無情の夢(戦後版)
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作詞:佐伯孝夫、作曲:佐々木俊一、唄:佐川満男
1 あきらめましょうと 別れてみたが |
《蛇足》 昭和10年(1935)に児玉好雄が歌ったものを、昭和36年(1961)に佐川満男がカバーしました。
この前年に関種子の『雨に咲く花』を井上ひろしが、翌36年に二村定一(ふたむら・ていいち)の『君恋し』をフランク永井が歌って大ヒットするなど、戦前の歌謡曲を復活させる"リバイバル・ブーム"が起こっていました。
佐川満男は昭和35年(1960)に佐川ミツオの芸名でレコードデビューしたばかりでしたが、元歌のよさとこうしたブームとが相まって大ヒットとなりました。
戦前版に比べると、スイングする感じが強まっているのが特徴です。
(二木紘三)
コメント
佐川満男も今では良い爺ちゃんですが、「今は幸せかい」も味があっていいですね。優しさとダンディーさを合わせ持った爺さんも、そう多くはいない。
投稿: 海道 | 2012年10月21日 (日) 13時38分