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2020年12月31日 (木)

花~すべての人の心に花を

(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞・作曲・唄:喜納昌吉

1 川は流れて どこどこ行くの
  人も流れて どこどこ行くの
  そんな流れが 着くころには
  花として花として 咲かせてあげたい
   ※泣きなさい 笑いなさい
     いつの日か いつの日か
     花を咲かそうよ
     泣きなさい 笑いなさい
     いつの日か いつの日か
     花を咲かそうよ

2 涙流れて どこどこ行くの
  愛も流れて どこどこ行くの
  そんな流れを この胸に
  花として花として 迎えてあげたい
   ※(繰り返す)

3 花は花として 笑いもできる
  人は人として 涙も流す
  それが自然の 歌なのさ
  心の中に心の中に 花を咲かそうよ
   ※(繰り返す)

  泣きなさい 笑いなさい
  いつの日か いつの日か
  花を咲かそうよ

《蛇足》 昭和55年(1980)に発表。
 沖縄出身のシンガー・ソングライター、喜納昌吉(きな・しょうきち)の代表曲で、喜納昌吉&チャンプルーズのアルバム『BLOOD LINE』に収録されたもの。その後、シングルでも発売されました。

 喜納昌吉は、沖縄民謡の特徴を取り入れたフォークやロックで、当時の大衆音楽界に衝撃を与えました。沖縄民謡独特の伸びやかでゆったりしたメロディが、人生肯定的な歌詞によくマッチしています。
 行く先もわからず流れ流れていっても(生きていっても)、いつか花を咲かせる日が来るよ、といった趣旨。「泣きなさい、笑いなさい」というフレーズで記憶している人も多いと思います。

 国内だけではなく、台湾、タイ、ベトナム、アルゼンチンなど世界60か国で、スター歌手が自国語でカヴァーしています。とりわけ、タイのマリ・バンドによる1987年のカヴァーや、同じくダヌポン・ケオカンによる1991年のカヴァーは、大ヒットとなりました。
 また、台湾の周華健(エミール・チョウ)が1993年にカヴァーした『花心』は、世界各地の中華圏を席巻するメガヒットとなりました。

 国内では、コマーシャル・ソングとしておおたか静流(しずる)が歌ったヴァージョン、石嶺聡子によるテレビのワイドショーのエンディングテーマが評判になりました。今後も、いろいろなメディアで使われそうです。

 なお、喜納昌吉は、平和運動家、政治家としても活動しており、参議院議員を務めたこともあります。

(二木紘三)

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コメント

 二木先生 素敵な歌のアップ有難うございます。
 コロナや自然災害(豪雪、豪雨)などで痛めつけられながらも「なんとかしょう。頑張っていればなんとかなるだろう」と歯を食いしばる日が多い令和2年でした。

 >人生肯定的な歌詞によくマッチしています。

 来年も どちらにどのように流されて行くかわかりません。汗や涙を流しながら、自分や大切な人の花を咲かせられるように肯定的に生きたいなと思っています。

投稿: けん | 2020年12月31日 (木) 20時53分

「花~すべてのひとの心に花を」1995年に公開された東宝映画沢口靖子主演「ひめゆりの塔」のエンディングで流れてきた石嶺聡子の歌で私はこの曲を初めて知りました!

その映画を観ながら感動で感極まっていた私は、この唄を聴きながら思わず目頭を熱くした時のことを憶えています。

時代とは言え、使命感とは言え、沖縄戦で負傷した軍人さんたちの看病に懸命に命をかけて奉仕活動に尽力された、まだうら若き女学生の方たち、そのひめゆり部隊の方たちが背負わされた、あの想像を絶する惨状を思うと、私は今でも手を合わせたくなります。

泣きなさい 笑いなさい

いつの日か いつの日か 
 
花を咲かそうよ ♪ ♪ ♪

上記の詩はこれからも変わることなく自然体で生き抜いて行こうと思っている 今も私の人生の教訓になっています。

投稿: 芳勝 | 2021年1月 1日 (金) 12時43分

こちらのサイトは折に触れて拝見させていただいています。この曲を収録してくださり感謝いたします。
この曲はすでに10年以上前に、東京レディース・シンガーズのCDに収録されているのを聞いて知りました。そのときは優しさと情感にあふれた美しい曲だと思いつつ、特に誰の曲?という関心も持たずに聞き流していました。(-_-;
まあ、そのCDの他の収録曲が「千の風になって」「涙そうそう」とか「大きな古時計」とか、当座のスタンダード曲が多かったせいもありますが。
それが最近になって、童謡歌手(と決めつけるのは失礼かもしれませんが)のはいだしょうこさんのCD「しょうこのMy Favorete Songs」で改めて出会い、折からのコロナ禍での精神的苦難のの中で、改めてこの曲・この歌詞の優しさと癒し、勇気のようなものを与えられて。深く清い涙の溢れる想いを味わいました。
遅ればせながら、改めて喜納昌吉氏の作品であることを知り、深く感謝する次第です。

投稿: NEO | 2021年1月24日 (日) 02時07分

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