« あこがれの郵便馬車 | トップページ | 古いオルガン »

2019年12月22日 (日)

赤鼻のトナカイ

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞・作曲:ジョニー・マークス、日本語詞:新田宣夫

真っ赤なお鼻の トナカイさんは
いつもみんなの わらいもの
でもその年の クリスマスの日
サンタのおじさんは いいました

暗い夜道は ぴかぴかの
おまえの鼻が 役に立つのさ
いつも泣いてた トナカイさんは
今宵こそはと よろこびました
 (繰り返す)

  Rudolph the Red-Nosed Reindeer

You know Dasher and Dancer
And Prancer and Vixen
Comet and Cupid and Donner and Blitzen
But do you recall
The most famous reindeer of all

Rudolph the Red-Nosed Reindeer
Had a very shiny nose
And if you ever saw it
You would even say it glows
All of the other reindeer
Used to laugh and call him names
They never let poor Rudolph
Join in any reindeer games

Then one foggy Christmas Eve
Santa came to say
Rudolph with your nose so bright
Won’t you guide my sleigh tonight

Then all the reindeer loved him
As they shouted out with glee
Rudolph the Red-Nose Reindeer
You’ll go down in history

Rudolph the Red-Nosed Reindeer (reindeer)
Had a very shiny nose (like a lightbulb)
And if you ever saw it (saw it)
You would even say it glows (like a lightbulb)
All of the other reindeer (reindeer)
Used to laugh and call him names (ha ha ha)
They never let poor Rudolph (Rudolph)
Join in any reindeer games (like hopscotch)

Then one foggy Christmas Eve
Santa came to say (ho ho ho)
Rudolph with your nose so bright
Won’t you guide my sleigh tonight

Then all the reindeer loved him (loved him)
As they shouted out with glee (yippee)
Rudolph the Red-Nose Reindeer (reindeer)
You’ll go down in history (woohoo)
You’ll go down in history

《蛇足》 クリスマスソングはいろいろありますが、おおむね次の2つに分類できると思います。

(1)キリストの生誕を敬虔に歌うクリスマスキャロル……『牧人ひつじを』『もろびとこぞりて』『もみの木』『聖しこの夜』『荒野(あらの)の果てに』など。
(2)祝祭としてのクリスマスの楽しさをテーマとする歌で、童謡として歌われるものが多い……『ジングルベル』『赤鼻のトナカイ』『サンタが街にやってくる』『ママがサンタにキッスした』『あわてんぼうのサンタクロース』『ホワイト・クリスマス』など。

 おもしろいことに、(1)は多くがヨーロッパ産、(2)はアメリカで生まれたものがほとんどです。ただし、『あわてんぼうのサンタクロース』 は日本産の童謡。
 (2)では、ポピュラーソングとして作られた『ホワイト・クリスマス』以外は、ハイテンポで陽気なのが特徴です。

 さて、『赤鼻のトナカイ』ですが、これは、シカゴに本拠を置くモンゴメリーウォード・デパートのコピーライター、ロバート・L・メイが書いた物語詩『赤鼻のトナカイ、ルドルフRudolph, the Red-Nosed Reindeer』が基になっています。
 この物語詩は、クリスマス期間中の販促手段として書かれ、小冊子にまとめられました。1939年、小冊子は同デパートを訪れた買い物客に無料で配布され、その数は240万部に及んだといいます。
 1947年、ルドルフの物語はニューヨークの小出版社から出版され、たちまち数百万部のベストセラーになりました。

 1948年、メイの義弟、ジョニー・マークスは、このお話をもとにして詞を書き、曲をつけました。
 翌年、ジーン・オートリーの歌でレコードが発売されると、すぐに200万枚のミリオンセラーとなり、ビルボードチャートで1位を記録しました。マークスが亡くなった1985年までに、総売上は1億5000万枚を超えたそうです。

 日本語詞を書いた新田宣夫は、新興音楽出版社(現:シンコーミュージック・エンタテイメント)の元社長で訳詞家だった
草野昌一のペンネーム。1960年からは、漣健児をペンネームとして使うようになりました。
 漣健児は、『悲しき天使』『ワシントン広場の夜はふけて』などの”超訳”で知られましたが、この曲は、比較的原詞に添った日本語詞になっています。

 私の最初のクリスマスプレゼントは、小学校入学の前年にもらったリンカーンの伝記絵本でした。枕元に置いてありました。

(二木紘三)

« あこがれの郵便馬車 | トップページ | 古いオルガン »

コメント

 「赤鼻のトナカイ」の曲、明るく陽気ですね。アップしていただき有難うございます。
 私のボランティア演奏している老人ホームでリクエストが多かった曲です。
 
 他のリクエストは「あわてんぼうのサンタクロース、きよしこの夜、ジングルベル」でした。昨日のクリスマス会の入居者の家族のリクエストは「パプリカ」、「たき火、雪、冬の夜、星の界」でした。日頃から音楽療法を取り入れている老人ホームで、数か月前にボランティア要請の打診がありました。
 
 私の持ち時間が終わる頃「窓の外にトナカイさんらしいのが見えてきました・・」と挨拶。
 「ハーイ、サンタクロースです」と赤白のサンタさんの服を着て大きな袋をかついだ施設長が満面の笑みで入場してきました。

投稿: けん | 2019年12月22日 (日) 16時03分

ずっと気づかず歌っていたのですが原詩の通り

クリスマスの日→クリスマスイブ
暗い→霧の
の方がいいように思います。

投稿: hurry | 2019年12月22日 (日) 22時17分

私には一歳年下の弟がいて、クリスマスプレゼントは二人とも同じでした。おかしいなぁ、僕のほうがお兄ちゃんなのに・・・と思いました。セルロイドのサンタさんのお面にたくさんのお菓子類が載せてあってそれを透明のビニール袋で包んであったものでした。

12月には雪が降りません。困ったなぁ、これじゃトナカイもサンタさんのそりも走れないぞ、と心配しました。サンタさんのお面にお菓子が乗せられたプレゼントは3年続きましたが其のころになるともうサンタさんからの贈り物ではないと気付き、枕もとのそのプレゼントも無くなりました。お母さん、サンタさんの夢をありがとう。

投稿: yoko | 2019年12月24日 (火) 22時21分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« あこがれの郵便馬車 | トップページ | 古いオルガン »