムを変えて、4/4をワルツにしたり、ルンバをタンゴにするなど、適当に編曲することは多々あるものの、カラオケ曲でそんなことが有るんですね。
器械はDAMと思いますが、次にその店に行ったら詳細を探究してみましょうか。

皆さん!!
       来年はもっともっと良い年になりますように!!!

投稿: けい。 | 2019年12月31日 (火) 22時56分

紅葉の時期もおしつまり、もう1カ月もすれば、世の中は、クリスマス、お正月と、冬の行事に向けて、盛り上がることでしょう。

さて、昭和30年代の初め、私は大学受験に向けて、晩秋の一時、上京して下宿し、お茶の水にある予備校に通っていました。
そこで、ある予備校生と知り合いになりました。歌の好きな彼は、休憩時間に、『ホワイト・クリスマス』や『谷間のともしび』を、よく原語(英語)で口遊んでいました。彼に感化され、私も、これらの歌を原語で歌えるよう、憶えました。
予備校修了とともに、彼との付き合いは途絶えましたが、『ホワイト・クリスマス』の歌詞(英語)は、しっかり脳裏に刻まれていて、今も諳んじて歌えます。

地球温暖化のせいもありましょうか、今では、日本の多くの街では、雪のあるクリスマスを迎えることはまれであろうと想像します。
この歌も、目の前にある、雪のあるクリスマスの情景を謳ったものではなく、”昔何度も体験した、雪景色の中のクリスマス(I'm dreaming of a white Christmas Just like the ones I used to know…)”を思い出し、懐かしむ心のうちを謳ったもので、まさに、”歌の世界”そのものと言えましょう。
歌の世界では、いつでも ”ホワイト・クリスマス”を体験でき、嬉しいことです。

投稿: yasushi | 2022年11月21日 (月) 16時44分

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